EC運営者のためのSNSマーケティング方法(How to Market Your eCommerce Product on SNS)
参照：postcron.com
インターネットの普及とテクノロジーの発達に伴い、SNSやデジタル広告を用いたマーケティング戦略が必要不可欠な時代となりました。費用対効果と需要の高さから、中小企業によるオンライン広告とインターネットマーケティングのシェア率は年々増加しています。DATAREPORTALの報告書によると、2020年１月の時点でインターネットユーザーの数は45億人を突破し、その中でSNSの利用者は38億人を超えるそうです。約60％もの世界人口がインターネットを使用しています。本記事ではEC運営者がShopifyなどのプラットフォームを用いてオンラインマーケティングをする際に気を付けるべきことを説明していきます。
初めに需要が高いSNSの種類を調査しましょう。SmartInsights.comによると、以下の通り世界的に見るとFacebook, YouTube, WhatsApp, Facebook Messengerの需要が特に高いことが発表されています。WeChatは中国で一番使用されているメッセージ・SNS・モバイル決済アプリです。ハッシュタグの利用によって広報の効率化とROIの見込みがあるInstagramも視野にいれるべきだと思われます。
参照：ourworldindata.org
日本国内では、以下の通りLINEの利用者が一番多くTwitter、Instagram、そしてFacebookと並んでいます。グラフから見ると今後数年間以内にFacebookの需要が低下し、Instagramの利用者が増加することが予想されます。
参照：gaiax-socialmedialab.jp
次に、EC運営者様の提供する商品・サービスを視野に入れて、どのようなSNS・オンライン広告のサービスを利用することが効率的か吟味しましょう。例えば、世界中の顧客に向けてアニメ関連の商品をeコマースサイトで販売したい場合、どの国の市民が一番アニメ関連の商品を購入しているか調べます。2018年の時点でparrotanalytics.comの調査によると以下の通り、アメリカ合衆国での需要がダントツ1位でフィリピン、フランス、メキシコ、そしてブラジルと並んでいます。そしてアメリカ合衆国を例に、どのようなアニメが人気か調べると、以下のグラフのような結果になりました。
参照：parrotanalytics.com
参照：parrotanalytics.com
次に、オンライン広告の読者・視聴者グループ（target audience)を考えます。アメリカを例にとるとSNSの使用者が高い人口統計は以下の通り12歳～54歳ですが、比較的アニメ関連の商品に需要・興味がある世代の10代～30代に絞ります。
参照：convinceandconvert.com
最後に、EC運営者様の予算・経費などを視野に入れて実際に使用する広告サービスを考えます。例えば、YouTubeとFacebook上で広告を運営したい場合、Google 広告とFacebook広告の利用を考えます。どちらのサービスも性別、年齢や住んでいる地域などの細かい情報を絞り込んで広告を配信することができるので、見込み顧客に効率良くターゲット配信することができます。また、インターネットユーザーのそれぞれの趣味・関心を計測し、分析する能力も高いです。Google広告はcookieを使用して収集された情報やユーザーが検索したキーワードを元にユーザーをカテゴリー分類します（年齢、性別、趣味、住んでいる地域など）。また、Facebook広告はユーザーが「いいね」したコンテンツやユーザーIDをもとにカテゴリー分類します。どちらのサービスも配信頻度やインプレッション・コンバージョンなどの細かい設定が可能で、EC運営者様のニーズに合わせて広告に設ける上限額をコントロール・設定することができます。なお、Google広告は検索エンジン上での検索結果やウェブサイト上にも広告を掲載することが可能です。
そして、オンライン広告は効率的なマーケティングツールの1つにすぎないことを忘れてはいけません。見込み顧客の人数を増やすためにFacebookやInstagram、Twitter、Pinterestでeコマース専用のSNSアカウントを作成することも必須です。SEOの知識を深めること、ビデオによる宣伝をするためのビデオ編集ツールの練習、そしてSNS・ウェブサイトのトラフィックを分析するGoogle Analyticsなどのツールの知識を日々取り入れることで、より効率的なマーケティング戦略に繋げることができます。
ビジネスを１から立ち上げて主となる収入源にするには、戦略的なマーケティングが必要不可欠です。SNSの普及率はグローバル化社会とテクノロジーの発達に伴い、今後数年間で増加することが予想されます。EC運営者様のビジネス・サービスを効率的に広報するためには、日々新たな知識を取り入れ、それぞれのマーケティングツールを研究、どのようなアプリケーション・サービスに需要があるか調査、ユーザーのカテゴリーを分析、今後数年間のトレンドがどのようになるか吟味していくことが必要とされるのではないでしょうか。
Lizuna (https://lizuna.com/) は、３つのテクノロジーを用いてオンラインショッピングサイト上の詐欺や悪意のある注文を監視・防止する会社です。EC運営者の安全なビジネス経営のため、日々研究に刻苦勉励しています。サイバー攻撃からeコマースのウェブサイトを守り、安全なオンライン決済を確保してビジネス拡散に努めましょう。悪意のある注文にも注意していかねばなりません。
