Medium。媒体が媒介し、触媒が触媒される。

よねざわゆかり
TEDx Experience [日本語版]
4 min readDec 2, 2015

時は過去から未来へ。ではなく、未来から今へ流れ込む。

つい先日誕生日を迎えた。
この日を区切りに、新たなじぶんの未来を予兆した。「時は過去から未来へ、ではなく、未来から今へ流れ込む」という感覚が11月8日のTEDxKyotoを終えた夜から強く感じるようになった。それは過去味わったことのない不思議な感覚だった。そして誕生日にこの感覚はピークとも言える状態となった。

むしろ、過去も未来もなく、永遠に「今」しかない。というような感覚か。

恩師からの一本のメール

12月1日朝。ある一本のメールが届いた。恩師上田先生からのメッセージだった。先生から、ついこの間も連絡を頂いたばかりだったので「あら?」と思った。

内容は

”ある男性が、上田先生の講演会に参加。先生へのお礼メールと共に、TEDxKyotoでの神谷明日香ちゃんコーチングについてわたしが書いたMediumの記事を拝読くださり、共感した。そして、実は、わたしが上田先生の以前の生徒だったと知り、驚いた!!”

そして

”僕(上田先生)もこの記事を読み、よねちゃん(わたし)が頑張っている姿に触れられてうれしかった”

という内容だった。

最高のプレゼント

上田先生は、以前からわたしがTEDxKyotoでコーチをしていることもご存知でいて下さっているし、わたしも、卒業してからも先生に近況報告やアドバイスを貰いにゼミ室へお邪魔することがある。ここ数年は、OGの立場で後輩となるゼミ生や院生の方へプレゼンアドバイスやイベント開催について何度かメンタリングもさせて頂いていた。

だから、先生とわたしは決して遠い間柄ではないのだけれど、こうやって間接的にわたしの活動を知って貰えたことは、とてもうれしいことだった。じぶんの知らないところで何かが起こっていた。Mediumを通し、最高の誕生日プレゼントを贈ってもらえた。

そして、驚いたことに、わたしと上田先生の繫がりをその男性に知らせてくださった方が間にいたのだ。数年前に知り合いになった素敵な映像を撮られる「あすかさん」だと知り、驚いた。またわたしは運ばれたのだった。

一体、何人のMediumにより、わたしのもとへこのあたたかさが運ばれてきたのだろう?

ありがとう

もうこの言葉しかない。

奇しくも、この男性がわたしのことを別メディアで紹介してくださった日がわたしの誕生日であり、そして上田先生とわたしが師と弟子であることをこの男性へ紹介してくれた「あすかさん」のコメントも同日であった。(今さっきその事実を知った)

触媒という生き方

わたしという人間はMediumである。
つまり触媒なのだ。

触媒(しょくばい)とは、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう[1]wikipediaより)

コーチやファシリテーター、プロデューサーとは、まさにこの機能を成しており、わたしの過去も今も仕事のほとんどがこの機能を主としたものである。いわば、仕事を省いたところの「わたし成分」の大方がMediumなのだと感じている。

わたしのおこなう個人セッションやグループセッション、授業や研修、また普段の会話や一緒に時を過ごした経験がある方からは「魔法みたい・・・・。一体何が起こったの?」と言われることが多い。

わたしもMedium状態なので何もしていないといえばしていないし、しているといえばしているが、今度からは「Mediumしているのよ」と答えることにしようかな。

いずれにせよ、この場所により、触媒は触媒された。
過去も未来も今も、すべてがゼロポイントに。
とてもしあわせ。
最高のお誕生日プレゼントをありがとう。

Medium。媒体が媒介し、触媒が触媒される。

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