スマートラウンドでWebエンジニアとして働いています

転職の経緯をいい感じに振り返るアレ

福本 晃之 | Teruhisa Fukumoto
14 min readAug 20, 2023

こんにちは。年に2つもブログ記事を書くという快挙を成し遂げました。手前味噌ですが誠に誇らしいです。

タイトル通り最近転職したので、気持ちがフレッシュなうちに色々書いておこうと思いました。いわゆる転職(在職)エントリ的なアレです。長いです。

📝Tl;Dr

2023年5月から、スタートアップ向けのファイナンス SaaS/プラットフォームを開発している株式会社スマートラウンドで、Webエンジニアとして楽しく働いています。

入社して3ヶ月が経ち、今のところクビにならなさそうな雰囲気があるので、そろそろエエかと思い筆を執ることにしました。

🙆‍♂️書いていること

  • 元々何をやっていたか
  • 転職した経緯
  • なぜスマートラウンドか
  • 入ってみてどうだったか
  • 今後何をやっていくか

🙅‍♂️書いていないこと

  • disとかヘイト系のアレ
    (みんな好きだよな。わかる。)

🔙元々何をやっていたか

転職する前は、いわゆるヘルステック企業のメドピアでWebエンジニアを3年半やってました。キャリア的にはメドピアが3社目になります。

役割としては、主にRuby on Railsを使ったサーバサイド開発がメインで、たまーにTerraform書いてAWSをイジイジしてました。

Web企業としてそれなりに歴史のある会社なので、会社に残ってる古いPerl/PHPのプログラムやEC2上の生 Amazon Linuxに乗っかったサービスのお守りなんかもやりました。それはそれで貴重な経験で楽しかったです。

関わったサービスや領域は予防医療に関するもので、主に食事や生活・運動の管理をするサービスの開発に携わってた感じです。

担当したサービスの分類は、toB/toC・Web/スマホアプリと(今思えば)割と広く、複数のサービスを開発・メンテする経験ができました。

ビジネス的にも「企業向けのSaaSや社内外の受託案件」「アプリでのサブスク・消耗型の課金」など、色んな形でお金を頂く仕事をやりました。ビジネスの形によって、求められるスピード感や立ち回りが違うので、その辺りの難しさを一通り体感できたのは良かったですね。

あと、入社半年後にコロナ禍に見舞われて以降は、実質的にフルリモートで仕事していたので、リモートワークに慣れたのも大きな変化でした。

開発以外だと、エンジニアの採用関連にもチョロチョロ携わったり。特に新卒採用はガッツリ関わっていて、面談・面接はもちろん、サマーインターンのプログラムを考えたり、当日の進行・メンターを務めました。

自分も社会人学生なので「最近の若者はすごいなあ」なんてジジくさいことを感じながらも、「それに負けずに頑張るぞ!」と刺激を受けておりました。関わった頂いた皆さま、ありがとうございました!

📜転職した経緯

というわけで特に大きな不満もなかったのですが、逆に言えば(事業の展開や技術スタック的に)変化の少ない日々を送っており、「これでエエんやろか」的な気持ちが何となくありました。

👆自分も割と「コンフォートゾーンに留まったら死ぬ人」っぽい

そんな中、スマートラウンドCTOの小山さんからTwitterのDMでお誘いを受けました。ちょうど資金調達を行ったタイミングで、(調達方法が面白かったので)Twitterで反応したときに声を掛けてもらった感じです。

そもそも小山さんとは4~5年くらい前に(当時流行り出した)yentaで出会ってからの知り合いで、スマートラウンドの事業については「面白そう!」とずっと思ってたので、改めて話を聞いてみました。

そして、面談・面接の後に(後述の)”トライアル入社”というフェーズを経て内定を貰い転職終了。特に悩むことなく、即OKし今に至ります。

そのため、転職活動らしいことは特に何もしていません。「これが顕在層の転職かあ」というのを身を持って体験しました。

✍️なぜスマートラウンドか

前述の通りスマートラウンドへの入社をシャッと決めたのですが、ざっくり以下の辺りに魅力を感じました。

どれも偽らざる本心を書いているのですが、どう頑張っても会社の売り込みっぽい感じが出てしまうので苦手な人はスルーしてください(できれば読んでね)。

1. 事業が面白く勝ち筋がたくさんあると感じた

以前から企業のファイナンスや経営の仕組みにめちゃくちゃ興味があったため、自分の志向に直結しました(過去にも👇みたいな株価を通知するツールの自作とかしてた)。

また、自分が過去スタートアップに所属していたのはもちろん、起業した知人も数人居て、スマートラウンドが解決する課題に対し強く当事者意識を持てました

そして、ただの個人的な興味・関心だけでなく、事業やプロダクトの可能性や面白さを直感的に理解できました。

第一に、「国内でスタートアップへの投資額が大きく増えていること」や「政府がスタートアップ育成に力を入れている」などの点で、”流れ”があると感じています。

また、プロダクト(と会社)が、世間一般のSaaSに留まらない👇のような性質を持っています。これらにより”勝ち筋”がたくさんあると感じました。

  • “SaaS”と”プラットフォーム”両面の要素がある
  • 複数サービスとそれらの連携に価値がある、いわゆるコンパウンド型
採用スライドから抜粋してます

2. 技術的にもこれまでにない経験ができそう

次に、技術的な側面で、自分がこれまで経験できなかったことに挑戦できそうだと思いました。

まず技術スタックのレベルで話すと、ざっくりと👇のような感じです。入社して3ヶ月あまりですが、既にたくさんの変化が起きておりとても楽しいです。

  • バックエンド中心 → バックエンド&フロントエンドでフルサイクルに
  • 動的型付け言語 → Kotlin, TypeScript, Dartなど静的型付け言語での開発
  • その他: JVM言語やClean Architecture、アプリ開発への挑戦
これも採用スライドから抜粋した技術スタック

自分の気質的に、ひとつのことを突き詰めるより垣根なく幅広くやってプロダクトを成長させるのが好きなタイプだと感じており、今のスマートラウンドのステージともよく合っていると思います。

会社自体は設立5年と若いですが、自分よりシニアな技術者の方が多く学べることがたくさんあります。気軽にペアプロをお願いしながら、日々色々と吸収させてもらってる感じです。ありがてえ。

3. 選考フローの候補者体験が良く、安心感を持てたこと

(観点が少し変わりますが)選考の過程で”トライアル入社”を経たため、ここまで挙げた魅力について納得感・安心感を強く持てた点も重要と考えています。

具体的には、実際に会社のコードを触って開発したり、メンバーと関わったり、MTGに参加してみた感じです。事前の認識とのズレもなかったので、オファーを受け取った1時間後に内定を即承諾していました。

気がついたら内定を承諾していたことに気づく(定番のアレ)

入社して「聞いてたのと違う🤬!!」となるリスクは、転職でどうしてもついてくるものですが、その心配は一切なかったです。

逆に言うと、トライアル入社は開発の環境・体験や組織文化に自信がないと実現されない選考フローだと思います。(選考期間が伸びるなどのデメリットは理解しつつ)このように選考フローひとつ取っても、一般論にとらわれず施策がよく考えられている感じを受けました。

🎯入社してやっていること・面白いと思ったこと

というわけで、なんやかんやあり現在に至ります。時が過ぎるのは早いですが(爺)、直近についても少し書いていきます。

やっている(きた)こと

入社してからはCTOにオンボーディングしてもらいつつ、特に役割は決めずプロダクトの色んな箇所の開発に携わってました。

ちなみに、エンジニア採用については、入社2週間後くらいからスカウト・面談や施策周りの業務に関わらせてもらっています(先程の社員インタビューもその一環)。

エンジニアは業界に関する様々な知識をCTOから直接叩き込んでもらえるのですが、このおかげで開発のベースラインとなる知識がひと通り身につきます。「オンボーディングだけでこんなに有意義な世界線があるのか〜」とひたすらに感動してました。

そして、入社2ヶ月位のタイミングでマイクロチーム(と呼ばれるスクラムチーム的なもの)に所属し、イチ開発者として(ほぼ)自律して開発をバリバリとやっています。

直近は、(スタートアップと投資家の間の)プロダクト横断機能に関わるマイクロチームで開発をしています。具体的にはチャットとかです。Webのバックエンド・フロントエンド以外にも、Flutterでのアプリ開発にもチョロチョロと携われていて楽しい。

面白いと思ったこと

プロダクトや技術的な部分はもちろんですが、スタートアップの企業ファイナンスや経営といったドメイン領域で開発をすることで、日々たくさんのことを学べている実感があります。

例えばですが、税制適格ストックオプションに関わる機能を、CTOと2人でガッツリ作る機会がありました。

もちろんSOの仕組み自体は入社前から理解してましたが、税制適格・非適格などの種別やそれに関わる課題(べスティングと日本における課題・信託SOとか)はよく理解できていませんでした。

今は他人にも説明できたり、周りの人と深い部分まで話せるように(それなりにですが)なりました。開発に関わる中で、こういった資金調達や経営・法律に関する理解の解像度が大きく上がったと感じています。

(自分がそうかは別として)いつかCxO的な、経営的なレイヤーを目指したい方にとっては、これ以上ない良い環境であると考えています。

🔜今後何をやっていくか

今後の話ですが(いい意味で)あんま深く考えてないです。ざっくり「とにかくコード書きまくって価値出していくぞ」と「開発以外で(採用とか)会社全体にも貢献していくぞ」くらいの気持ちでいます。

とはいえ、まだまだ会社全体を俯瞰して考えられていないと感じる場面もあり、もっと貪欲に色んなことをやらんとなーと感じたりとか。シャの皆さまに支えられて仕事ができております。

その一方、1人で完結して進められる仕事も増えてきていて、ちゃんと成長できている感覚もあるので、とにかく楽しんで仕事した先に何かに辿り着ければ良いかなと考えています。

✅さいごに

今回の転職活動の報告は以上です。最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

社会人大学生として学業もやってる身としては、大学の時間が取れなくなるリスクも一定ある中での挑戦でしたが、とても良い選択だったと感じています(そうじゃなかったら書いてないけどw)。

例によって、スマートラウンドは全職種・全方面・全身全霊で絶賛採用中なので、少しでも興味ある方はぜひお話しましょう(採用情報はこの辺👇)

転職とかじゃなくて、単純に何かいい感じの話をしたい人も歓迎なので、Twitter(X)で気軽にDMなどでお声がけください。

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福本 晃之 | Teruhisa Fukumoto

Web Developer at Smartround.inc / Computer Science Student at Teikyo Univ / Kotlin(ktor), TypeScript(Vue), Ruby(Rails), Terraform, Python etc...