Plasm Network Lockdrop への参加ガイドライン

Takumi Yamashita
Astar Network
Published in
8 min readMar 12, 2020

この記事では、Plasm Network の Lockdrop についての大まかな概要とETHでトークンを実際にロックする方法について説明します。
Lockdrop の開始は直前に迫っており、チームは準備が(ほぼ)終了したことを発表できることを誇りに思っています。 トークンをロックする方法について説明する前に、まずPlasm Networkのロックドロップの基本について説明しましょう。

Lockdrop とは?

Lockdrop は、トークンを配布するための新しい方法です。Plasm Network の基軸トークンである PLM はこの方法で配布されます。Lockdrop は、参加者の機会費用と引き換えに初期トークンを配布します。つまり、参加者は特定のトークン(つまり、ETHまたはBitcoinもしくはDOT)を、事前に定義された一定期間トークンを保持するスマートコントラクト(またはそれに相当するもの)に「ロック」します。受信するトークンの数は、ロックされたトークンの値とロックの期間に比例します。これは、Commonwealth Labsの優秀な人々がEdgewareプロジェクトで最初に実装したものです。 Plasm Networkは、Multi-Lockdropと呼ばれるLockdropの改変版を使用します。Multi-Lockdrop とは、複数のトークンでLockdropが複数回行う仕組みです。これについては、以前の記事から詳しく知ることができます。また、より最新の情報はこちらをご覧ください。
後ほど説明する Lockdrop アプリケーションは、Commonwealth Labsによって開発されたものに触発され、Web3対応のブラウザウォレット用に特別に作成されています(これはMetaMaskを念頭に置いてテストされています)。

Plasm Network Affiliate Program とは?

Plasm Network のコミュニティに広報をしてくれた人々にインセンティブを与えるために、アフィリエイトプログラムを考案しました。 Lockdrop について紹介された時、紹介者の Ethereum パブリックアドレスを指定することで、ロックごとに紹介者と参加者が共に1%のボーナスを受け取ることができます。 アフィリエーションプログラムのメカニズムの詳細については、この記事をご覧ください。

Lockdrop はいつから?

初めの Lockdrop である Ethereum Lockdrop は、3月15日から4月13日まで開催されます。 これは、Plasm Networkにとって大きな転機となり、多くの人が参加できることを願っています。 この記事から詳細なスケジュールを見つけることができます。
以上で、Lockdrop に関する基本的な情報について説明しましたので、実際に参加してみましょう!

Lockdrop に参加するには?

最初に、ブラウザにWeb3ウォレットブラウザ拡張機能 MetaMask がインストールされていることを確認します。 まだ持っていない方は今すぐインストールしましょう!
次に、https://lockdrop.plasmnet.io/ に進み、アプリケーションを起動します。 以下の実際のデモは、ローカルサーバー上のローカルチェーンを介して行われますが、実際のLockdropは Ropsten Test NetworkEthereum メインネット上で誰でも使用できるようになっています。

Meatamask を適切にインストールすると、上記のロード画面とウォレットからのメッセージが表示されるので接続を許可してください。

The first section of the application

Lockdrop のWebページは2つに分かれています。 上記の画面は入力フォームです。 ETHでロックする量、ロックする期間(参加者は30、100、300、および1000日から選択できます)、および紹介者の公開アドレスを入力するだけです。 紹介者のアドレスはアフィリエイトプログラムにおける正当なパブリックアドレスのみを受け入れます。 この部分を空のままにすると、紹介者はデフォルトで「0x0000000000000000000000000000000000000000」になります。 さらに、紹介者のアドレスは無効なアドレスを拒否しますので、注意してください。

The second section of the application

上記の画面は Global Locks です。これはすべての「Locked」イベントを取得し、それらをリストとして表示します。Lockdrop の参加者にすべてのLock 情報をリアルタイムで提供します。

実践

それでは、実際にETHをロックしてみましょう! まずは紹介者を指定せずに、69.696969ETHを300日間ロックします。

69.696969ETH を 300日間ロック

上記のようにフォームに入力したあと”SUBMIT TRANSACTION”をクリックします。

すると、Metamask がスマートコントラクトの実行許可を求めていることがわかります。 “Confirm”をクリックしてトランザクションを作成し、発行します。

トランザクションの実行に成功すると上記のように正常にロックされたことを知らせる緑色のトーストが側面に表示されます。

また、Global Locks を見ると、先程実行したトランザクションにより発行された “Lock Event” を見ることが出来ます。また、紹介者を指定しなかったため、リストに”No introducer”と表示されていることがわかります。

今回は、紹介者のアドレスを指定してトークンをロックしてみましょう。

4.2069 ETH を 1000日間, 0x0173400… を紹介者として Lock

上記のように Affiliation のフォームに紹介者のアドレスを入力します。

※ここで入力されている紹介者のアドレスはテスト用であり本物では機能しません。

その後、先程と同じように “SUBMIT TRANSACTION” -> “CONFIRM” を押してトランザクションを実行します。

成功すると上記の画像のように、紹介者がリストに正しく表示されています。

失敗した場合は以下のように赤色のメッセージが側面に表示されます。

無効な紹介者を指定している場合
自分と同一のアドレスを紹介者として指定している場合

入力が失敗した場合は、トランザクションが実行されないためアドレスを見直して再度送り直してみてください。

結論

Plasm Network におけるLockdrop の概要と Lockdropアプリケーションの使い方についてまとめました。Metamask で ETH を管理できいれば、Lockdrop に参加すること自体は非常に簡単です。 そして、Lockdrop に参加しPLMを手に入れることができます。また、Metamask への送金方法については検索するとすぐに見つけることができます。

Plasm Networkのコミュニティ

--

--