ワーキングマザーが考える「働きやすさ」

TigerspikeのUXデザイナー、佐藤です。

Tigerspike Tokyoオフィス初のワーキングマザーです。4か月前に転職してきました。

今回は私の目線で「働きやすさ」について書いてみます。

「子持ちであること」は特に関係ない

いきなり結論から言ってしまうと、ワーキングマザーにとって働きやすい環境というのは

「子持ちにとって働きやすい」という環境ではなく

「みんなにとって働きやすい」環境なのではないかと私は思います。(もちろん人それぞれに「働きやすさ」は違うと思います。これはあくまでも個人の感想です)

子持ちの立場で転職活動をしていると「お子さんいらっしゃって大変ですね、大丈夫ですか?」と心配しているというよりは「覚悟あるのか?」と聞かれているような、そんな問いかけをされるような場面もありました。

一方でTigerspikeの面接では「過剰な心配」も「裏がありそうな問いかけ」もなく、

「うちにも子供が3人いるんですよ〜」「お子さん何歳ですか?」というただのリアクションが返ってきて拍子抜けしました。

こんな風に面接を受けた時点でDiversityの予感を感じたのですが、入社するとそれは確信に変わり、今は毎日働きやすさを噛み締めています。

そこで、なぜTigerspikeは働きやすいと感じられるのかを自分なりに分析してみました。

ポイントは4つの「ド」:「制度」「態度」「風土」「温度」です。

1「制度」

Tigerspikeには子育てしながらでも柔軟に働くことができる制度が整っています。

ただ、最初に述べた通りなのですが、Tigerspikeに於けるこの制度のポイントは

「子育て支援のための制度ではない」というところにあります。

皆フレックスで働いているので「子供をお迎えに行かなければ」という私は朝早めに出社していますが、一方で「暗闇ボクシングをしてから出社」など、朝活してからゆっくり出社することも可能です。柔軟な働き方が許されるのでみんなそれぞれのリズムで生活しています。在宅勤務の制度もあるので「子供のクラスが学級閉鎖なので家から仕事します」とか「ちょっと風邪気味なので家から仕事をします」ということもできます。

この「子育ては特殊なことではない」というスタンスが感動したポイントであり、実際にとても助けられているところです。皆がフレキシブルに働くための「制度」が働きやすさの要素その1です。

2「態度」

「態度」というのは少し強引なまとめ方かもしれないのですが、具体的には仕事と向き合う態度です。

Tigerspikeに入って驚いたことの一つに「徹底したプロジェクトマネージメント」があります。お仕事を受注する時点からクライアントとプロジェクトゴールについてしっかりと話し合い、それを達成するためのプロセス、期間などについて合意した上で受注します。プロジェクトを実施する際にはきちんと各人の工数を割り出し、常にPMが進行状況を把握し、クライアントさんとの調整も行ってくれるので、UXデザイナーはUXデザイン業務に集中できます(この関連の話題に興味を持たれた方はぜひ近日中に公開されるUX x PM Meetupの記事をご覧ください!)。

アウトプットの質を徹底的に高めることを目指して、法律が許す限り残業したり。そういう態度で仕事をすることを良しとしません(詳細はこちらの記事をご参照ください)。

皆、基本的に「残業はしない」というスタンスでお仕事に臨んでいます。

一方で、Tigerspikeのお仕事はクライアントさんありきのお仕事です。ユーザーへのインタビューやシャドーイングなどのお仕事もたくさんあります。夜遅くにインタビューが入ったり、遅い時間にミーティングが入ることもあります。しかし、ほとんどが予め備えられるものなので、子供のお迎えを夫に頼んだり、延長保育を利用したりしながら運用できています。

それでもどうしても難しい時は他のメンバーが助けてくれています。冒頭で「子持ちであることは特に関係ない」と言いましたが、やはりどうしても他のメンバーよりも時間の制約がきついのは事実。でも困っていると、皆がさりげなく気を使ってくれます。周りの人々の優しさと、会社として仕事に毅然と向き合う態度が働きやすさを生み出していると感じています。

3「風土」

Tigerspikeにはのびのびとお仕事をできる風土があります。

職場の席は基本的には決まっていますが、自分の好きなところで作業をしてOKですし、音楽を流しながら、コーヒー(無料)を飲みながら、お菓子をつまみながらお仕事に励んでいます。浅草橋にオフィスが移転してからは人生で一番頻繁に「たい焼き」を食べています。

人数が増えることを見越して作られた広々としたオフィスは風邪もうつりにくいです(そもそも風邪っぽい人は在宅勤務をしたりするということも影響しているかと思いますが)。

オフィスでヨガをしたり、ストレッチをしたりするアクティビティもありますし、隔週の金曜日にはフライデーランチというお昼ご飯を当番の人が作ってみんなで食べるイベントもあります。若干食べ過ぎになるのが悩みの種ですが、健康的な職場だと思います。気のせいかもしれませんが、皆肌ツヤがいいです。

この「風土」はまさにTigerspikeを象徴するものであり、 働きやすさにダイレクトに影響を与えているかと思います。これが第3の要素。

4「温度」

最後の要素は「温度」。これは一番大切なものかもしれません。

Tigerspikeメンバーは仕事に対して熱い。凝縮された時間に熱を込めてお仕事をしていると感じます。

けれど仕事に対して冷静。状況を冷静に判断して、間違った方に進みそうになったら軌道修正。また、「人」と「こと」を分けて判断しているため、面倒臭い揉め事もなくサクサク物事が決まっていきます。この冷静と情熱のバランスにより、働きやすい環境が維持されているのではないかと思います。

そして最後に、みんな親切で温かい。ミーティングが少し長引いた時など、私よりも先にPMが「お迎え大丈夫?」と気づいてくれたり、ふとした瞬間に見える気配りが素晴らしいことに未だに感動し続けています。

子供をオフィスのパーティに連れてきた時には、いろんなメンバーが遊んでくれたり美味しい食べ物をくれたりしたので、子供はすっかりこの環境を気に入ってしまいました。

また、グローバルで見てもみなさん温かいです。オーストラリアからやってきたCEOも初対面の私に気さくに話しかけてくれて、美味しいビールをご馳走してくれました(親子共々食べ物や飲み物に弱い)。

でも、いつもベタベタしているわけでもありません。温度は高くても湿度は低めです。上司から飲みの誘いがあっても「あ、予定あるんで帰ります」と言える雰囲気がありますし、パーティーで盛り上がっても、パッと片付けてびっくりするくらいあっさりと帰ります。

そんな様々な要素によって、私は今とても「働きやすさ」を感じながらお仕事することができています。

最後に

もしこんな環境で働いてみたい一緒にお仕事をしてみたい!と思ってくださる方がいらっしゃいましたらぜひご応募ください!

詳細は弊社HPもしくはWantedlyをご覧ください。みなさんのご応募お待ちしています。

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