神秘的パワーで満たされる!七面山奥之院 登詣修行ツアーで雲の上から富士山を拝む
こんにちは、KAIです。
2017年7月22日(土)~23日(日)の2日間に亘り、七面山奥之院 登詣修行ツアーに参加してきました。
昨年も参加しており、今回で2度目になります。
昨年の様子は「神秘の七面山登詣ツアー 奥之院」にまとめています。
はじめに、絹針さん、田口さん、参加された皆様、2日間本当にお世話になりました。たくさんのご縁を頂き感謝しています。
このツアーは株式会社 昭和観光さん(企画・ガイド:絹針弘己さんと田口さん)が主催しており、ただの登山ではなく、修行の登山になります。山林に囲まれた参道をひたすら登ってゆく中で、下界とはかけ離れた場所で自分自身を客観的に捉え、じっくりと向き合うことができます。また、奥之院で参籠(お泊り)することもでき、夜には七面大明神様を間近で拝することができます。そして、最後に滝行を行うことで、余計なものが洗い流されたとても清々しい自分に出会うことができます^^
七面山奥之院の場所は?
七面山奥之院は、七面山(標高1982m)の山の中にあります。
住所は、山梨県南巨摩郡早川町角瀬 七面山奥之院(読み:やまなしけん みなみこまぐん はやかわちょう すみせ しちめんざん おくのいん)です。
ちなみに出発地から七面山登山口までの移動距離はこんな感じです。
七面山奥之院のホームページはこちら
茨城県水戸市笠原町にあるシェアオフィスSSSから出発
22日 2:00頃
(↑どんなバスか分かるように明るくなって撮影したもの)
朝2時集合です。そう、朝の2時!!ドキドキして眠れてない人、仕事で眠れてない人など様々ですが、ほとんど皆さん眠れてない状態で集合します^^私はちゃっかり3時間弱寝ていきました(^^)v
22日 2:30
いよいよ出発です!ちょ~格好いい、アルテミスが描かれた青いバスに乗り込み山梨県を目指します!
22日 5:40
談合坂SAで朝食休憩です。ここから山梨県は早川町までノンストップで移動します。
22日 7:00頃
登山に入る前の最後のコンビニで最終の準備をします。登山靴に履き替え、昼食と大切なペットボトルを購入します。ペットボトルは登山中に天然水を入れる容器として利用するため欠くことのできないアイテムです。
表参道で奥之院を目指す
22日 8:00頃
早川町の七面山の麓でジャンボタクシーに乗り換え、登山口のある羽衣橋(お萬の方様の像のある、白糸の滝)まで移動します。お万の様にお祈りをして準備万端、いざ修行開始!
22日 8:30頃
本登詣修行ツアーでは、登山初心者の参加も半数近くいるため比較的登りやすい「表参道」から登ります。
登山口から頂上まで丁目という目印があるのですが、一丁あたりおおよそ百数メートルあるようです。片道合計5キロメートル程度は歩きます。
七面山奥之院への参拝ルートは2つあります。
●表参道
羽衣橋が登山口となっています。比較的登りやすく道中に、神力坊(2丁)肝心坊(13丁)中適坊(23丁)晴雲坊(36丁)があります。
●北参道
神通坊が登山口となっています。七面山を法華経信仰の山として開いた、日朗上人が登られた道でもあります。道中に7丁、安住坊(19丁)明浄坊(30丁)があります。
引用元:参拝アクセス : http://www.7okunoin.net/setubi.html
参拝ルートの地図はこちら:http://www.7okunoin.net/sanndou.html
22日 8:50頃 @2丁目 神力坊
まずは2丁目の神力坊で、杖の購入と塩分補給を行います。神力坊にはお坊さんのご家族が住まわれています。昨年は小さかったお子様が大きくなっていて微笑ましかったです^^
ここから本格的に修行登山がスタートです!恒例の集合写真を撮影。さて、翌朝の出発前の集合写真ではどう顔が変わっているか、楽しみです^^
なお、各丁目には、賽銭箱が置いてあります。その1つ1つに「登らせてください」とだけお願いをし、賽銭を入れていきます。丁目以外にもお賽銭箱がありますので、トータル80枚程度のお賽銭を持っておく必要があります。昨年はポケットに入れていましたが取り出しにくいため今回は首からかけられる小さなお賽銭袋を準備していました。これが大正解!上に行くにつれ疲労も大きくなるのですが、とても楽に賽銭が取り出せてよかったです^^
22日 10:00頃 @13丁目 肝心坊
肝心坊あたりにくると、程よい疲れが出てきます。そして汗が大量に流れてきます!
ここで、ペットボトルに冷たい山水を補給!と言いたいところでしたが、なんと今年は水不足で全然水が足りないとのこと。死活問題と話されていました。大変貴重なお水で作った冷たい麦茶を頂き感謝しつつ、奥之院を目指し出発します。
22日 11:20頃 @23丁目 中適坊
ここ中適坊がおおよそ半分の地点です。ここで昼食を済ませ、豊富までとは言えませんが山水が出ていましたので、ペットボトルに補給していざ、出発です!
ちなみに、道中はこんな感じの参道です。木々に囲まれているため直射日光を浴びることはほとんどありませんので比較的登りやすい山なのかもしれませんね。ただくねくねした参道になっていますので、意外に体力を消耗するんです。
22日 12:00頃 @28丁目付近
28丁目付近には参道では唯一展望できるポイントがあります。こんな感じで、身延山などを一望できるところです。確か、富士山も見れるハズでしたが、残念ながら雲で隠れて見れませんでした。
綺麗な景色で癒されたところで、再出発です!
22日 12:20頃
道中、皆でアルテミス(バスに描かれている)の真似して弓を射るポーズ^^ 道中の後半は無言で登る時間がどうして増えるのですが、たまにガイドの絹針さんの七面山にまつわるお話を聞いたり、こうやってみんなで楽しんだりしながら登ります^^
22日 14:30頃
すっかり雲の中に入ったようです。この霧がかかった光景はホント何とも言えない神秘さがあります。
22日 ??時頃 @36丁目 晴雲坊
晴雲坊での写真を撮るの忘れた(^-^;
とにかく、山水が勢いよく出ていました。上の方は水不足ではないようです。下の方とはこうも違うんだなぁ。早く雨が降ってくれることを願います。
いよいよ超神聖な領域に突入です
22日 14:50頃 @46丁目 和光門
いよいよ、46丁目の和光門の手前まできました!昨年は和光門の写真を撮り忘れたので今年は忘れずにカシャっと!この先から本当に神聖な領域になります。
さて、和光門をくぐり、その先を目指します。実はここから坂道が続きます(^-^; ここが中々きついのですが、あともう少しという気持ちで重い足を動かしながら一歩一歩登っていきます。
22日 15:00頃 @鐘楼
和光門から坂道を登りきると、目の前に鐘楼が現れます。一人1回ずつ打ってきました。
鐘を打ったあとは、また坂道を登ります。
22日 15:10頃 @49丁目 随身門
坂を上ると49丁目の随身門に到着します。この門の前には富士山が一望できる開けた場所があるのですが、残念!今年は富士山見れませんでした。雲があってどうしようもないので、明日の朝に期待です!
ここでも恒例の集合写真です!みんな疲れているはずですが、いい顔になってます^^
これは木の枝に苔が付いてぶら下がっている光景。珍しいですよね!
では、随身門をくぐって50丁目の七面山敬慎院(標高1982.4メートル)を目指します!敬慎院までしばし下り道になりますが、これが膝にく~る~!笑 しかも、この階段、木を輪切りにしたものを敷いている。ところどころモロくなっているので注意!
22日 15:30頃 @50丁目 七面山敬慎院
到着しましたよ~!七面山敬慎院に!で、ゴ~ルと思いきやまだまだ続きます^^なんぜ我々が目指すのは七面山奥之院ですから!
いざっ!七面山奥之院へ
22日 15:30頃 @ 一の池
奥之院を目指して歩き出すとすぐに「一の池」があります。七面大明神様が竜の姿で現れた言われている池です。とっても神秘的な雰囲気があります。
22日 15:45頃 @七面山奥之院
目的地である奥之院に到着しました。例年よりも30分ほど早い到着だったようです。
昨年は一の池から奥之院までの道中で鹿さんを見ることができましたが、今年は見れませんでした。ところが、翌朝見ることができました!写真は忘れたのでありませんが(^-^;
22日 18:20頃
お風呂に入り夕食の時間です。修行なので精進料理ですよ~^^味は濃い目でおいしく頂きました!
ちなみに、お風呂は改装されていて、とても良くなっていました^^ 一番風呂で檜風呂に入ることができ最高でした!
あと、トイレは昔懐かしい汲み取り式(つまり、ポットん?)です。今の子は分からないかな(^-^;
そういえば、昨年はコタツが必要なほど寒かったのですが、今年はなくても十分暖かかったです。
夕食後は、御開帳とお勤めを行います。
御開帳では、七面大明神様のお顔を拝することができます。宿泊する人しか見ることのできない七面大明神様のお顔はとても愛らしい感じで、見ると気持ちが安らぎます^^写真撮影はNGでお見せできないのが残念です。
なお、御開帳とお勤めは合わせると1時間ちょっと時間がかかります。昨年はお経を読まれている間、無理して正座を続けましたが今回はさっさと諦めて15分程度で足を崩しました。正座用の小さい腰かけがあるのでだいぶ痺れは抑えられました^^
奥之院のお経には和太鼓もついてきます。しかも大きめの太鼓をガッツリたたきます。タン・タタン・タタン・タンタン♪みたいな軽快なリズムでたたくので(木魚もおなじように)ついつい、体が乗ってしまうのは自分だけじゃないはず 笑
お勤めの後は、絹針さんの部屋に集まり酒盛りです^^ といっても荷物になるので大した量はないのですが(^-^; 一緒に登った方々は様々な分野で活躍されていて、そのお話を聞いているだけであっという間に就寝タイムの22時になってしまいました。
ちなみに、布団に入っておやすみ3秒で落ちたようです。
御来光は?七面山奥之院から富士山は拝めるか??
23日 4:15頃 起床
誰かの「富士山見えるよ!」という声で目覚めました。実は夜の御開帳のときにザザーと雨が降っていました。そのため、朝の御来光も富士山も見れないかなぁ~とちょっと諦めていたのですが、なっなっなんと!ちゃんと富士山を拝むことができました!
実はプロの写真家でもある絹針さんの願いと、夜中ほぼ寝ずに撮影をしていたnaoさんの思いが通じたのかもしれません。昨年は富士山すら見ることができなかったのでラッキーでした!
富士山を十分に堪能した後、影嚮石(ようごうせき)の周りをお願いごとをしながら廻りました。登る途中では基本的に「登らせてください」としかお願いしていませんので、ここぞとばかりに2つほどお願いをしてきました^^
影嚮石(ようごうせき)は七面大明神様が現れた石として伝えられています。↑の写真の真ん中あたりにある縄がかけられた大きな石がそれです。影嚮石の廻りを7回半唱題しながら廻るとご利益があるようです^^
下山に向け出発です
23日 7:00 下山に向け奥之院を出発
おいしい朝食を済ませた後、少し休憩をして出発の時間です。朝食では白米を2杯頂き、みそ汁もおかわりをして体に重さを感じました( ゚Д゚)足に負担にならないか、ちょっと不安でした(^-^;
んでもって、お決まりの集合写真です。どうでしょうか?1日前の集合写真と見比べるとすこ~し、笑顔が出ていてスッキリした感じがします。写真で見るとあまり分かりませんが実感としては相当スッキリした気分です^^
下山は、実はあっという間です。大体4時間ほどで登山口まで下りてしまいます。ただ、早い分ヒザへの負担は大きくなります。昨年は膝が痛くて笑い過ぎて大変でした、ほんとに(^-^; ただ、今年はお勤めで無理して正座をしなかったことや、登山の数日前に結構体を動かしていたので、昨年ほど痛くありませんでした。
で、たぶんもう1つの要因は、日蓮宗の青年部と女性部の方々と参道ですれ違うタイミングが少なかったため、超特急で下りる時間がトータルで少なかったのも影響しているかなと。日蓮宗の方の団体は数百人規模になりますが、私たちが下りてくると団体様が立ち止まり谷側に寄って道を空けてくれるんです。それはとても有難いことなのですが、待たせると悪いので、どうしても下りるスピードが上がってしまいます。2名で1mとして、おおよそ100~200mの距離を超特急で下ることになるので、それが何度もあるとホント膝は大爆笑しちゃいます(^-^; 昨年がそんな感じでした。ただ今年は、ガイドの田口さんの判断で、逆に私たちが団体様の通過を立ち止まって待ったり、たまたま休憩所(神力坊(2丁)肝心坊(13丁)中適坊(23丁)晴雲坊(36丁))で団体様とすれ違うことができたりと、運も味方してくれました!ラッキーだったな~と思います^^
そして、今年はぶっ飛び大開運~♡(和田道子さん風に 笑)なことがありました!なんと、滅多に出会うことができない七面蛇さんと遭遇することができました!ほんとにマジでぶっ飛び大開運~♡です^^なんだかとてもご利益ありそうです^^
滝行で心身ともに清めます
23日 11:00頃 @ 雄滝弁天堂
下山してから羽衣橋を渡り、滝行を行う雄滝弁天堂へ向かいます。ここがまた修行です。感覚的に下山して500mほど歩き、さらに弁天堂へ上がる急傾斜の階段を上がる必要があります。昨年は本当にきつかったのですが、今年は心構えができているのと、昨年ほど膝が痛くなかったので比較的楽に乗り越えることができました!あ、俺なんか成長していると感じた瞬間でもありました 笑
↓は雄滝弁天堂に向かう途中に振返り羽衣橋をパシャっと。
↓は雄滝弁天堂へ向かう道。この先に急傾斜の階段が待っています!
↓滝行を前に男衆だけでパシャリ。ガイドの田口さん写真撮影ありがとうございます!
そして、弁天堂に上がったところで、いよいよ滝行です!ぷよぷよした体ですので、写真の解像度を落としています^^ 拡大はNG!ご遠慮くださいね~(^^)v
写真を撮ってくれたnaoさん、いつも素敵な写真をありがとう!
↑は雄滝の全景です。昨年よりも水量が少なく慣れていない私たちにはちょうど良い感じでした^^
写真はありませんが、滝行の後は弁天堂の中に入り、昨年と同じように田口さんを真似て太鼓を叩いてきました。例のお勤めの時のリズムで^^ついでに木魚もポコポコと。弁天堂の方すいません、遊び過ぎました(^-^;
最後のお楽しみ下部温泉へ
23日 13:00頃 @下部温泉 下部ホテル
下部ホテルに到着してすぐに食事を済ませました。食べたのは「す~らんタンメン」です。めっちゃうまかった^^ で、一杯だけビールも頂きました。500円ぐらいかなと思ってたら800円越えでチョイびびり。
23日 21:00頃
正確な時間は覚えていないのですが、21時頃にシェアオフィスSSSに戻ってきたと思います。帰りは談合坂SA付近ですごく混んでいましたが、そこを過ぎれば比較的すいすいと進みました。バスを降りると、お世話になった皆さんとしばし立ち話です。楽しい思い出話なのであっという間に時間が過ぎて気づけば22時近く。名残惜しいですが、皆さんとお別れして自宅へ帰るのでした。
おしまい。
まとめ
やたら長い日記でしたが読んでいただきありがとうございます。
この七面山奥之院 登詣ツアーは来年も同じ時期に開催予定とのことです。出発地は水戸限定になると思います。ちょっと下界から離れて自分と向き合ってみたいと思っている方におススメです。もしご興味ありましたらご連絡ください。
速報:今回参加した方の友達がすでに複数名参加したいとのこと。来年は競争率高くなりそうです( ゚Д゚)
ちなみに、宿泊する奥之院ではトイレはポトン、シャンプー・石鹸類の使用禁止です。場合によっては、男女同じ部屋になる可能性もあります(夫婦、恋人同士の方は2組~3組で同部屋など)。その点だけお気を付けください^^
Originally published at あなたの町のITサポーター パソカフェ in 茨城水戸.