Project North Star 作り方まとめ
English version: https://medium.com/@pythor/info-to-make-project-north-star-359291368e1f (※英語版を優先的に更新してます)
開発者コミュニティ(Twitter上やDicord上)の情報が散らばってるので,ここでシェア.
はじめに
Project North StarはLeap MotionによってOSS化された,視野角が100度以上,ハンドトラッキングあり,PC駆動など魅力のあるヘッドセットです.
2019年5月時点でProject North StarをNoa Labsがキット化してくれました.キットはKit A, Kit B, KitCの3種類から選ぶことが可能です.
組み立て方
3DプリントパーツのSTLや組み立て方説明書は, ここ
ソフトウェア
オープンソースなNorthアプリ
- @supertask (筆者)はYouTube にあり.各動画の説明文にOSSのGitHub URLがあります.
- @GrahamAtlee さんの サイトからダウンロード可能
ソフトウェア設定
キャリブレーション設定を端的に
- 自動キャリブレーション:multi-device plugin をインストール.LeapAR.unitypackage の最新版をインストール,AWE 2019で作成されたキャリブレーションファイルをダウンロードし,Unityにインポートし,ARCameraRigオブジェクトでキャリブレーションパスを記述.
センサー類
6DoF 化+環境マッピング(Structure Core)
Structure Core(カラーなしの方)は$399でお値段しますが,Perception Engineを使うことで6DoF化+環境マッピングが単一のSDKで実装できます.Perception Engineのリリースはまだですが,運が良ければリリース前に使えます.
6DoF化(RealSense T265)
RealSense T265のためのNorth Starのセットアップ方法
6DoF 化(Vive tracker(x 1) と Vive base station(x 2))
ヘッドセットの位置と回転をトラックするためにVive trackerが手軽で有効です.ベースステーション単品での購入は3ヶ月くらいかかるのでHTC Viveを買うのが早道です.
3DoF化(Arduinoとジャイロ)
HTC Vive高い..のでジャイロを使ってヘッドセットの回転を取得する方法を@tnctrekitさんがあげてくれています.
環境マッピング(6D.ai)
これは誰も実装してませんが,PC上でのRGBカメラの対応が6D.aiでされれば可能です.RealSense T265で6DoF化して,かつT265のRGBカメラを6D.aiを組み込んで環境マッピングするという方法です.一番コスパが良い方法です.
デモの撮影方法
exiiiの山浦さんはこちらのWebカメラを直接North Starにアタッチして撮影しています.ちなみにこのWebカメラ,お値段しますがかなり解像度いいです(1080p).
リアルとバーチャルの音を統合させるイヤホン(AR用)
パーツの分割
小さい3Dプリンタをお持ちの場合は,CAD上で以下のようにスプリットして,それをネジで止めるようにするか,または接着剤でとめた後,周りを半田ごてで少し溶かすと綺麗に固定されます.
コミュニティ
- Twitter: #projectnorthstar
- Discord URL: https://discordapp.com/invite/EhQF54Q
派生版Project North Star
リリース後(2018年),exiiiさんの簡易版をきっかけに派生版がいくつか生まれました.必要な人はぜひ!
exiii north star v1
- exiii さんの簡易版North Star作り方
- Maxさんの簡易版North Starの組み立て方を動画で
- @afjk01さんによるキャリブレーション方法
- マニュアル設定動画(字幕付き)
- 海外にいる人向け
- 一体型コンパクトNorth Star
exiii north star v2
1–10’s north star (exiii v1の派生版)
exiii v2 + 1–10's
最後に
この記事に情報を追加する必要がある場合は,お気軽に@supertask_jp にメッセージください.また,Twitterの#projectnorthstar で North Star作成に関する情報をシェアしていきましょう!Love OSS!! xoxo