シリコンバレー流デザイン思考で、月収ゼロから8ヶ月で月収150万円になれた30の理由
ノウハウとやった事リスト公開します
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先日伊藤忠の同期Tと酒を飲んだ時、
“お前、やるじゃん!なかなか凄いな!”と言われたので、
もしかしたら人様の役に立つかもと思い、
ノウハウとやった事リストを公開します。
情報商材っぽいタイトルで恐縮なのですが、、
月収150万円は分かりやすい数字かと思い、あえてそうしました。
お許しください。
あと、世の中の成功者から見たら月収150万円は全く大した事ないのはよくわかっております。
ポイントは、
全く何もない状態から自営業で月収150万円作るのは結構難しい事と、
私の手法を使うと、
多くの方が同じくらいは稼げる点です。
なので、生生しいストーリーとして公開する意味はあるかと思いました。
この話は、昨年好評いただき、6000訪問者を記録した私のブログ、
“ プログラミングど素人から6ヶ月でクラウドワークス11位になれた40の理由“の続編です。
文中の努力や行動力を褒めてくれた沢山の方々から、
会いたい!と言われて、
ノウハウを公開するのは世の中のためになるな、と実感しました。
1.前回のあらすじー2015年のまとめ
長期海外出張を通じてシリコンバレーで成功したい!と強く思い立ち、
東京の家を引き払いサンフランシスコに乗り込みました。
幸運な事にすぐにシリコンバレーのアクセレレーターに合格。
現地式のビジネスを叩き込まれたと同時に、
ビジネスプランコンテストへの参加などを通じ、
世界一レベルの起業家と自分の力の差を実感。
自社をテック系に振り切るため、
ビザが切れて帰国後、岡山県の実家にこもりプログラミングを勉強する。
試行錯誤を繰り返し、なんとかクラウドワークスで週間受注ランキング11位を取るまでになる。
2.月収125万円を実現できたポイント
*試作品を作る=>世に出す=>顧客の意見を聞く=>反応よければ継続、悪ければ改良したり、さっさと諦めて次のアイデアへ、を繰り返す。(デザイン思考)
後述するシリコンバレーで学んだデザイン思考を、製品開発、サービス開発、営業手法改善などあらゆる行動に適用しました。
*売って、売って、売りまくる
自営業の基本中の基本。
必ずしもハイテンションに売らなくてもいいです。
新規商談数を目標数値管理し、
イチローの様に淡々とバッターボックスに立ち続けると、
自然と結果が出ます。
ブログ:BCG戦略営業=>売上の数値目標ではなく行動の数値目標を持とう
*行動して、行動して、行動しまくる
英語でKeep Momentum=運動量を維持しろ!といいます。
たとえ上手くいかない日が続いたとしても、
くよくよ悩んでも何も変わりません。
状況が悪い時は、打開策を考え、
自分にアイデアなかったら友人に相談し、
良いアイデアが出たらとにかく何でも小さく試す。
結果が出る出ないは顧客が決める事。
アクションを起こしていない日が続いていたら、
やばいと思いましょう。
行動した分空振りも多くなりますが、
バットのスイングは練習した分上手くなりますので、
打率は上がっていきます。
バットを振らずに悩むだけで結果を出すのは無理、
という教えが”運動量を維持しろ!”という言葉に表れています。
*単発型の仕事(フロー収入)と月額定額の仕事(ストック収入)を上手にミックスし収入を安定的に最大化させる。
まず法人向けと個人向けに分けると、
一般的に法人向けの方が大きな収益になりやすいです。
なので、売上ゼロの状況では、
企業向けに自分のキャパを売ると”そこそこ”のお金になります。
業務委託のパートタイムのような感じですね。
月額定額の仕事です。
結構ここまでで終わっている人が多いのですが、
これだと自分の収入に上限が発生し、
キャパが一杯になったらそれ以上収入が増えません。
私はここで工夫し、
営業の業務委託案件を取るとき、
少なめの定額収入(ストック収入)で生活費をカバーし、
多めの成功報酬(フロー収入)をもらう事で一気に収入を増やしました。
皆さんも業務委託先とこのような交渉をされると要求が通りやすいと思います。
生活は定額収入で最低限保証されているので、
あとは成功報酬が最大化する様ガンガン攻めれば、
収入はどんどん増えます。
完全成果報酬だと全然儲からないリスクがありますが、
定額収入があれば安心して営業にあたれます。
ブログ:戦略がすべて=>ハリウッドの俳優は上手にリスクを取って莫大に儲ける
*自分の得意分野(=私の場合は営業力)の見極めと集中。
それ以外は得意な人に手伝ってもらってカバー。
得意なスキルを自分と真逆なタイプの人と組んでビジネスにする。
私の場合は、私の肉食系営業スキルを、
草食系エンジニアと組んでビジネスにしたら成功しました。
*他社のプロジェクト(受託)から自社のプロジェクト(マイビジネス)への移行
やる気の問題ももちろんありますが、
ビジネスの長期的な安定性という意味でも、
自社の看板で行うビジネスが複数あった方が望ましいです。
かといって、
自社ビジネスは先行投資型になる事が多いので、
やはり最初は他社のビジネスを受託で手伝いながら、
タイミングを見て並行して立ち上げる事になると思います。
*売上が立ってきたら早めにチームを組む。
事務担当の在宅主婦などは月数万円から手伝ってくれます。
ひとりでできる事は限界がすぐ来るので。
労働集約的な仕事の場合、
自分のキャパが一杯になったらそれ以上売上は伸びません。
ゆるい関係性でも仲間を増やす事で可能性は何倍にも何十倍にもなります。
あと、優秀な学生インターンや社会人ボランティアを活用するのも良いです。
特に大企業にお勤めの方は、
”スタートアップに興味があるけど家庭の事情で転職できない”ので、
お金を取らないボランティアという形であれば会社にも問題なく手伝ってもらえます。
3.鍵となったデザイン思考とは?
サンフランシスコの、
イノベーションコンサルティング会社IDEOの創業者が中心になって作ったコンセプトです。
難解なものも多いです。
私の理解するデザイン思考は:
*自分の気持ちではなく、顧客の抱えている問題解決にフォーカスする事
*とにかく沢山のアイデアを出す事(独自のブレインストーミング手法)
*速い時は30分で製品のプロトタイプを作り、即顧客に見せる事(思いついたらすぐ形にする+高速のPDCA回転)
*顧客の反応が悪ければ、即作り変えて新しいバージョンを顧客に見せる。これを繰り返す。
*アイデアが悪かった場合は、過去に固執せずさっさと次のアイデアを試す。つまり、良いか悪いかは自分で判断するのではなく、顧客に判断してもらう。顧客はいつも正しい。
*失敗を沢山しないと成功しない。これは一定の確率(運)でしょうがないので、失敗はするが大損はしない方法を取るべき
みたいな感じです。
私は今回これらを愚直に繰り返しました。
私がサンフランシスコでデザイン思考を学ぶためにやった事は;
*デザイン思考を発明したIDEOのワークショップに参加
*オンライン大学IDEO Uを修了
*IDEO主導で創設されたスタンフォード大学デザインスクールのワークショップ参加
*IDEOに関する書籍とネットの情報を全て読む
などです。
デザイン思考はハードウエアの開発の事例が多いのですが、
私が実経験を通じて発見したのは、
*デザイン思考は、インターネットサービス開発にとても役に立つ
*デザイン思考は、営業手法の改善にもとても役に立つ
*デザイン思考は、自分の勉強法改善にも役に立つ
*デザイン思考は、家族との関係改善にも役に立つ
*という事は、デザイン思考は何にでも役に立つと思う
という事です。
自分の勉強法であれば、
勉強法を100個リサーチする=>できそうな順番に即試していく=>
フィットしなかったら改善したり、他の方法を試す。
などの方法で、勉強法のクオリティはどんどん良くなります。
参考資料URL:
4.やった事リスト
実際に、タイムライン順に説明します;
2016年1–2月
前述の通り岡山県にいたので売上はほぼゼロの状態。
ただシリコンバレーへの挑戦とプログラミングの勉強は正しい投資だった。
とはいえ、そろそろお金を稼ごう!という事で東京へ拠点を移す。
節約のために妻の実家にお世話になる事に。
妻とは不妊治療を続けており、
自分の生活費(月40万円)、
妻の生活費(月20万円)と医療費(月30万円)は自動的に出費となるので、
全力で黒字化目指す。
つまり月90万円以上稼がないと手元のキャッシュが減る厳しい状況。
取り急ぎ、
Wantedly経由で営業をかけたソフトウエア会社さんから業務委託の仕事を頂き、
週2回の勤務で収入の最低ラインを確保。
あとは単発の仕事となるフロントエンドのWeb開発を足し合わせた収入。
成功しなかったプロジェクト=>
自社のFashionTechサービスBrandHuntの売り込み
自社のFashionTechサービスTASCAの売り込み
動画配信サイトへの売り込み
人材紹介会社への売り込み
結婚相談所のWeb開発
福岡のWeb開発会社への弟子入り(プログラミングスキル向上のため)
フロントエンド開発会社への売り込み20社
バックエンド開発会社への売り込み20社
人材紹介会社経由で自分を顧問として売り込む
FashionTech企業への売り込み
教育会社への売り込み
エンジニア派遣会社への売り込み
アパレル企業への売り込み
投資会社への売り込み
2016年3–4月
他社の手伝いをしながら新規営業と自社サービスの営業を続ける。
他方で、
どうしてもエンジニアとして生計を立てたいという思いがあったので、
受託開発のチームにジョインさせてもらい、
Ruby on RailsのViewを作るという基本的な作業であったが、
環境構築でつまづくなど苦しむ。
土日と平日夜のほとんどの時間をプログラミングに費やす。
しかし、1ヶ月トライ後、
片手間に1年頑張っても1人前のエンジニアレベルにはなれないと、
先輩に言われ諦める。
方向転換し、プログラミングスキルを営業に生かす事に。
直後、システム会社の社長と意気投合。
固定報酬+定額報酬で営業支援をする事に。
トライアルで回したところ、
2週間で2件契約が取れ、手応えを感じる。
同じころ、イベントで、
ど根性営業スタイルに感化される。
数ヶ月IT営業に頑張る事にする。
成功しなかったプロジェクト=>
人材紹介会社経由で自分を顧問として売り込む
人材紹介会社への売り込み
スポーツ関連のシステム開発売り込み
投資会社への売り込み
フロントエンド開発会社への売り込み
アパレル企業への売り込み
プログラミングスクールへの売り込み
人材紹介会社へのシステムの売り込み
フロントエンド開発案件
E-Commerce開発案件
2016年5–6月
営業コンサルタントや、
マーケティングコンサルタントの新規案件が決まる。
システム開発会社の営業支援で、
手法を試行錯誤しながら頑張り続ける。
ソフトウエア販売会社の支援も、
固定報酬+成果報酬に切り替えてもらう。
成功しなかったプロジェクト=>
収入が安定的になって来たので、失敗案件がほぼ無くなる。
2016年7–8月
人工知能のクライアントと開発者のマッチングサービス、
Team AIを立ち上げる。
少しだけ広告を打ったら、
お客様から問い合わせが入り始めたので、需要の手応えを感じる。
人工知能領域で自社サービスを立ち上げたいと、
資金調達等を計画する。
同時に、営業支援案件では、
経験と勝ちパターンのノウハウが貯まってきた為、
他社にも販売開始する。
プログラミングスクールと、来店促進ツールの会社、人材紹介会社と新規契約できた。
固定報酬+成功報酬だと売り込みやすい。
社長に会い続けると仕事が自然に増える事が分かったので、
社長飲み会・社長相談会・社長向けセミナー・社長ランチ会などを開催し、
“会う社長の数”を目標数値として管理する事にする。
yenta、サンカク、Wantedlyなども活用し人脈を増やす。
成功しなかったプロジェクト=>
営業支援案件や人工知能案件がまだ種まきの部分があり、
成功しない事があるが、学びは必ずあるので徒労に終わることはない。
5.まとめ
どうでしたでしょうか?
タイムラインを見ていただくとわかると思うのですが、
道のりは決して平坦ではなく、
試行錯誤を繰り返して、
ジグザグに進んできた事がわかると思います。
その中で愚直に繰り返したのが、
冒頭にお伝えしたシリコンバレーのデザイン思考でした。
顧客視点でアイデア発想=>即形にし、世に出し、顧客にプレゼンする=>顧客に受けたら拡大・受けなかったら撤退
これだけです。
何とか短期間で形にできたのはデザイン思考を高速回転させたからだと思います。
シリコンバレーがイノベーションに強いのは多産多死だからで、
実験をいっぱいしているから極端に大きな成功例が生まれるのですが、
デザイン思考はそれをシステム化し、
リスク少なく楽にイノベーションが起こせる様に組み立てられたフレームワークです。
前述した様に、デザイン思考は仕事だけでなく、
自己のスキルアップや、家族との関係改善にも使えます。
例えば妻や彼女の喜ぶイベントを30個企画して、
お金のかからない順番に小さく試して、
効果を見て改善していく、などもデザイン思考です。
ぜひみなさんの生活に役立てて頂きたいと思います。
私は日々こちらのfacebookでデザイン思考を実践していますので、
よかったらフォローor友達申請してください。
事例や新しい試みが見れると思います。
それでは!
追伸:
このブログで触れた、私がシリコンバレーで学んできたデザイン思考を応用した、
ビジネスコンサルティングサービスを始めました。
業務改善や新規事業立ち上げでお悩みの方、ぜひ dai@jenio.coまでご連絡ください。
お悩みにお答えします。
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