東日本大震災の記憶をビジュアル化しているサイト3つ

松岡ゆずる
LEFT HAND RULE
Published in
3 min readMar 15, 2016

課題は山積しているが、震災から5年が経過した。人は努力をしなくても記憶を薄れさせることができる。しかし、努力をすれば記憶を固定化することができる。日本という土地で暮らすには、その努力を絶やしてしまうと、自分の命をあっさりと危機に晒すことになる。僕はそれを学んだ。今回は、皆さんにも記憶の固定化によって、次の危機で自分の命を守れる人であって欲しいと思い、当時の記憶をビジュアル化しているサイト3つ紹介します。5年で薄れてしまうようなことが、5年前に起きたのではないのです。

① 連続航空写真による被災地の現在〜復興までを時系列で確認/読売新聞
荒涼とした風景ばかりを流す報道に反して、現地の土地は確実に立ち直ろうとしている。しかし、そこに人が戻るにはさらに多くの時間を要するだろう。

② 地震直後72時間の報道映像がアーカイブ化/NHK
地震で揺れるスタジオから地震発生を伝えるアナウンサー。押し寄せる津波。帰宅の道を断たれた都内の通勤客。計画停電で暗闇に包まれる首都圏。

③ 検索ワードから見る地震直後の状況/朝日新聞
インフラ・生活・地名などに絞って当時の検索ワード数をグラフで視覚化。特定の検索ワードがピークを迎える時、人々はその問題に直面していることがわかる。

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松岡ゆずる
LEFT HAND RULE

流浪のグラフィックデザイナー/インフォグラフィックエディター。資料作成クラウドサービスSKETのディレクター兼デザイナー。あらゆる情報の流れをよくすることで”It’s a Small World”を実現することが目的。左利きAB型ひとりっ子です。【お仕事のご依頼】Twitter、Facebookよりどうぞ