中国 深圳に行ってきました(8) / JENESIS(ジェネシス)見学
深圳3日目最後は再びSeeedや光陽模具製品のあった宝安区へ行き、JENESISさんの工場を見学してきました。
JENESISは藤岡淳一さんが2011年に香港で創業し、日本企業向けに小〜中ロットからIoT機器の製造受託、品質管理・検査代行やアフターサービス(深センではなく宮崎で行っている)など行ってる会社です。今回はその工場を見学させていただきました。
小ロット多品種の製造依頼をさばくため、自社設計部門を持たないでEMS(電子機器及び部品の製造受託サービス)だけおこなってるのが特徴です。
藤岡さんが非常に熱い方で、面白い話がたくさん聞けました。
深センでは尖った金型を作ってもケース屋がすぐパクるようです。金型の流出などが日常茶飯事の深センでIoTデバイスの製造をする場合は、ハード側はすぐパクられると考えて薄めにして、ソフトを厚めにして競合と差別化を図るのがよさそうです。
50個、100個の生産だと金型作ってもメリットが出せないので、P板.comと3DプリンタとCNCを使って作ったほうが低コストになるそうです。2000〜3000の量産がおすすめのとことでした。(3Dプリンタはリニアに上がる。金型は1000個のあたりでクロスオーバー)
中華の部品のばらつきはすごいが、中国は税金をいっぱい払わないと部品を持ち込まない国なので、中国で製造する場合は部品も中国で調達したほうがよいそうです。
遅くなりましたが、やっと3日目終了。
4日目につづきます。ここまで読んでくれてありがとうございます。