愛知・和歌山640km 自転車旅行記 1日目
2013年の秋、僕は愛知・和歌山を1週間かけて往復する自転車旅行をしました。
今回はそんな自転車旅行の1日目の記録です。
秋の空気が心地よい快晴の日の朝。
全ての荷物を詰めたグレゴリーのデイパックを背負い、Cinelliのロードバイクにまたがり出発。
この日は愛知県名古屋市から岐阜県まで北上し、滋賀県日野市まで進む予定。
計算では120km程度の道のりで、普段やる長距離サイクリングくらいの設定です。
秋といってもまだ日差しが強く、自転車専用レーンを風を切りながら走っていても汗をかく暑さ。
ボトルにスポーツドリンクを何度か補給しながら岐阜を目指します。
この時は始まったばかりの旅にワクワクするばかり。
あんな事になるとは知らずにコンビニで昼食休憩を取ったりして呑気なものでした。
14時半頃に岐阜に到着。
この時点で少し焦りを感じます。
事前にビジネスホテルを予約してあり、19時半頃には到着する必要があったのです。
しかしこのままではホテルに到着するのは夜。
ペースを上げてまだ先に見える山に向かって突き進みます。
努力もむなしく山道に入って間もなく完全に日が沈みました。
チェックインの予定時刻に間に合わない事が確定し、軽く絶望しつつホテルに連絡。
スタッフの方が「チェックインは深夜でも大丈夫ですよ」と言ってくれた時は心底安心しました。
しかし夜の山道は非常に暗く、すぐ横を車が通る恐怖の道。
路面もデコボコしていたり側溝があったりで油断すれば転倒して体が投げ出されます。
こんな状況ではスピードなんて出せないので安心してる場合ではありません。
オレンジ色のライトで不気味に感じるトンネルや突然道端に現れるお地蔵さんなんかにもビビりながら必死にホテルを目指しました。
結局ホテルに到着したのは22時半。
サイコンを確認すると走行距離は予想の120km程度を大幅に上回る157km!
道に迷ったのもありますが距離の計算をミスってたんですね。
初日から大冒険です。
とりあえず輪行バッグにロードバイクを収納し、チェックインを済ませて部屋へ。
夕方からほとんど食べずに山道を走っていたので空腹の限界。
山の中なので23時には飲食店どころかコンビニすら閉まってました。
ホテルのフロントで1軒だけ開いているコンビニを教えてもらい、チーズバーガーやからあげクンなどジャンキーなメニューを調達。
高カロリーをお腹に詰め、次の日の準備をしてぐっすり眠りました。
滋賀から大阪に向かう2日目に続きます。