ネコが集まる SNS-Catdon

Koji Sibata
CodeforCAT
Published in
4 min readDec 22, 2018

常に猫の流れる平和なSNSがある。catdonと呼ばれる、乱暴に書くと自分ちの猫の写真を挙げて皆で和み合うSNSだ。

このSNSはマストドンと呼ばれる分散型SNSを使用している。マストドンをまともに動かしているcode forの団体も他には無い気がする。今回はこの猫に対しての優しさが漏れ出てしまっている人しか居ないSNS、catdonについてお話しよう。

2017年の春、突然降って湧いた分散型SNSマストドンブーム。確か僕が知ったのはFacebookの誰かの投稿だった。アスキーでの遠藤さんの投稿後数日経過した4/17。分散型SNSという概念を面白いと思い自分でも作ってみようかと考え、調べて立ち上げたのが4/19だった。

mastodon

そもそもでマストドンとはなんなのか?

マストドンはtwitterによく似た短文投稿型SNSと呼ばれるものになる。tweetdeckというtwitterクライアントに、とても良く似たインターフェイスをしている。つぶやきは「トォート!」と呼ばれ500文字制限があるが、500文字も書くような人はめったに居ない。もちろんcatdonのみんなはもっと短い。

twitterと大きく違うところは、分散型SNSであることだ。twitterの場合twitter社による中央集権型管理のSNSであるが、マストドンの場合、SNSを立ち上げたいと思った物が自由にSNSを立ち上げ(インスタンスと呼ばれる)、それぞれが緩やかなつながりを持ちながら、運用されていく。またtwitterとの大きな違いとしてインスタンス毎のローカルタイムラインというのがあり、ここではそのインスタンスに所属する人のトォートみれるようになっている。このおかげでマストドンはコミュニティ毎の色が出やすいシステムとなっている。

catdon

catdonを立ち上げたのは4/19。「さくらのVPSでマストドンを立てる」という記事を参考に、というかもうそのままの工程を経て立ち上げられた。ただし最初の日に、自分しか使っていない段階でOSリセットして再インストールしたのは内緒。

特に誰に相談するでもなしに勢いで作ってしまい、さぁどうするかな〜ってことでcode for cat運営ってことにしてしまう。当初は猫好きが集まってくれれば、特に話の内容は問わないって方針だったが、いつの間にか、自分ちの猫写真をアップする場所となってしまっており、コミュニティとは独自に進化していくものと面白く感じている。

良い住人のおかげで、管理人はひっそりと、でも3ヶ月に一回のlets encriptの更新をきちんと忘れて結果生存報告となるような楽な運営をさせてもらっている。たぶんマストドンインスタンスの中ではピカイチの平和さなはず。

そして、こちらのアイコンやロゴは、もちろん小作さん作だ。アイコン未設定時のアイコンがとても気に入っていたりもする。

石巻ハッカソンでは、このマストドンをベースにcatmapという地域猫を見つけて登録するアプリも作成したことがある。

マストドンブームは過ぎ去ったが、猫なので、そんなことはお構いなしに、ブームの頃も今も平和なタイムラインが続いている。catdonでは猫たちの幸せそうな顔が、今日もまた、明日もまた、そして明後日もまた日常として見れる、そんな場所。

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