ドイツの家庭料理を支える技術
海外に長期滞在するとなったときに問題こと、といえば「毎日の食事をどうするか?」ではないでしょうか。レストランなどの外食は価格もそれなりにしますので、必然的に自炊をするという選択肢が出てくるでしょう。
しかしながら、海外で自炊は苦労するものです。
その苦労話の一つとして、よく知られ語られているのが、
「海外では ◯◯の素(もと)が売ってない」
という問題。
私たちは、シチューやカレー、チャーハンから親子丼まで、さまざまな “素(粉やルー)” に日々お世話になっていますよね。サンキュー! ハウス食品、エスビー食品、ほか諸々。
実際、海外では日本でよく売られている “◯◯の素” は売っていないわけです(あったとしてもメッチャ高い)。
しかし、ドイツは事情が違うようです。
ドイツは「◯◯の素」大国だった!?
まずは、次の写真をご覧ください。
これ、なんと全部 “◯◯の素” です。
左端から右端まで、一面に “素” がズラーーーーーーっと並んでおります。
その半面を占めるのが、日本ではカップスープなどで広く知られている、「クノール(Knorr)」が販売する “素” です。
調べるまで知らなかったのですが、クノールはドイツ発の食品メーカー!
この光景は、クノールのお膝元ドイツならではなのかもしれませんね。
ドイツのあらゆる料理を再現可能!?
驚異的なのは、これら “素” の幅広さです。
日本でもメジャーなスープの素はもちろん、様々なパスタの素、肉や魚などあらゆるものに掛けるソースの素や、サラダなどに掛けるのドレッシングの素あります。当然、グラタンの素、シチューの素、リゾットの素もありますし、さらにはシュニッツェル(ドイツ版とんかつ)、ブラーテン(肉の煮込み)のような名物料理の素まで。。。
とまあ、上げだすとキリがないほどに多様です。
クノールの “素” だけでコース料理作れるんちゃうかな…
(流石にデザートの素はないですが。)
これら、クノールの “素” はメッチャ安いのもありがたい点です!
セールのときだと、どの素もだいたい 0.5 ~ 0.8 EUR(70 ~ 100 円)で購入することが出来ます。(通常価格でも 90 ~ 150 円くらい)
我が家でも、セールがある度にメッチャ買いだめてます。
スープ・ソース系は水をいれるだけという簡単仕様なのも素晴らしい。
他の料理も、肉・野菜をいれて煮込むだけ、ってのが多い。かんたん。
もう半面の “素” は?
半面がクノールで埋め尽くされていることはわかった。
じゃあもう半面はというと、こちらも日本でもお目にかかることができる「マギー(Maggi)」の販売する “素” になっています。
マギー はスイス発の食品メーカーの模様。
ちなみに、値段はクノールより少しお安く手に入ります。
(同じ料理の素だと、0.8 倍ぐらいで購入できる)
お味はというと、美味しくないです。粉っぽい。
クノールのほうが圧倒的に美味しいと思います。
まとめ
ドイツの家庭料理は無数の “◯◯の素” の技術によって支えられていることがわかりました。
メーカーとしては、クノール(Knorr) vs マギー(Maggi)の構図。
売り場面積は半々。
価格は若干マギーが安い(セールで逆転することもある)
味は、クノールの圧勝です。
“素” コーナー全面、クノールの “素” にしてほしい。
価格に騙されてはいけませんよ。
クノールを買うのです。