非営利活動のためのMediumガイド

新たな読者を増やす5つの方法

Ray Yamazaki
for Shirusu
7 min readJan 14, 2017

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1. インフルエンサーのためのプラットフォーム

Mediumは様々なインフルエンサーが活躍するプラットフォームです。CEO、エグゼクティヴ・ディレクター、更にはセレブのスポークスパーソンがあなたの団体の活動に関心を持ち、その広がりをサポートしてくれる場なのです。とても簡単に始められるので何から手をつけるべきか迷っているような場合にはピッタリです。

インフルエンサーのためのヒント:

  • ストーリーは自分自身のMediumのプロフィールから公開する。
  • 一方的に語りかけるのではなく対話になるように心がけてください。レスポンスを活用し、貰ったレスポンスをレコメンドしたり、良いと思ったものには返信するのもオススメです。

さらに詳しく知りたい方は、私の同僚のJeffこちらの記事でソートリーダーのMedium活用法について説明しているのを参考にして下さい。

2.フィールドからの声を取り上げる

海外にオフィスを構えているか、街のストリートで実際に活動しているかに関わらず、あなたの団体のメンバーは共感を喚起する貴重な少数派の声を街で拾い上げて来ているはずです。Mediumはそのようなストーリーをシェアするのに最適の場です。あなたの団体のパブリケーションを作って、個人のアカウントから公開してみましょう。

1回の取材から複数のストーリーの着想を得られるはずです。難民が持つカバンには何が入っているのかをリスト記事にして、目を引く画像を利用するのも良いでしょう。

ヒント:

  • 団体のアカウントからではなく個人のアカウントから公開する(アイデア: インタビュアーの多くはテキストを書き起こし、Hannahのように自身のアカウントで公開しています。)

3.会話をキュレートする

1人でソートリーダーシップをひたすら実践することから脱却し、レベルアップを図るものです。あるトピックに関するパブリケーションを開設し、団体の内外からサポートを得ていきましょう。例えば、パートナー関係にある団体、取締役会の面々、ボランティア等に助けてもらったり。時にはMediumユーザー以外でそのトピックに関して既に記事を書いている人を見つけるのも良いです。

今のところMediumでは独立したパブリッシャーが主流になっていますが、そのうち幾つかはBrightThe Development Setのように各種団体によるサポートを受けながら編集の独立性を維持しているところもあります。このやり方を採るのには、今はちょうど良い時期かもしれません。

メリットといえば話題の最前線で積極的に議論する姿をアピール出来ますし、様々な意見を持つやる気と教養のある読者がいるプラットフォームでダイナミックな会話を展開出来ます。

ヒント:

  • 多様な意見を会話に活かす。
  • 既に公開されているストーリーをパブリケーションに加えて良いか許可を取る(作るコンテンツの数が少なくて済むのでwin-winの関係になります。)。

4.イベントやレポートをMediumでシェアする

多くの団体が年次レポートをダウンロード可能なPDF形式でリリースしています。今年はMediumにも発表してみてはいかがでしょう?新たな読者の目に触れ、インタラクティヴなやり取りが生まれるかもしれません。TMI Strategyのようにタグ付けしてレポートをリリースし、パブリケーション内にサブ・セクションを作ることが出来ます。

Mediumはあなたが主宰する会議やイベントをより多くの人に知ってもらうのにうってつけの場でもあります。The Aspen Instituteでは年に一回のIdeas FestivalのスピーカーがMediumの同パブリケーション上で自分たちの考えについて述べています。パブリケーションのコンテンツが増えるだけでなく、イベントに参加出来なかった人がその内容を知るチャンスにもなります。

ヒント:

  • レポートはパブリケーション内のタグ付けされたセクションで公開する。フォロワーがあなたの作品なのかレポートなのかの区別を明確に出来るようにするために。
  • レポートやイベントの各セクションをシリーズ物の独立した記事のように書く。
  • タイトルや画像はユーザーがクリックしたくなるようなものを選ぶ。

5.Mediumにブログを開設する

The Malala FundThe New America Foundation、それにDoSomething.orgといった団体はブログをMediumに移転することにしました。

これはMediumが今ではCMS(Content Management System)としてそれぞれの団体のコンテンツ作りに役立っていることを意味します。この利点は2つあります。

まず、Mediumは無料で利用でき、初めから美しくデザインされているので、テクノロジーやデザインに詳しくなくても使えます。また、公開すれば自動的にMediumのエコシステムに繋がり、すぐに他の読者に見つけてもらえるようになります。

さらに、ハイライトやレコメンド、レスポンスは皆さんのコミュニティーが広がる手助けになります。もし分からないことがありましたらメールでお答えします。

ヒント:

以下の3つの点に留意してみましょう。

1.ブランドとしてではなく血の通った人として書く。

2.魅力的なパブリケーション、そしてハイクオリティーで惹きつけられるコンテンツ作りを心がける。

3.ネットワークを上手く活用する。他のユーザーとの関わり合いを大切にすれば、コンテンツがより多くの人の目にふれることになるでしょう。

ここでお話した内容はスタートに過ぎません。Mediumというプラットフォームに多くの団体が集まれば、新しい使い方が生まれるはずです。

下に挙げているのは既にMediumを使っている団体の1例です。これから皆さんと一緒に活動出来るのを楽しみにしています!

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