こんにちは。
SoGal Tokyo Chapter volunteerの5名中の1人、オリビアです。
先日行われたSoGal Tokyo Chapter Eventのレポートをします。
イベント第2回目のトークセッションのレポート→コチラ
今回第4回目（第3回目はネットワーキングのみ）は9/22、渋谷区の主催するSocial Innovation Weekへの参加出展として渋谷のイベントスペース・EDGEofとコラボして1週間イベント開催を行なっていたmeeTalkというコミュニティとの共催でした。
スピーカーは、サンフランシスコ在住で、現在Cosme Huntというインターネットサイトで、日本の美容用品を海外向けに販売するEコマース事業を経営されている高橋クロエさんです。
まず、 SoGalの紹介をしたのち、クロエさんは、SoGal San Franciscoのイベントに行かれているので、その時の感想を話して頂きました。
それからはクロエさんの経歴をまず伺いました。新卒でサイバーエージェントの子会社に就職された後、海外事業をやろうと決めてワーホリに行きその後サンフランシスコでプログラミングのスクールに通い技術力をつけた後、Cosme Hunt. Inc.を2018年5月に設立されたそう。日本の美容用品を扱おうと思ったきっかけは、自分がアメリカで肌に合う化粧品を探すのが大変だったため。現在は日本の美容用品の良さを広めるためにキュレーションをしてサイト運営を行なっているとのこと。
そしてその後は、サンフランシスコ（シリコンバレー）にあるコミュニティの中でクロエさんが参加されているものをPick upして紹介して頂きました。
まずALL RAISEの紹介から。VCの女性34人が結束してシリコンバレーの女性進出の為に発足されたコミュニティ。VC側、起業家側、双方向の目標を掲げている。クロエさん曰くALL RAISEは、データ化、数値化して説得力を持って活動をして人を動かしているのが良い点で、このコミュニティではビジネスや起業に関する情報を交換しているそう。
次にFaB（Fashion and Beautytech)について。サンフランシスコに本部があるこのコミュニティは東京にもChapterがあり、クロエさんが代表をしているもの。ファッションや美容業界に関するコンシューマーサービスをする投資家や起業家のコミュニティで、クロエさんはこのFaBで自分の属する美容業界についての相談をしたり、設立者が現在のメンターになってくださっているとのこと。
最後はY Combinator主催のFemale Founders Conferenceについて。現在はelphaというインターネット上のサイトサービスのコミュニティになっています。クロエさんは2回目のカンファレンスに参加され、その回は世界中から800人の女性が集まって、悩みを共有して、困ったことを助け合おうよというのがテーマになっていた。クロエさんはその後FBグループになった同コミュニティで（そして現在のelphaという形になり）ちょっとしたことを質問したり、人の質問やその答えを見たりして参考にされているそう。
締めは、アメリカで起業されていて感じること、美容業界で起業していて実感していることを伝えて頂きました。”アメリカで移民が現地でビジネスを始めることで起こすイノベーションは大きいと思う。中華系のファウンダーはビジネスの成功へのマインドが高くて、日本人として自分はパワーが違うな、足りないなと感じる。美容業界で言えば、今、アメリカで韓国ビューティーはとても広がっていて、アジアの韓国が成功していることによって日本にも脚光が当たっているのでとてもいい流れだと思っている。韓国で行われたカンファレンスでは、日本にある奥ゆかしいPRは伝わらないこともある、というアドバイスを受けた。アメリカで日本について語るシーンが増え、日本の良いところも悪いところも分かって世界の中でのどういう立ち位置でいたいか意識するようになった。”とのことでした。ちなみにアメリカで出会った日本人女性起業家はパワフルで割とアメリカナイズされた方が多い気がするという感想も教えて頂きました。
＜Q&Aのいくつかの回答より＞
＊困っていることが多くある中でも、自分にはパッションがあって日本の製品を広めたいと思っているけれど、大企業と話していると色々な戦略があり、その中で説得したりすり合わせしていくことはとても大変だと感じている。
＊アメリカで会社を登記するときは、各州や都市によって性質や法律が違うので、法律と会社のビジネス領域とブランディングによって会社を登記する場所を決めるのが良いそう。
＊アメリカのパッケージがシンプルなのは、教育水準がばらばらなので、パッケージに英語を書きすぎると読めないという理由と、デザインの哲学を重視するとシンプルになる。またミレニアル世代やジェネレーションZ世代は物が溢れているこの時代の中で選択をミニマルにした結果、シンプルなパッケージが好まれるという調査結果があるらしい。
＊FaBの設立者に会ってメンターをしてもらい、様々な人に会うようになってから、色々な意味で視野が広がって契機になった。会うべき人に出会うこと、コミュニティに参加して助けを求めることがビジネスをしていく上で大事だと感じている。
＊一緒に組みたいなと思ういい投資家は、美容業界が知らない領域だった場合や自分が知らないトピックでもこちらの話を聞いて理解したり、ビジネスチャンスを描こうとしてくれる人だと思う。
スピーカーをしてくださったクロエさん、共催したmeeTalkさん、イベントスペースをお貸しくださったEDGEofさん、そしてご参加下さった皆様、本当にありがとうございました！！
今後もSoGal Tokyoでは無料のトークイベントやネットワーキングイベント等を企画して起業家・投資家マインドを持った方々への何か価値を提供していけたらと思っています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
