「3.0」の核心を掴む。

修理固成
Cre8 University
Published in
May 22, 2018

「3.0」全体を俯瞰視すると
観えてくるのは、

個別の事例の根底に流れる
「共通の本質(共通根)」

あらゆる「3.0」の通奏低音に

「メビウスの創造運動」が息づいている。

二重らせん状に発展するのが、
3.0へと変化する動きの正体である。

例えとして「Marketing 3.0」を
時計になぞらえるなら

12時に当たるのは「Marketing 1.0」

「自分たちの売りたいもの」を売る【自分軸】である。

その対極にある「Marketing 2.0」は【他人軸】

お客さんから欲しいと言われたものを売る
お客さんが買いたいもの(売れるもの)をつくる力学である。

このらせんがぐるっと一周したのが「Marketing 3.0」

らせん階段でいうと
「Marketing 1.0」が一階なら
「Marketing 3.0」はその真上の2階

「Marketing 3.0」では
ワンフロア上がって「発展」しているとともに、

一周回ってスタート地点とおなじ12時地点に戻ってきた。

原点回帰

このような現象がおこっている。
再び「自分軸」に戻るのである。

世界をよりよい場にする使命に加え、
それを現実化させる力が伴っている。

自社の強みを一方的に顧客にぶつけても
顧客の関心には刺さらない

これは「プロダクトアウト」の弊害。

かといって顧客の関心に迎合するだけでは
自社ならではの答え(秘伝のタレ)にならず

「マーケットイン」の限界がある。

自社の強みを使って
顧客が本質的に求めているものを提供することで

「マーケットアウト型」の需要創造を目指せる。

「会社」と「社会」という漢字が反転しているように
対極同士にあるもの同士の新しい関係のあり方である。

自分と顧客を行き来し全体へと広がる間に、
時間的には「原点回帰と未来創造」が結ばれている。

そういう意味では、
螺旋はシングルループではなく、
DNAのように二重螺旋構造を持っていることが掴める。

実際は、
もっと複合的に多層的に
様々は2つを一つひとつを

ひとつにしていくプロセスであろう。

そうやってお互いにダイナミックに影響し合い、
「∞」というシンボルに収斂されていると考えられる。

「1.0」▶︎「2.0」▶︎「3.0」へと変化する際に生じる動きとその軌道は、直線的にシフトしていくものにあらず。実態はパラダイムシフトではなくパラダイム”ブレンド”である。

「1.0」▶︎「2.0」▶︎「3.0」の変化の正体は、

振り子のように対極を行き来しながら

混ざり合う「動き」である。

あらゆる「3.0」の軌道を観察し、
本源的な根っこをたどっていく。

全体を見渡す。核心を見通す。

すると、溯源集注するところ

「∞」に達する。

「∞」こそあらゆる業界や領域を
根っこから革新していく核心たる
「動力そのもの」である。

Illustration:M・Yoshikawa

だから、「∞」という根本からみると、見渡しやすい。

さながら「メビウスのメガネ」だ。

この源泉まで達すると、

「Life Management 3.0」「キャリア教育3.0」

「Learning 3.0」へ応用するように自由自在になる。

▶︎「3.0」をひろく社会に活かす。へと続く。

--

--