天狗や河童など、日本には数多くの伝承が残っています。地震や水害、噴火や雪害といった天災・災害に絶えず見舞われる、日本独特の風土が生み出した物語であり文化だといえます。
伝承や各地に残る遺産を紐解く学問として、民俗学があります。各地に残る妖怪や伝承を紐解いていくと、そこには、地域の共同体がもつ歴史や風俗、そこに暮らす人々の生々しい営みが浮き彫りになってきます。
近年、ソーシャルデザインというワードがクローズアップされています。少子化や高齢化、地方の衰退、コミュニケーションのあり方、格差など。現代には多くの社会課題が山積しています。