Twitterに投稿されたMediumのストーリーを自動で収集する方法

Twitterを通じて未知のMediumユーザーさんを発見することもできます。

gkmr
小さなヒント
Published in
10 min readNov 24, 2016

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(追記)

Twitterに投稿されたMediumの記事を収集する方法としては、当記事で解説している方法よりも、RSSリーダーを用いる方法のほうが設定が手軽です。

Mediumに投稿したストーリー(記事)をTwitterにツイートしている方が沢山おられるので、ツイートされたMediumの記事を自動で収集することができれば便利ですね。myThingsIFTTTを使うと無料でそれができますから、その設定方法をご紹介します。収集した記事を通じて、未知のMediumユーザーに出会うこともできます。

myThingsを使う方法のほうが設定が簡単ですが、IFTTTを使う方法のほうが収集する記事の数は多くなると思います。IFTTTを使う場合は、後述の「IFTTTを使う方法」という節からお読み下さい。

myThingsを使う方法

myThingsを使うには、iOSまたはAndroidの端末にmyThingsのアプリ(iOS版Android版)をインストールする必要があります。これらの端末を持っていない場合はIFTTTを使ってください。
Twitterから収集した記事の保存先はPocketを使うことにします。アプリをインストールしたら、自分のTwitterとPocketのアカウントをmyThingsに連携します(ここまでの手順はこの記事の本題から外れますので割愛します。記事の保存先はPocket以外を選ぶこともできます)。
自分のTwitterとPocketのアカウントをmyThingsに連携したら、myThingsのアプリをインストールした端末で下記のURLをクリックまたはウェブブラウザで開きます。

するとmyThingsのアプリが開いて下記のような画面になりますから、緑色の「作る」をタップします。

すると次の画面に変わります。画面のいちばん下の「作成する」をタップ。

すると、「作成組み合わせ一覧」という画面に下記のように表示されます。

myThingsの設定はこれで終わりです。これ以降は、myThingsがTwitterで“medium.com”というフレーズを含む日本語のツイートを自動で検索し、ヒットした各ツイートに含まれるリンク(おそらく各ツイート内の1個目のリンクのみ)がPocketに自動で保存されていきます。myThingsが正しく動いていれば、15分ごとにこの検索と保存が実行されるようです。
ですので、しばらく放置しておくと下記のようにPocketにMediumの記事が保存されていきます。

保存された記事をPocketで開いた様子はこちら。きちんと本文が保存され、画像も取り込まれます。

(7Aさんの「2016/11/24 #今日のかわいこたんズ」)

IFTTTを使う方法

IFTTTを使う場合も、収集した記事の保存先はPocketを使うことにします。IFTTTを使ったことのない方はIFTTTにユーザー登録をして、自分のTwitterとPocketのアカウントをIFTTTに連携して下さい(ここまでの手順はこの記事の本題から外れますので割愛します。保存先はPocket以外を選ぶことも可能です)。

まず https://ifttt.com/discover をブラウザで開き、下記の画像のように画面右上の矢印アイコンを押して開く小さなウィンドウで“New Applet”をクリック。

すると次の画面に変わるので、青文字の“this”をクリック。

すると“Choose a service”というタイトルの画面になるので、画面内のTwitterのアイコンをクリック。

すると“Choose trigger”というタイトルの画面になります。

青い四角形が並んでいるので、下にスクロールしていき、“New tweet from search”と書いてある四角形をクリック。

すると“Complete trigger fields”というタイトルの画面になります(下記参照)。

“Search for *”と書いてあるところの下に入力欄がありますから、ここにTwitterで検索したい単語を入力します。今回の場合は、“medium.com”というフレーズを含む日本語のツイートを検索するわけですから、つまりTäkaさんがお書きになっているように、

medium.com lang:ja

とTwitterで検索する。

これだけ。

ですので、下記の画像のように半角でmedium.com lang:jaと入力して“Create trigger”をクリックします。

すると次の画面に変わりますから、青文字の“that”をクリック。

すると“Choose action service”というタイトルの画面になりますから、この画面内のPocketのアイコンをクリック。

すると“Choose action”というタイトルの画面になります。“Save for later”と書いてある赤い四角形をクリック。

すると“Complete action fields”というタイトルの画面になります(下記参照)。

“URL *”と書いてあるところの入力欄には、あらかじめ“FirstLinkUrl”と入力されています。これは、“medium.com”というフレーズを含む日本語のツイートをTwitterで検索してヒットした各ツイートに含まれているリンクのうちの1個目のリンクをPocketに保存することを意味しています。この入力欄はこのままにしておきます。

“Tags”と書いてある入力欄に入力した単語は、Pocket内でのタグになります。空白でも構いませんが、ここでは“Medium”と入力しています。入力し終えたら“Create action”をクリック。

すると“Review and finish”というタイトルの画面になります。“Finish”を押して完了です。Pocketへの保存が行われるたびに通知を受け取りたい場合は、この画面の“Receive notifications when the Applet runs”と書いてあるところのスイッチをオンにしておきます。

IFTTTのアプレット(設定)ができあがりました。下記のような画面が現れます。

これ以降は、IFTTTがTwitterで“medium.com”というフレーズを含む日本語のツイートを自動で検索し、新しい検索結果がヒットするたびに、そのツイートに含まれるリンクのうちの1個目のリンクが自分のPocketに自動で保存されていきます。ですから、Mediumへのリンクがツイート内で2個目以降のリンクである場合は保存対象から漏れてしまいますが、ほとんどの場合は1個目のリンクがMediumのストーリーへのリンクでしょうから大丈夫でしょう。

IFTTTがTwitterを検索する時間間隔は数分間くらいであるように感じます。下記の画像の右下の“Check now”をクリックすると、その時点でTwitterの検索からPocketへの保存までの工程を実行させることができます。

この画面で青い四角形の右上の歯車をクリックすると、ここまでの手順で入力してきた検索語やPocket内でのタグを書き換える設定画面に入ることができます。

“On”と書いてあるところの緑色のスライドスイッチを左に動かすと、Pocketへの自動保存が止まります。自動保存を再開したいときは再び右に動かして“On”にします。

自分の作ったIFTTTのアプレットは https://ifttt.com/my_applets で一覧できます。

動作のテスト

テストといっても、放置しておくだけです。正しく動いていれば、下記のように自分のPocketにMediumの記事が自動で保存されていきます。

2016年11月24日深夜の1時間半くらいの間に、約20個のMediumのストーリーが私のPocketに自動で保存されました。私のMediumのHome画面には表示されていないストーリーがほとんどでした。

Pocketで記事を開いた様子はこちら。きちんと本文が保存されています。画像も取り込まれます。

(Yu Ukaiさんのストーリー “教育性を担保したアプリコンテストにおける「新規性」「社会的問題解決」問題”)

今回はIFTTTの設定をウェブブラウザから行っていますが、アプリでも同じ操作ができます(iOS版Android版)。

この記事では、Twitterの検索結果をPocketに保存するという使い方でIFTTTを利用していますが、Mediumでストーリーを投稿する/リコメンドする/ブックマークするといった操作をするごとに、別のアプリやサービスで特定の操作を自動実行するようにIFTTTを設定することもできます。例えば、Mediumでブックマークした記事をPocketに自動で保存することもできます。それについては別の記事に書きましたので、ご覧下さい。

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