Homepage
Open in app
Sign in
Get started
ただいまのあとで
after we came back
Follow
04: July, 2023
知りえないことの外側をなぞる
時おり周囲を見渡して、どこに何があるのかを確かめてみる。ここは私の部屋で、冬に弱ってしまった植物は今は元気に葉を広げていて、足で床をさわると埃やらなんやらですこしざらついていて、机の上には卒論で引用するために持ってきた本が数冊積まれたままになっている。しかしそれ以外のこと、つまり…
ere nakada
Jul 27, 2023
三日前のまま進む
ふいに目の前に現れたその文章は、今まで私が考えてきたことをまさに実験として記録していた。これまで「女子校」と検索してもそれらしい本や論文は見つからなかったのに、友達の卒論の参考文献に書かれていた名前を検索してみると、「女子校で培われる女性性を脱ぎ捨てる経験」についての教育社会学の…
イワサキハナエ
Jul 27, 2023
出会いの物語
スイスに留学中の12月、友達に誘われてモントルーのクリスマスマーケットに行った。その帰りに一緒に来ていた他の日本人の友達と日本語で話をしていると、隣のボックス席に座っていたアジア系らしき女性が「あの…もしかして日本からの留学生さんでベルン大学に通ってる…?」と話しかけにやってきた…
Shelly
Jul 14, 2023
03: June, 2023
世界をつくる
このプロジェクトが「世界をつくりなおす方法だ」と書いたのは、11月のことだ。半年がたった今、『フェミニスト・シティ』を読んでいてある一説を見つけた。
イワサキハナエ
Jun 26, 2023
文章をまとめる日
ベランダから室内の方へ振り返り、ここは10年のあいだ私の部屋だったのか、と粗大ゴミとして回収されるのを動かずにじっと待つベッドをながめる。実家を出てから1年とちょっとしか経っていないことに気がつき、おどろいた。生活の臭いはあっという間に消えてなくなってしまうみたいだ。棚の奥に隠さ…
ere nakada
Jun 26, 2023
今、パートナーとは
パートナーという関係のあり方について考える。そんな私の卒業プロジェクトを進めるにあたってインタビュイーとなってくれた方々たちは、23歳である筆者の親くらいの年齢で、スイスに住む女性たちである。スイスに住み始めて20ー30年以上がたち子供たちも成人になりはじめた今、彼女たちは皆、こ…
Shelly
Jun 24, 2023
02: May, 2023
インタビューという名のお喋り
この文章では、私の卒業プロジェクトで扱っている方法論・手法、特にインタビューに関して、感じたり考えたり悩んだりしたことについて書いていく。
Shelly
May 25, 2023
井戸端の目撃者
古そうな家の前に小さなベンチがあったとき、「これはきっと井戸端会議用だ」と思う。その次に想像するのは、そこに座って話をするおばあさん二人の様子だ。私たちはそれを見て穏やかな気持ちになるかもしれない。また、それがもし路肩で立ち話をする子育て世代の女性たちだった場合、「無駄なおしゃべ…
イワサキハナエ
May 25, 2023
遊歩するラナ・デル・レイ
雨にぬれた石だたみが暗い夜の光を物憂げに反射するなか、ピアノの音が41秒間すらすらと歩みつづける。そしてそこに現れる「私はパリに行った」という歌声。映画の中で幾度となく美しいものとして描かれ続けてきたその都市のなかで、グレース・ケリーやキム・ノヴァクといった50年代のハリウッド女…
ere nakada
May 25, 2023
01: April, 2023
関係性のために自ら動く
この文章では、私の卒業プロジェクト「自律的な関係をつくるもの/がつくるもの」についての、今までのプロセスとこれから進めていきたいことについて説明していく。
Shelly
Apr 25, 2023
椅子の座り心地
歩きながら、ふとルース・ベーダー・ギンズバーグの言葉を思い出す。
イワサキハナエ
Apr 25, 2023
なにか他の方法
静まりかえった、からんとした空間の広がりに耳を澄ます。もうずいぶん長いあいだ、自分のために文章を読むことから遠ざかっていたように感じる。口に含むとじんわりあたたかい水を飲みながら、このあいだ読み終えた小説に書かれていた文章の、文字のかたちが現れてくるまでずっとくちびるでなぞってい…
ere nakada
Apr 25, 2023
About afterwecameback
Latest Stories
Archive
About Medium
Terms
Privacy
Teams