Levana 2021年12月 アップデート

新年が近づきつつありますが、Levanaチームは引き続き自分たちのビジョンを現実にするため精力的に取り組んでいます。ここまでの簡単な振り返りとロードマップを紹介いたします。更に詳しい情報は第二回タウンホールミーティングやLevanaライトペーパーで確認いただけます。

Levanaとは？

Levanaはどんな資産にもレバレッジを掛けることができるプロトコルです。Leverage Any Asset (どんな資産にもレバレッジ）の頭文字から名付けられました。LevanaはTerraブロックチェーン上でレバレッジによる価格の露出を生み出す方法を構築する技術です。この技術を幅広い対象に実用化できます。無期限スワップのレバレッジ取引所の動力として使うこともできますし、Play 2 Earn(プレイツーアーン) ゲーム業界の製品のファーミングや報酬の生成に利用することも可能です。

Levanaチームはこれから成し遂げていく冒険や方向性に情熱を持って活動しています。その一例として、レバレッジを代表とするツールを使い、市場のボラティリティやその周辺の拡張するマーケットと関わりを強めていくことが挙げられます。別の例としては、革新的なNFTゲームの開発です。ゲーム開発は今後も発展、進化して皆様にサプライズを提供し続けていく予定です。さらに、『火星の救済とテラフォーミング』という壮大なストーリーを創り上げたこともその一例です。 これから我々が取り組んでいくことはユーザーの皆様に新しい冒険と希望を提供し続けることを中心に活動していきます。

技術的な側面では、Levanaは暗号資産業界の中でもレバレッジ取引で経験豊富なメンバーによって構成される、Delphiによって支援を受けているプロトコルです。Levanaで提供されるレバレッジトークンや無期限スワップは市場の中でも大きなマーケットシェアを獲得できるポジションを確立しています。LevanaはDAOとして設計され、管理されています。また、デリバティブの市場は指数関数的に拡大しています。（スポット取引市場が80~90兆ドルに対して、デリバティブの市場はその40~200倍と言われています。）Levanaを利用することによってユーザーは自身の手持ちの資産以上のポジションを取ることが可能になります。つまり、その投資ポジションへ自信があればあるほど、より大きなポジションを取ることが可能になります。

Levana DeFiの中核となる製品は、無期限スワップのレバレッジ型合成資産取引プラットフォームです。つまり、Terraエコシステムの中で最高レベルかつ最先端のDeFi（非中央集権型の取引所）を作ろうとしています。Levanaは経験豊富かつ多様なチームメンバー、著名な投資家、そして多くのサポーターによるコミュニティによって構成されています。

LevanaチームはSF、ファンタジー、冒険のギーク（オタク）のメンバーが中心になっています。取引所を開発していると、同じ様なプロトコルでもブランディングが連携しておらず苦労しているプロジェクトを見ることがよくあります。そのため、LevanaではTerra NFTコミュニティと連携して、我々のビジョンに沿ったNFTプロジェクトを立ち上げることにしました。

ドラゴン（レバレッジ）、ドラゴンライダー（レバレッジ・トレーダー）にまつわる歴史や背景、伝説など世界観を確立し、プラットフォームを実現するドラゴンキーパーの強力なコミュニティを構築しています。Levana Dragons NFT Project（ドラゴンNFTプロジェクト）では、先月、独自の進化を遂げたNFTを44時間の流星群打ち上げという形で発表しました。プロジェクト終了時には、約400万ドルを受け取り、6,300人のコミュニティメンバーによって41,000以上のNFTが鋳造（ミント）されました。

今回のローンチはTerraの歴代の中でも最大のミントとなりウォレットの数が最も多いプロジェクトとなりました。（ユニークウォレットの数が最多）。今回得た資金はローンチを予定しているDeFiプロダクト:Levana Leveraged Index tokens (LLI’s)の第一弾Luna2Xの取引流動性確保の最初のプールのための資金として活用されます。

プロジェクト開始以降、LevanaのNFTローンチは今もなおTerra上での最大のNFTプロジェクトで有り続けています。（最大数のウォレット数、最高の日次取引高）

NFTs

Meteor shower（流星群）

Meteor shower（流星群）の目的はLevanaのプロジェクトを支援するコアコミュニティを明確化することにあります。コアコミュニティのメンバーはゲームに参加しその体験を楽しむと同時に、初期の取引プールとなるLUNA2xの確保に参加いただける方々を指しています。

注目ポイント: Meteor ShowerによるNFTの分配方法は、ゲームプロジェクト向け担保NFTの配布を研究した論文として2019年に発表された内容に準拠しています。本論文は多くのエコノミストや暗号資産リサーチャーからのコメントや言及がありながらも、実用化できるプロジェクトがなく2年以上の間日の目を見なかったのですが、今回Levanaでついに活用するに至ったという経緯があります。

このshowerの前には”How to Participate in the Levana NFT Meteor Shower”（Levana NFT Meteor Showerへの参加方法）という詳細な解説記事も提供しています。これらの努力もあり、41,000以上のNFTが生み出されることになり、そのうち8,888のドラゴンの卵と32,000のダストが含まれています。全体で、6300人もの人々が参加をし、20名の人たちは全体44時間の間の毎時間（1時間毎）にビッドに参加し続けてくれました。全体で、我々チームからの$110,262を含めて、合計で398万 USTが寄付される形となりました。今後は景品やその他のマーケティング目的で活用をしていく予定です。

ここでは「勝ち組」「負け組」という概念はありません。エコシステムの中で多様な資産を所有する参加者の間で、重複、統合、コミュニケーション、チームビルディングを必要とする共同・共生するゲームでは、さまざまな活動の意義や方法があります。

Meteor Cracking（流星の粉砕）

Meteor Cracking（流星の粉砕）は2021年11月30日から開始されました。流星を粉砕するとドラゴンの卵かダストを手に入れることができます。どちらもゲームでは重要な役割を担うアイテムです。ゲームの仕組みとして、すべてのダストが消費されるように設計されていて、結果として8,888のドラゴンライダーが生み出されるようになっています。

ゲームの最後には、流星、ダスト、未孵化の卵がすべてなくなっていることがゴールです。かつ、多様なアイテムを装備した8,888体のドラゴン乗りが存在することになります。そのドラゴンの集団は派閥（チーム）に分かれて存在し、Levanaのプラットフォーム上でプレイし、競い続けることができます。

Crafting（クラフト）

Levanaドラゴンゲームはクラフトを活用するようにデザインされています。錬金術を使って、プレーヤーは流星ダストを利用することができ、ダストは多様なタイプのアイテムを作り出すことに活用されます。

これらのアイテムは様々な派閥（チーム）で使用できます
Guardians（ガーディアン）/Free Martians（自由火星人）/Council Members（評議会メンバー）/Terrans（地球人）

アバターや派閥が必要とするダストを得るために、プレイヤーは蓄積されたダストをもとに、自分がクラフトできるもの、他のコミュニティメンバーと協力してトレードやコレクションが必要なものを確認することができます。

ダストは希少資源にならないように設計されています。つまり、Levanaチームや他のチームがソフトウェアをアップデートすることで、より多くのダストを鋳造（ミント）または養殖（ファーミング）することができるようになるということです。この仕組みは、クラフト可能なアイテムが増えるのと同時に実現される予定です。

Avatar（アバター）

プレイヤーのキャラクターは、ゲーム内でのユーザー自身です。様々な装備を身につけることができます。プレイヤーは複数のアバター、複数のドラゴンを持つことができ、複数の派閥に所属することができます。

アバターについては、DelphiチームのメンバーであるJoseph the Penguinと協力しています。Josephは、ウォレットの公開アドレスに連携したアバターを存在させ、さまざまな環境に合わせたスキンのアイテムを装備できるようにする、というコンセプトを作りあげました。この設計により、異なるプロトコルが参加できるメタバースの原型となる可能性を実現しました。Levanaの姉妹プロトコルであるMarsとAstroportも、アバター標準を非常によく見ており、彼らの知的財産を使ってどのようにインタラクティブでリッチなオンチェーン体験を作ることができるかを検討、判断しているところです。

Hatching（孵化）

ダストのボトルとドラゴンの卵にはそれぞれレア度やメタ度があり、ドラゴンの卵を孵化させるための必要な条件となっています。また、ダストには様々なコンポジション（成分）やインフュージョン（内容物）、ジェム（鉱物）などが含まれています。それぞれダストボトルと卵には、資産が含まれてます。ドラゴンの卵をどのように孵化させるか、卵の中にある特性は、特殊なスキルや履歴など、最終的に中から生まれるドラゴンの見た目に影響を及ぼします。

孵化は3段階で行われ、それぞれの段階でプレイヤーはダストと卵を合成させる必要があります:

• Nesting （ネスティング）
• Customizing（カスタマイズ）
• Hatching（ハッチング）

詳細については、別のブログ記事で公開する予定です。

Quests（クエスト）

• ダストから鋳造（ミント）される様々なアイテムによって、プレイヤーは特定の派閥（チーム）に所属することができるようになります。プレイヤーは、最初はドラゴンの赤ちゃんである仲間とともに、クエストに出かけます。クエストに参加することで、ドラゴンは成長し、大きくなります。ドラゴンとアバターには、それぞれ異なるスロットが用意されており、カスタマイズすることで個性的なプレイが楽しめます。流星群から発生する流星ダストはスピリットレベルを持ち、プレイヤーはそのダストを適用することでスピリットレベルを引き継ぎます。スピリットレベルはクラフトにも反映されるため、キャラクターやドラゴンはすべてのパーツの合計である総合的なスピリットレベルを持つことになります。
• Meteors.Levana.Finance ドメインでは、Cave（洞窟）、Cracking Station（粉砕ステーション）、そして Crafting（クラフト） と Avatar Station（アバターステーション） のプレビューをデプロイしました。これらは、後にマルチプロジェクトのメタバース活動で使用されるアセットを作成する異なる方法です。

• マーケットプレイスの統合についての質問ですが、UI内のマーケットプレイスで取引を行うことについては、リリースに向けて情報を準備していませんが、人気のあるテラNFTのマーケットプレイスの1つと対話しました。第4の壁をできるだけなくし、クエストやミッションで必要なことを環境を離れることなく達成できるような没入感のある体験を提供したいと考えています。今後、ゲームの開発が進むにつれて、より多くのことが明らかになる予定です。

Dragon Riders（ドラゴンライダー）

ドラゴンの数には限りがありますが、すべてのプレイヤーは増え続ける数々の体験に触れることができるのです。つまり、ドラゴンを持っていないプレイヤーにもこのゲームは開放されていきます。今後、他の動物などのキャラクターコンパニオンも登場し、それらと交流しながらメタバースに参加できる予定です。

Leverage（レバレッジ）

Levanaは、レバレッジの効いた資産を誰でも利用できるようにしようというコンセプトで始まりました。その最初の試みは、Leveraged baskets（レバレッジド・バスケット）によるものです。Levanaのブログ記事で、このビジョンについて詳しく説明しています。また、こちらの短編ビデオは、LevanaのLLIトークンのコンセプトについて解説しています。

Perpetual Swaps（無期限スワップ）

Levanaは無期限スワップ・プラットフォームを構築しています。無期限スワップはレバレッジド・アセットを作るための最も費用対効果の高いメカニズムです。現在、全世界で6人の開発者がこのプロジェクトに取り組んでいます。私たちは仮想AMMの作業を完了し、これをVault契約に展開しました。ポジションの開設と決済に関するアクションは、ユーザーごと、アセットごとに複数のポジションをサポートすることを含めて完成しています。
最初のスポット価格には、TerraのTestnet（テストネット）のChainlink（チェーンリンク）を使用していますが、他のOracle（オラクル）も追加する可能性を探っています。

流動性ロジックの技術的な設計は完了しており、そのためのドキュメント作成も同時に行っています。

LLI

Luna2Xを皮切りに、Levanaはレバナ・レバレッジ・インデックス・トークン（LLI）を展開しています。フロントエンドの自動ステーキングを終え、コアステーキングのページも完成し、どちらもTestnetで公開されました。

監査の第1段階が終了し、監査からのフィードバックに基づく変更に対応しています。

Levanaにとってリスクを最小化するためにできることをすべて行うことが重要だと認識しています。Luna2Xは現在、2022年初旬のMars Protocolの打ち上げ直後に打ち上げられる予定です。

DeFi 、NFT、そして、ゲーム

過去に成功を納めたのは？Defi Kingdoms

メタバースと重なるDeFi空間で何か革新的なものを作りたいと思い、調査・探求する中で、多くの支持者からDeFi Kingdomsの存在を知りました。Levanaチームのメンバーは、この空間とユーザー体験に触れるために、ゲーム化された他のDeFiの例とともに、DeFi Kingdomsをプレイし、研究しています。これらのゲームは、Levanaの大きなビジョンのための偉大なベンチマークであり、インスピレーションでした。現時点では、このようなものが従来のDeFiのユーザーインターフェイスに取って代わるとは思えませんが、DeFiに接続し、それを拡張し、現在DeFiに参加しているユーザーのおよそ100倍の数のゲームユーザーに、親しみやすく、関わりやすく、理解しやすくすることが可能です。

The DAO（ダオ）

DeFiで成功するためには、過去に行われたことを繰り返すのではなく、創造性とリスクが重要であると考えています。この感覚は、Levana DAOに浸透している価値基準の1つです。Levanaは急速に成長しているプロトコルであり、皆さまの助けが必要です。もし一役を担っていただけるであれば、Discordに参加してください。私たちは信じられないほどフラットなヒエラルキーを持っています。つまり、誰でも参加でき、誰でも貢献できるそんな人々がDAOの一部になるのです。

LVN tokens（LVNトークン）

流動性インセンティブ：プラットフォームに流動性を提供する機会があります。USTからLVNへの流動性であれ、Luna2XプールのためのLunaへの流動性であれ、プロトコルに資金を提供することで流動性の報酬が発生することになります。

Airdrops（エアドロップ）

LVNトークンのエアドロップ：LVNはLevanaのガバナンストークンです。LVNトークンのエアドロップを受け取るための要件についての情報は公表していません。情報が公開され次第、こちらブログで共有し、コミュニティの中で配布をする予定です。

LVNエアドロップ契約は現在機能しており、ベスティング契約との統合は設計中です。書き換えが必要な最大のブロッカーであったバランサーは無事更新され、プロジェクトにマージされました。

UIは現在テストネット上で機能しており、スワッピング、ファーミング、ガバナンスが含まれています。

UIはシンプルです。その主な目的は、ユーザーがワンクリックでLunaの保有からLuna2xの保有に移行できる機能を提供することです。Levanaの流動性プロバイダーとなるためにも、LVNトークンをファームするためにも、シンプルであることは重要なことです。

What’s Next

Book

Levana Lore第1章～第5章を作成し、公開しました。これらは、Levanaという名のドラゴンを育てながら、自分の生まれた人生以上のものを夢見る、Zahava（ザハヴァ）という名の若い地球人の物語の短編集です。

執筆チームでは、この最初のブログ記事を1000ページの小説に仕上げており、若者層をターゲットにした3冊の本からなる三部作として計画されています。

この書籍は、まずNFTとして配布されNFTの一次販売を行った人にはラベンダーの香り付きの印刷版もプレゼントする予定です。

長編小説については、1～30章の要約を完成させ、冒頭の初稿をレビュー中です。

ゲームデザイン

Levanaは発売と同時に、「マリオ風」プラットフォーマーゲームと「自分で選ぶ冒険」ゲームの2つのミニゲームをリリースする予定です。

Levanaでは、今後さらにゲームをリリースしていくにあたり、26のゲームスタジオにインタビューを行い、上位2社に「Play 2 Earn」「Player vs Environment」「Terraベース」のゲームのデザインを依頼しました。

自分で選ぶ冒険ミニゲーム

“choose your own adventure mini-game”（自分で選ぶ冒険ミニゲーム） のためのツリーマップとアートワークが完成しました。これはDiscordのbotに組み込まれる予定です。このゲームはライターに渡され、その決定ツリーの各パーツをおよそ1ページのテキストにし、コミックアーティストがツリーの各パーツにイラストを追加する予定です。これは小説の次の部分であり、年内に展開したいと考えています。

ゲームデザインは、これまで別々に活動していた両スタジオから、それぞれ異なるアイデアを出して作っていくことになります。このユニークな仕事の流れはLevaanaがもたらす分散型の性質とDNAに適合しています。Play 2 Earn」ゲームのメカニズム、コンセプトアートワーク、基礎的な部分を含む最初のゲームデザインは、およそ2ヶ月のプロジェクト予定です。完成したら際にはこれらのゲームスタジオとの共同作業から得た研究をコミュニティと共有する予定です。

以下の図にあるように、Levanaからゲームスタジオにさまざまな要望をリクエストしました。

物語にはさまざまな派閥（チーム）が存在します。地球人（商人や農民と考えられる）、評議会（魔法使い）、ガーディアン（戦士）、そして自由火星人（レンジャーや忍者のようなもの）である。

他のNFTやDeFiのチームもメタバースに組み込む予定なので、ゲームデザインへの参入障壁が低くなります。つまり、Galactic PunksやSpace Lootなど、他のプロジェクトが参加を希望する場合、ゲーム全体や拡張した世界を作る必要はなく、我々のプラットフォームでアクセス可能なミニゲームを作ることができるのです。

Final thoughts（最終的な感想）

デザイン面でも運用面でも、大変エキサイティングなことが起きています。Levanaは、プロダクトも冒険も同じ価値基準を共有していますが、一つのコンセプトだけではありません。Levanaでは新興市場も視野に入れており、これらの市場を融合させるために活動しています。DeFi、ゲーム、NFTの組み合わせは、暗号資産の業界における次の大きなイノベーションであると考えていて、Levanaはこれら3つのカテゴリーをすべてカバーするつもりです。

また、私たちの旅は実験的なものであり、時間と反復を必要とすることも認識しています。Levanaプロジェクトに関わる全員が、これまでにない新しいものを発明することに情熱を注いでいます。また、Twitterのダイレクトメッセージや、NFTホルダー向けのプライベートチャットを含む私たちのDiscordにも、お気軽にご参加ください。

参加したい方は、募集職種をご覧ください:
https://levana-protocol.notion.site/Job-Descriptions-1ca31065e7e544819f7cee005ad71324

最新情報はこちらをフォロー:

Discord: https://bit.ly/discordlevana

Twitter: https://twitter.com/Levana_protocol

Telegram: http://t.me/levanaprotocol