お知らせ:今年の四国のAgile Japanサテライトは香川!!

Agile Japan 2019 サテライト香川の紹介と、僕と川口さんのご縁について

Takeshi Kakeda
kkd’s-remarks
10 min readAug 10, 2019

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Agile Japan 2019 サテライト香川は8/31開催!

今年もAgile459では、Agile Japanサテライトを四国で開催します!

昨年は高知でしたが、今年は香川県高松市です!

最初に大事なことを。

Agile Japan サテライト香川は8/31に開催します。

ゲストの川口さんは、国内だけでなく海外の多くのアジャイル実践者と交流があり、アジャイルコーチや社内推進の経験も豊富な方です。この機会を見逃したらもったいないですよ!!

四国でもアジャイル実践者が増えてきたはずです。アジャイルは自身で完結するものではなく、実践者同士の交流によって進化してきましたし、これからも進化していくのです。

Agile459も今年で9年目、そして、来年の10周年、そして次の10年に向けてさらなる実践者の交流が不可欠です。

四国のアジャイル実践者、もちろん、これから実践したい人も含めて皆集まれ!!

今年のテーマは「アジャイルでつなぐビジネスとIT」

Agile Japanは、国内で開催されるアジャイルに特化した最大規模の大型イベントです。初開催の2009年から数えて今年で10年目になります。

今年のAgie Japanの中心テーマは アジャイルでつなぐビジネスとITです。ビジネスの成功のために、ビジネス側とIT側の人々が協働することが、成功に不可欠だからです。

しかし、実際には、ビジネス企画に携わる人たちと、ITシステムの開発に携わる人々が分断されていることは少なくありません。パワーバランス、コミュニケーションの量や質、契約、それぞれの意識など、両者の協働を妨げるものは様々です。

どうすれば、アジャイルでビジネスとITをつなぐことができるのでしょうか?

その答えが、Agile Japanにある…はずです。

サテライト独自テーマは「壁を跳び越えろ!」

上記のテーマを受けて、サテライト独自のテーマとして何を掲げるかをAgile Japanの実行委員の皆で検討しました。そこで出た結論は 「壁を跳び越えろ!」 です。

ビジネスとITの間だけでなく、アジャイルを推進していく上でぶつかる壁は様々です。必要性を感じない同僚、否定的な意見を持つ上司、理解のないマネージャ、既存のルールや契約、そして最大の壁は自分自身、あるいは自分自身の思い込み。。。

それらの壁あるいは幻影をどうやって越えればよいのかについて皆で考え、経験を共有し、自分なりの答えを持ち帰る場にしたいというのが、今年のAgileJapan四国エリアのオーガナイザーの@tafuzitaさんの想いです。

@tafuzitaさんの想いはAgile Japan高松サテライトの紹介記事を是非お読みください。

前半は講演ビデオ視聴、後半はオンサイトによる講演&WSの二部構成

Agile Japanのサテライト開催は、大きく分けて前半の基調講演のビデオ視聴と、後半のサテライト独自のコンテンツにわかれます。

前半のビデオ視聴は、基調講演のGROOVE X 株式会社の林 要 氏の『マネージャー不在の洞窟型組織』になります。時間の都合上、今回のサテライトでは特別講演の視聴は行いません。別の機会にAgile459で視聴イベントを企画したいと考えています。

後半のサテライト独自コンテンツは毎回ゲストを及びしています。今回は…

ゲストの「川口 恭伸」さんはどんな人?

今回のゲストは、元楽天株式会社、現アギレルゴコンサルティング株式会社の川口 恭伸さん(あえて「さん」付けで記載します)。

川口さん

川口さんは、現職でのアジャイルコーチとして活動の他、前職の楽天時代にRakuten Tech Conferenceの企画運営や、社内のアジャイルコーチとして活躍されていました。

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン』(Fearless Change=「恐れなき変化」のこと。以下フィアレスチェンジ)、『ユーザーストーリマッピング』などの海外書籍の翻訳・監訳や、日本の各種アジャイルコミュニティの運営や参加など精力的に活動されています。

フィアレスチェンジ=「恐れなき変化」

今回、川口さんをゲストに呼びたい!となったのは、実はAgile459で開催しているオンライン読書会の対象として『フィアレスチェンジ』を選んだのがきっかけでした。

誰をゲストに呼びたいか?という話し合いの中で「フィアレスチェンジの翻訳に携わった川口さんを!」の声があがりコンタクトをとらせてもらったというわけです。

川口さんには講演として『アジャイル開発の時代』と、アジャイルの社内普及を妨げる障害をどう対応していくかを体験できるワークショップ『Fearless Journey』のファシリテートをお願いしています。

自分は欠席、でも充実のAgile Japanサテライト香川

Agile459で企画運営しているので、もちろん自分も参加!のはずなのですが、あろうことかダブルブッキングしており欠席になります。

実は、香川でAgile Japanが開催されている頃、西ヨーロッパの最高峰であるモンブラン周辺の山の中を走る国際的なトレイルランニングレースであるCCC(NHKのグレートレースでたまにやってるUTMB(Ultra-trail du Mont-Blancの姉妹レース)に参加しています。ちょうど日本でAgile Japanが行われている時間帯は山の中を走っている計算になります。

こんな状況ですが、Agile Japanサテライト香川では動画で登壇(?)します。さらに懇親会の時間帯の頃には自分もレースが終わって一息ついている予定なので、可能であればヨーロッパからオンラインでご挨拶する予定です。ぜひ懇親会まで来てください〜!

このレースへの参加も、自分にとっては自分自身の壁を越える一つの挑戦です。どんな場面においても壁にぶつかった時に「乗り越えたい」という想いが壁を乗り越えるためのエネルギーとなります。「乗り越えたい」という想いが生まれる根源に目を向けて、壁を乗り越える方法を考え、うまくエネルギーを流してあげることが重要です。

おまけ:川口さんと私

自分と川口さんとの出会いは2008年にまでさかのぼります。2008年当時、まだ自分が東京在住でアジャイルコミュニティを積極的に運営・参加していた頃に「Go AgileConf」というAgile Conferenceに行く人を増やすことを目的とするイベントを何度か開催しました。そこに川口さんが来てくれたのが最初の出会いだったと記憶しています。

僕と川口さん(2016年撮影)

一言で言ってしまうと、川口さんは自分が東京でやり残してきた(愛媛に移住することで志半ばに終わっていた)様々な事柄を(結果的に)引き継いで(自分より)もっとうまくやってくれ次のステージに進めてくれた恩人です。

Agile Conferenceへ行こう!

先の通り、ちょうど前年の2008年に大勢でAgile Confに行き登壇したのをきっかけに、日本からAgile Confへ行く人を増やしたいと、Agile Confに行きたい人向けの勉強会を数度実施し川口さんが参加してくれました。

それから川口さんは、ほぼ毎年(?)Agile Confに参加されており、最新情報の日本への展開、キーマンとのコネクションづくりだけでなく、多くの日本人をAgile Conferenceに送り込んでくれて(?)います。そのおかげで、2009年以降は年々Agile Confに行く人は増加しているようです。(数字の裏はとってません!)

Agile Confに行く日本人が増えたのは(もちろん他の人の貢献も多分にありますが、個人的には)川口さんのおかげです。

Jim Coplien氏との結びつき

2010年にソフトウェアパターン、組織パターン、Scrum Patternなどの活動で著名なJames Coplien氏(愛称 Cope)を当時10年振りに日本にお呼びして『アレグザンダー祭り』というパタン・ランゲージに関するイベントを行いました。

そこでCopeと親しくなった川口さんは、2011年以降、毎年Copeを日本に招聘し、認定スクラムマスター研修やScrum Pattern研修を企画してくれています。

Copeが毎年日本に来てくれるようになったのは川口さんのおかげです。

ユーザーストーリーマッピングの普及

自分が2008年にAgile Conf 2008でワークショップを受けて実践し、2010年に国内ではじめて紹介したユーザーストーリーマッピングについても、ユーザーストーリーマッピングの考案者であるJeff Patton氏とAgile Conferenceで交流を深め、Jeffの認定プロダクトオーナー研修や、Jeff氏の著書『ユーザーストーリーマッピング』の翻訳もされています。ユーザーストーリーマッピング出版までの経緯についてはこちらを参照してください。

ユーザーストーリーマッピングが広まったのは川口さんのおかげです。

Scrumの父と祖父との対面を企画

また、Copeと『アレグザンダー祭り』の際にディスカッションしたことがきっかけで、「Scrumの父」の一人である Jeff Sutherland 氏を日本に呼ぶという企画に繋がったそうです。更には、Scrumが多大な影響を受け名前の元になった論文である『The New New Product Development Game』の著者の一人である知識経営の分野で世界的に著名な野中郁次郎氏(Scrumの祖父と呼ばれている)との日本での歴史的な対面へと繋がったのです。

(当時私もJeffのCSPO研修に参加していたので二人の記念的な対面の場面に居合わせましたよ!)

Jeffと野中氏との対面(https://www.slideshare.net/hiranabe/nonaka-scrum-creating-knowledge-with-users

もう一度大事なことを

Agile Japan サテライト香川は8/31に開催します。

ゲストの川口さんは、国内だけでなく海外の多くのアジャイル実践者と交流があり、アジャイルコーチや社内推進の経験も豊富な方です。この機会を見逃したらもったいないですよ!!

四国でもアジャイル実践者が増えてきたはずです。アジャイルは自身で完結するものではなく、実践者同士の交流によって進化してきましたし、これからも進化していくのです。

Agile459も今年で9年目、そして、来年の10周年、そして次の10年に向けてさらなる実践者の交流が不可欠です。

四国のアジャイル実践者、もちろん、これから実践したい人も含めて皆集まれ!!

ぜひこの機会をお見逃しなく!!

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Takeshi Kakeda
kkd’s-remarks

I’m Thinker, Doer, Maker, iki-iki Generator and Runner in Ehime, Japan. My blog is https://tkskkd.com/