CfPを出して、カンファレンスで登壇しよう
こんにちは。Creators Learning English Meetup (CLEM) 運営メンバーの松館 (@d_date) です。
6/29(木) に Yahoo! Japan社内にあるLODGEで第6回のCLEMを開催しました。思えば、第3回にスペシャルゲストとして吉川さんをお呼びして、記事(普段はiOSエンジニアの方が英語の話をするとすごかった)に書かせていただいてから、早3ヶ月。多くの英語に高いモチベーションを持っている参加者、登壇者のみなさまにお集まりいただけるようになりました。
今回は、CLEMから海外カンファレンスに登壇するような人たちが出る、というCLEMの目的のひとつを少しでも前に進めるべく、海外での登壇経験のある、Mozilla Tech Speakerの清水さん(@chikoski)、node.js日本ユーザーグループ代表の古川さん(@yosuke_furukawa)をスペシャルゲストとしてお呼びして、CfPをテーマにお話していただきました。
Overview
その前に、カンファレンスに参加したことがない、という方もいらっしゃったので、そもそもカンファレンスってなんだろう、という話を僕から軽くさせていただきました。会場ではスライドもスピーキングも全編英語でお送りしましたが、ここでは日本語でお送りします。
カンファレンスは祭りだ
最新の技術トピックについてスピーカーが登壇したり、スポンサーになっていただいた企業ブースがアメニティを配布していたり、大きなパーティがあって参加者と談笑したり… こういったお祭りに会社からお金を出して参加できるというのは幸せなことで、カンファレンス参加にお金を出してくれるかを判断基準に転職される方もいらっしゃるぐらいです。
発表では、3月に行われたtry!Swift TOKYOというSwiftのカンファレンスや、先月のWWDCの写真を使って、カンファレンスの雰囲気をお伝えしました。また、WWDCの隣の建物で行われていたAltConfというカンファレンスでは、日本人も登壇してました、ということもお伝えしました。
追記:そのAltConfに登壇された北さん(Yusuke Kita)がこの記事を出した直後に登壇の様子を投稿されてます。
https://medium.com/@kitasuke/speaking-at-altconf-2017-in-san-jose-21d5b6542599
どうやったら参加できるのか
こうしたカンファレンスへの参加方法はいくつかあります。
- チケットを買って参加者になる
- スポンサーとして参加する
- スタッフとして参加する
- CfPを通して、スピーカーとして登壇する
1, 2はシンプルなので、3と4についてお話します。
スタッフとして参加するという経験
以前 別の記事 にもかかせていただきましたが、僕自身もtry!Swift TOKYOでボランティアスタッフをさせていただきました。スタッフをしてから3ヶ月、WWDCでtry!Swiftで知り合った人たちとの再会を果たしました。そもそもスタッフやってなければ知りあってなかった可能性もある人たちで、どこで何が繋がるのか本当にわからなくて楽しい日々をすごしています。そういった意味でもスタッフはオススメなんですけど、見たかったセッションが見れなかったり、なかなか万人にオススメできるポジションではないので、開発者のみなさんに向けては次をオススメしました。
スピーカーとして登壇しよう
これが今回のCLEMのテーマです。多くのカンファレンスでは、ゲスト枠と公募枠を設けており、公募枠に応募するには “CfP” を提出する必要があります。
CfPってなんだ?
CfPとはCall for Paperの略称でもともと学術論文で使われる用語(だと古川さんが登壇時におっしゃっていましたね)です。会によって内容は異なりますが、CfPには、どういう内容のトークをしようと思っているのか、なぜこのトークが必要なのか、どんな人が対象なのかを記載します。主催者側は応募されたCfpの中から選び、タイムスケジュールの組み立てなどを行います。CfP通すにはどうしたらいいの?という話は、清水さんや古川さんがされていましたね。
Dive into International Conference
- どうしても行きたかったら、2、3通出す。
- タイトルをキャッチーにする
このあと、実際に清水さんと古川さんから自身の登壇経験に関するお話がありましたが、他にどんなことが話されていたのかは、ここには書きません。ぜひ次回以降も会場に足を運んで実際にお聞きいただけますと幸いです。
みんな聴きたいのは”ドラマ”であって、”やったこと”ではない
清水さんや古川さんのトークを聞いて、カンファレンスに応募しようというモチベーションが高まった方も多いと思います。特に、古川さんのトークの中で印象的な言葉がありました。
みんな聞きたいのは”ドラマ”であって、”やったこと”ではない
何かをして、どうなった、ではなく、何かをしてどうなった、そしてそこから何を学んだのか、何が必要だとわかったのか、ということですね。
開発者として、日々何かを開発している間に、何か壁にぶち当たることがあるはずなんです。それをどうやって乗り越えたのか、次はどうやったらぶち当たらずに済むのか、あなたのそうした知見をシェアしてもらえるのを待っています。
はじめは海外じゃなくてもいいです。国内のカンファレンスやミートアップで場慣れしてからでもいいです。ですが、CLEMに関わっている中の人としては、CLEMから海外のカンファレンスに登壇する人が出ればいいし、僕もそうなれるように頑張っていこうと思っています。
CLEMでは会場スポンサーを募集しています
CLEMは企業主催の勉強会ではなく、主催のkayocoの声かけに共感したメンバーが集まって始まりました。なので、参加者からお酒代をいただくことで成り立っています。コミュニティベースのスタイルは崩したくない一方で、CLEMの活動が認知されて最近会場を提供してくださる方々が増えてきて有り難い限りです。もし会場提供に興味のある方いらっしゃいましたら、ご一報いただけますと幸いです。