【インタビュー】立命館大学遠里由佳子教授

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この度、Kiaraをご愛用いただいている立命館大学情報理工学部 情報理工学科教授の遠里 由佳子先生にお話しを伺うことができました。

遠里 由佳子教授のご紹介

遠里先生は、生命現象をシステムとして理解し予測する情報処理技術の研究開発を行っていらっしゃいます。理系が苦手な筆者から簡単にご説明させていただくと、先端バイオの研究室でご活躍されている素晴らしい教授です!

Kiara導入前、どういう課題がありましたか?

中国の大学と提携があるため、日本語を少し学んだ留学生が定期的に研究室に配属されるのですが、日本語で情報共有では直感的な判断が難しいらしく、内容の伝わり方も十分ではないと感じていました。

Kiaraはどのように課題を解決していますか?

研究室に日本語でアナウンスした内容を、中国語に即時に変換してもらい、助かっています。
留学生さんも、口頭で話をするよりも Slack でやりとりするほうが安心であるらしく、Kiara の機能のおかげだと思います。

Kiaraを友人に勧めるとしたら、どのようなチームに向いていると思いますか?

日本の大学は一定数、特にアジアから、留学生を受け入れているので、向いていると思います。
英語でしたら、学校教育レベルでなんとかなるのですが、語学として学んでいない言語を母国語とする人を含む混成チームには、必須なツールだと感じます。

遠里先生、この度は快くインタビューをお受けいただき、誠にありがとうございました。

遠里先生の研究概要など以下にまとめておりますので、よろしければご覧ください。

■研究概要

生命現象をシステムとして理解し予測する情報処理技術の研究開発

顕微鏡をはじめとする計測技術の発展により、ライフサイエンスの分野では、分子や細胞、組織、個体などの動態を捉えた、時空間情報を数値として含む計測データが得られつつある。そこで、そうした様々な生命現象を記録した大規模・多次元のデータを包括的に解釈する新しいソフトウェアの研究開発に取り組む。発生や老化、疾患などに関わるデータから、既存の手法では見つけ出すことが難しい生物学的知識を得る「データ駆動型サイエンス」の実現を目指す。例えば、確率統計や機械学習、人工知能の技術を駆使した画像やデータの解析、物理・化学の法則の理論に基づく数理モデルの構築を試みる。アプローチの融合により、生命現象を理解し、様々な摂動条件下でどのように制御されているかを予測することを目指す。

■現在の専門分野

統計科学, ソフトウエア, 生体生命情報学, 生物機能・バイオプロセス (キーワード:計算生物学, バイオインフォマティクス, バイオイメージインフォマティクス, システムバイオロジー, データサイエンス)

■受賞学術賞

2009/12数理モデル化と問題解決研究会賞 プレゼンテーション賞

立命館大学 研究者学術情報データベースより抜粋

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