日本のFIFAランキングは53位。国民的スポーツとして成り上がるには、到底満足できる状態ではない。
昨今、Jリーグで活躍したサッカー選手がドイツをはじめとする欧州のリーグへと移籍するケースが多く見られる。かつてヨーロッパへ行く前の本田や香川は日本代表候補選手に過ぎなかったが、今やエースを担う位置につけている。最近では、清武や原口など一つ下の世代も徐々に日本代表のエース候補として頭角を現している。このようにヨーロッパへ行けば自分の能力をひと回りもふた回りも向上できる環境である。しかし一方で、Jリーグで成績を残して海外へ行っても出戻りする選手も多くいるのも事実だ。
私は、サッカースパイクについて強いこだわりを持っている。
一番最初に両親に買ってもらったスパイクは、アディダスのプレデターであった。それがきっかけでアディダスのスパイクを愛用するようになった。自分は典型的な日本人の足(足幅が広い)をしているためアディダスの靴の形とは合わなかったが、である。
スポーツは一種の教育手法の一つである。スポーツが幼少期の子どもに与える影響は大きい。私の人格構成の8割は幼少期から15年続けていたサッカーによるものであると考えている。今回は、私が経験したサッカーからその人に与える教育効果について考えたい。サッカーがもたらす教育効果は、…
現代サッカーが失った一つの大切なもの。
それは「遊び」である。
サッカーはスポーツの枠組みを超えた存在である。