合計150kmの四国のみちを高知の宿毛から内子まで走ってみよう!(計画編)

Takeshi Kakeda
kkd’s-remarks
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7 min readOct 10, 2018

西日本豪雨でダメージを受けた愛媛県の南予エリアを通る「四国のみち」愛媛1〜8番を走って行くという計画を立てています。

四国のみちを走る!

「四国のみち」を走るプロジェクトを2015年から始めています

四国のみちは環境省が制定している自然歩道で、一部遍路道と被り、四国を一周する道が整備されています。所々道しるべがあるので、見たことのある人も多いかもしれません。

愛媛県内の四国のみちは、全33コース/362.5kmだそうです(参考:四国のみち(四国自然歩道))。

とは言っても、決められたコースは全部繋がっているわけではないため、通して走ろうと思うともっと長い距離を走らないといけません。

四国のみちは、2015、2016は結構回ったのですが、昨年(2017)は県外レースに多数出場していたので、四国のみちを走る余裕がありませんでした。

日帰りから泊まりへ

これまでは、日帰りを制約にして、松山から公共交通機関を使い日帰りで行けそうなところを中心に走ってきました。

愛媛の四国のみちの始点は愛南町と高知県宿毛市の県境から始まるのですが、松山から公共交通機関で日帰りで向かって走るにはやや遠く、車で一度下見はしたものの結局走るには至っていませんでした。

豪雨災害がきっかけで親近感

松山に住んではいますが、元々南予エリアには地縁はありません。自然が豊かで、キャンプ、釣りなどのスポットに遊びに行く程度です。土地勘もそれほどなく、特定のエリアに夏にだけ遊びに行く程度でした。

しかし、今回の西日本豪雨災害で、宇和島市内、吉田や三間、西予市の野村や宇和、大洲市など、いくつもの南予のエリアを調べるうちに、細かい地名や位置関係も覚えてきて、以前よりもずっと南予のエリアに親しみが湧いてきました。

13府県ふっこう周遊割を使う

観光省が西日本豪雨災害で打撃を受けている西日本に観光客を呼ぼうと、13府県ふっこう周遊割という制度を新たに設け、指定府県に2連泊すると、一泊につき最大6000円の補助がでるようになりました。
(〜11/30まで)

日帰りでは難しい場所も、ふっこう周遊割を使って宿泊しながらいけば行きやすいのではないかと思いつきました。

また、ふっこう周遊割は個人で申請するには手続きがいろいろ面倒なので、それを実際にやってみて、一つの事例して、他の観光客に知らせたいというのもきっかけのひとつです。

3日間で150kmは長いか短いか?

コース、距離、標高差

宿毛から愛媛県の四国のみちの始点である松尾峠に移動し、そこから四国のみちをひたすら走って(歩いて)行く予定です。

7月の豪雨で一部みちが崩落している箇所もあるそうです。Facebookで情報収集した所、現時点でわかっているのは、三間から歯長峠を経由して上宇和へ向かう遍路道が、大規模な土砂崩れで崩落しているということです。車は無理でも、山を歩く格好であれば大丈夫かな?と考えているのですがどうでしょう。。。

予定

予定は宿毛で前泊し、初日は朝一でスタートして宇和島を目指します。二日目は、宇和島から三間に抜けて歯長峠・法華津峠といった崩落の可能性が高い箇所の四国のみちを往復した後、上宇和に向かいます。三日目は上宇和から鳥坂峠を越えて北只に抜け、大洲、内子の四国のみちを通って最後は内子駅をゴールにしています。

1日での最長距離は100km(ウルトラマラソンレース)ですが、3日連続して毎日40km以上を走ったことはありません。まぁ、宿泊して休息できるし、途中お店もある公道が多いし、累積標高も全体で3000m程度なので体力的には十分可能だと想定しています。

11月に出走予定の、昨年レース途中で中止になった「FTR100K」のトレーニングも兼ねているので、命の危険がない程度にきつければきついほどよいかも!?

全行程はさすがに無理だとしても、どこか一日だけでも、一部でもいいので、誰かと一緒に走れると楽しそうです、と思ったのですが、ちょうどこの時期はレースがどこでも行われています。そういえば四万十ウルトラマラソンもありました。私は当選してたのですが、災害に目を奪われていて振り込むのを忘れてしまっていたのでした。仕方ないので一人で走ってきます(笑)

宿毛から宇和島

1日目(10/19) 宿毛〜宇和島(60km/1230m)

四国のみちの起点は松尾峠ですが、宿毛から松尾峠までまず向かう必要があります。南レクを過ぎて、しばらく行くと柏坂を越えます。峠を3つほど越えます。峠道が実際に通れる状態になっているのか、わかりません。

宇和島から上宇和

2日目(10/20) 宇和島〜上宇和(47km/1466m)

崩落のため迂回の可能性が高く、山道も多くハードなのがこのルートです。崩落している歯長峠から法華津峠経由して西の野福峠を往復する縦走の予定ですが、実際にどうなっているかは現地に行かないとわかりません。

そもそも歯長峠が徒歩では越えられない場合は、吉田町立間経由で56号沿いに向かい、上宇和に抜けることになります。先日、吉田に行った時に法華津峠の峠道を少し覗いてみましたが、上の方はかなり荒れている印象をうけました。

上宇和から内子

3日目(10/21) 上宇和〜内子 (43km/471m)

上宇和からは、鳥坂峠を越えればあとは下って、肘川沿いのフラットコースがメインになります。北只からのコースは二度ほど走ったことがあるので気分的には安心です。上宇和から大洲に抜ける鳥坂峠がどうなっているか心配ではありますが。。。

まとめ

四国のみちは、いつも写真を撮ったり、寄り道しながら、ゆっくり走って回ります。よく知ってる道を走るのもいいですが、見知らぬ土地で、周囲を眺めながらゆっくり走るのもまた格別です。

ロング走の練習を3日連続で行うイメージですが、気負わず、見知らぬ土地を満喫していきたいです。無事に山道が通れる&天候がよいといいなぁ。。。

今回は被災地周辺も通るため、崩落現場なども数多く遭遇するかもしれません。場合によっては道が崩れて迂回せざるを得ないかもしれません。そんなトラブルも含めて南予の四国のみちを楽しんでこようと思います。

今回は四国のみち縛りなので、吉田や野村は通らないのですが、今年中に豪雨災害の被災地である吉田〜野村〜大洲を巡るコースも走ってみたいと思っています。

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Takeshi Kakeda
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I’m Thinker, Doer, Maker, iki-iki Generator and Runner in Ehime, Japan. My blog is https://tkskkd.com/