ソフトウェアエンジニアが英語を話せるようになるためにDMM英会話でやったこと #DMM英会話

Masato Nakamura
8 min readDec 17, 2017

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2017年の4月から12月まで約8ヶ月間ほぼ毎日DMM英会話で英会話のレッスンを受けています。まだモチベーションも高く、英会話は継続していますが、常に試行錯誤しながらなんとか続けることができたので、毎日の英会話で私が何をやっているかについてまとめようと思います。

なお今回はスピーキングに重点を置いて話します。

英会話を始める前の英語力

  • TOEIC500点後半ぐらい
  • コンピュータサイエンス専攻の大学院出身で、院生時代に一度だけ海外のワークショップで英語で発表をしたことがある程度。質問がほとんど聞き取れずに答えることができなかった
  • 社会人になってから英語を喋る機会は無し

現状

DMM英会話の現在のランク
  • 英語で自分の得意とするテーマについて英会話の先生と50分間フリートークができる
  • 英語でLightning Talksをすることができる。質問にも何とか答えることができる(この記事を参照)
  • 英語で海外のエンジニアと自分の知っている領域について技術的な議論ができる

なぜDMM英会話なのか

特にどのオンライン英会話が良いかなどの比較はしていなかったのですが、Aki Arigaさんのインタビュー記事を読んでDMM英会話が続けられそうだなと思って契約しました。

http://eikaiwa.dmm.com/blog/26429/

DMM英会話は利用しているユーザも多いので、色んな人の勉強法のブログも多く、モチベーションを保つ助けになります。

また、今までレッスンを受けてきた時間によってランク付けされるのもモチベーションを保てる一つの要因です。

レッスンの頻度

平日は毎日朝8時半〜9時半までの1時間オフィスの会議室を確保してレッスンを受けています。休日もできるだけ朝にやるようにしています。(たまに眠くてサボってしまうこともありますが…)

契約プランは、英会話を初めた当初は1日25分のプランでしたが、始めて2ヶ月ぐらいで50分のプランにアップグレードしました。そこからは毎日50分のレッスンを受け続けています。

先生について

DMM英会話はフィリピン人の先生が圧倒的に多く、必然的にフィリピン人の先生とよくレッスンすることになります。

フィリピン人の先生は私の体感ですが、ほとんどの人がかなりゆっくり英語を話してくれます。発音も丁寧でわかりやすいです。なので、英会話の始めの方に自信をつける段階ではフィリピン人の先生のレッスンを受けるのがおすすめです。私が今一番レッスンを受けている先生もフィリピン人の先生です。

たまにセルビアやボスニア出身の先生のレッスンも受けています。話すスピードがかなり速く、速い英語に慣れたいときはおすすめです。

DMM英会話の先生は、元々現地で英語の先生をやっている方も多いので、そういう先生はかなりレッスンの進め方や教え方が上手いです。「講師歴3年以上」タグで検索するとそういう先生が見つけやすいです。

英会話中にやっていたこと

英会話の流れ

私の場合は毎日以下の流れで英会話をしています。

  1. 挨拶
  2. Skypeの接続チェック
  3. 初めての先生の場合、お互いの簡単な自己紹介
  4. 自己紹介で興味がある分野やワードの話が出てきた場合はそこを掘り下げる。ここでお互い話がノッてきた場合はフリートークしましょうと言ってひたすら雑談や議論する
  5. あらかじめ指定しておいた教材を進める。50分のレッスンの場合は複数の教材を使うこともある。
  6. 教材のテーマに対して議論を行う
  7. 時間が来たら先生からフィードバックをもらって終了

使っている教材

  • Daily News

一番人気の教材。毎日更新されるので話す話題が無いということにはならないです。困ったらこれを選びましょう。

  • テーマ別ディスカッション

テーマについていくつか質問が用意されており、質問に対して賛成派か反対派か述べ、なぜそうなのかをひたすら議論していく教材。英会話では自分の考えを理論立てて説明するときが一番伸びている気がするので私はこの教材をおすすめします。ただ、教材の量が少なく、更新もあまりされないのですぐ全部使ってしまうかもしれません。私は全部の質問を一周してしまったので、Daily Newsに戻りました。

  • IELTS Speaking

IELTS公式テストのSpeakingの対策をする教材。この教材は質問の答えが用意されているので、他の議論中心の教材よりも多少使いやすいと思います。が、いつの間にかこの教材が無くなっており、代わりに公式ケンブリッジIELTSガイドが追加されてました。今ならこっちをやると良いかもしれないです。

これらの教材については以前CLEMというイベントでお話しました。

英会話時間: 0〜1000分まで

毎日25分ずつ受けると40日なので、最初の1.5ヶ月ぐらいの時期です。

英会話を始めた当初はひたすら「英語を話す恐怖を捨てる」ことを第一に考えていました。この時点では中学1年生レベルの英語ですらまともに話すことができず「a…a…」のような感じでつぶやくばかりでした。

英会話のフローもわかっておらず、会話の予測ができないため本当に先生の言ってることが聞き取れませんでした。自分が言いたいことの単語を羅列する感じになってしまい、毎日朝からガックリしていました。

しかし、自分に負けずに毎日継続すると少しづつ英会話の流れが理解できてきて来ました。新しい先生の場合は必ず自己紹介をするので、まず自分で自己紹介で言うことを決めておき、そこはスラスラ言えるように意識しました。身体に色んな英会話のコンテキストを刷り込ませることで、このコンテキストのときはこういう風に言うべきなんだなというのが肌で実感でき、英語の教科書で学んだフレーズを少しづつ会話に織り交ぜていきました。

この時期の終わり頃には完全に「英語を話す恐怖」を捨て去ることができ、「話すのが怖いから英会話をやらない」という悪循環に陥ることはありませんでした。「あれ?意外と喋れる?」みたいに何でも良いので自分のモチベーションを上げていくことが大事だったと思います。

英会話時間: 1000分〜3000分まで

DMM英会話ランク「ゴールド」までの時期です。

少しだけ英語を話すことに慣れてきたのですが、25分だとDaily Newsを教材に選んだときに深い議論をするステップまでレッスンを進めることが難しいことに気づきました。

英語で自分の意見を述べ、議論をするというスタイルは英会話力を上げる方法としてかなり良いと思います。自分の意見を述べた後に「あなたはどう思いますか?」のように先生に話をパスすることでどんどん会話が続きます。私はこの議論の時間を多く取りたかったのでこの時期に1日50分のプランに上げました。

議論をするためには、そのテーマについて自分でしっかりと理解をしておかないといけません。なので、レッスンを始める20分前ぐらいから今日使うDaily Newsの記事を読んでおき、内容を理解して自分の意見を持っておくようにしました。

このやり方のおかげで「英語で自分の意見を述べる」ことに抵抗が無くなりました。

英会話時間: 3000分〜現在まで

レッスンにも完全に慣れてきたので、ここで発音をかなり意識するようにしました。

この時期だとお気に入りの先生が何人かできているので、「発音を良くしたいので発音がおかしかったら厳しく注意してください」とお願いしたら、毎回のレッスンでものすごく注意してもらえるようになりました。

また、一番レッスンを受けている先生とフリートークもたまにするようになりました。日本と海外の都市や文化の違いなどを話していると、英会話は具体的なスキルよりも一般的な教養を持っていた方がかなり上手くコミュニケーションが取れる気がしました。

英会話以外にやっていた英語の勉強

英語の瞬発力を鍛えるために「瞬間英作文」を単語力を鍛えるために「iKnow」を利用しています。

瞬間英作文のおかげで中学英語くらいの文法がスラスラ言えるようになったので、英会話を行うサブ教材としてかなり有用です。

英会話をやっていると、普通に読めるし書けない単語が何故かスピーキングのときに出てこないことが多くあったため、単語力を鍛えるためにiKnowをスキマ時間にやっています。

レッスン以外でのアウトプット

CLEMはじめての英語プレゼンというイベントで英語でLTをしました。

特に後者のイベントでは、技術的なことについて英語で普通に議論できていたのでめちゃめちゃ達成感がありました。

おわりに

英語の勉強はとにかく終わりがなく、継続することが何より重要なのでモチベーションの維持に全力を注いでいます。

私が英会話のレッスンを受けているときになんとなく感じているのは、相手と何が何でもコミュニケーションするという気持ちを持つことが最も大切で、それが英会話のモチベーションにつながっている気がします。

ソフトウェアエンジニアは英語を喋れるようになると、それだけで大きな武器になり、世界が広がると思います。来年も地道に実践的な英会話で鍛えていこうと思います。

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Masato Nakamura

Backend Engineer at Toreta. Cityscape Photographer. #ruby #golang #kubernetes