PRESS株式会社の目的、加害者であることの自覚

溝口 匠 / Mizoguchi Takumi
PRESS inc.
Published in
6 min readJun 30, 2020
Source:https://press.inc/

PRESS株式会社とは?

Mission

Creating a Market
from Media, Culture and Products.

まだ言語化されていない「文化」を束ねて、「メディア」を創り出し、「メディア」と「文化」を象徴する「プロダクト」を開発し、PRESS が「市場」を創り出すことを目的としています。

端的に言うと「新しい文化から市場を創り出す」ことが PRESS の目標です。

Media, Culture

PRESS は女性向けのサービス、メディアだと思われることが多いのですが、特にこだわりはありません。
その時に「時代を象徴する存在」だと感じた人たちと仕事をしているだけです。

「時代を象徴する存在」は、「過去の常識を批判・否定し、新時代の常識を創り出す」という意志がある人を大事にしています。

@press.inc のインサイト情報!男性ユーザーは美容師、アパレル系の方が多い印象です!

「時代を象徴する存在」は、「大人たちに理解されない」「最初は、嘲笑される」などとして扱われることがあります。

PRESS では、そういった人たちの「文化」を大事にして、「メディア」というコミュニティ・居場所を作ることを第一に考えています。

Products, Market

「文化」と「メディア」ができたら、次に起こるのは「○○っぽいよね」という言葉が生まれます。
「○○っぽい」は、そのまま「商品」になります。

それは、音楽、ファッション、美容、映画、漫画、小説、アート……様々な形としてアウトプットされます。

PRESS では、まず「ファッション」に着目して、ECの運営を行っています。

@silly.by.press という、レディースアパレルのセレクトショップを運営しています!

まずは、セレクトショップの運営を行い、PRESS という「メディア」に集まったユーザーは「顧客」になりうるのか最小構成で仮説検証を行いました。
2020年6月現在、運営開始から3ヶ月が経過しましたが、広告を打つことなく EC のトラフィック数も毎月成長をしています。

つまり、この「文化」は「市場」として受け入れられる可能性がある。と、言えるのではないでしょうか。

さらに、メディアのみではなく、ECの運営という立場で顧客と向き合うことにより「課題」も、より明確になりました。
「課題」を解決するために、私たちはオリジナル商品の開発に着手しました。

この結果として、「PRESS が創り出す市場」ができるのではないか、と考えています。

PRESS株式会社の事業展開

  • MCN
  • インフルエンサーマーケティング
  • SNSアカウント運用代行
  • クリエイティブ制作
  • WEB制作・システム開発
  • アパレルブランド、ECの運営

現在は、このような事業展開を行っています。

PRESS の成り立ちを少し解説します。
代表の私自身は、美容師として上京してきましたが、あえなく挫折。
ニート期間に趣味で始めたプログラミングがきっかけで、WEB制作・システム開発の会社を立ち上げ、メディア運営、広告運用などを行ってきました。

たまたま、西麻布のガールズバーで知り合った女性との出会いで、PRESS の前身となるサービスが生まれました。きっかけなんて、そんなものかなと思います。 「自分の将来についてどうしたらいいかわからない」という課題に向き合って、「私にしか提供できない価値」を一緒に作り出し、コミュニティを作ったり、アパレルブランドの立ち上げ、インフルエンサーを使ったPR事業などをしていました。

基本的には、ずっと私自身は5年間こんなことをしてきました。

10年前、1人で会社をしていたときに学んだこと、培ったことを誰かと共有したかったのだと思います。

仕事も、人生もとても素晴らしいもので、すべては自分次第で変えることができるんだよ!と言い続け、そのサポートを裏方として行っているだけです。

PRESS株式会社は加害者である自覚を持ちます

私たちは加害者である自覚が必要です。

この記事でも言及していますが、「メディア」が「市場」になりうるのかという「仮説検証」を行っています。
「インフルエンサー」を「使って(敢えて、こう表現します)」ビジネスを展開しているのです。

とんでもなくおこがましいことを言ってます。

私たちは、「こういう未来がきっと来る」と信じていますが、「他人の人生の一部、または大部分」を借りて、事業を行っているのです。

「あなた(インフルエンサー)のために」と言いながら、スタートした事業・会社ではありますが、この事実を常に心に留めています。

うん 頑張るのは当たり前なんだよ
頑張ってもダメな人間が累々といるとこが
我々の仕事なんだから
頑張るなんてことを評価するなんて
とんでもない間違いですよ
演出ってのは加害者ですよ
自分のやりたいことを人にやらせている
頑張ってなんて そんなもん
頑張んないと話になんないじゃん
それで眠れぬ夜を送るのよ それも当たり前だよその時に励ましや慰めなんて
なんの役にも立たないことが分かるよ
全部 自分ですよ
自分が自分で許せるか
その時に 自分が簡単に許せる人と
簡単に許せない人物がいて
それによって色々な運命が別れてくるんですよ
自分で すぐ自分を許せる人間は
大した仕事をやらない
引用元:宮崎駿

私は、究極のところ、責任なんて取れないのが人間だと思っています。

他人に迷惑をかけるなと言われても、迷惑をかけるのが人間だと思っていますし、迷惑をかけるんだから、自分は他人を許す人間になろうと心がけています。

新しい事業を興すには、無責任に巻き込むこともきっとあるでしょう。

しかし、私たち PRESS株式会社は、加害者としての自覚を持つことで、「やらない人生より、やってよかった」と思っていただけるのではないかと信じています。

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