アジャイルの地域コミュニティに参加してみて

Sakaguchi Y
WingArc1st Inc.
Published in
Dec 19, 2022

これはウイングアーク Agile and DevOps Transformation Stories のAdvent Calendar 2022、2022年12月19日の投稿です。

今回は今年からアジャイル札幌という地域コミュニティに参加させて頂くことになったので、その中で活動した内容を書いてみようと思います。

アジャイル札幌とは

上記のリンク先にも書いてありますが、札幌でアジャイルに関する活動を行っているコミュニティとなります。

アジャイル札幌ではアジャイルに関する活動を中心に、テストに関するイベントを行ったり、技術書の読書会を行ったり、ScrumFestSapporoの運営を行ったりと、様々な活動を行っています。

アジャイル札幌の運営に参加するまで

もともと北海道で開発やテストに関するコミュニティなどに参加して、地元のエンジニアと情報交換などを行って、北海道を盛り上げていきたいなと思っていたのですがなかなか機会を作れず時間だけが経っていきました。

そんな私とは真逆に、新潟でScrumFestNiigataJasstNiigataで無双している伊藤さんScrumFestSapporo2021の運営のお手伝いで札幌に来る機会がありました。
そこで運営リーダーをしていた札幌のアジャイル界隈で有名な根本さんと話す機会があり、「坂口さん、前にアジャイル札幌とかのコミュニティに関わってみたいって言ってましたよね。今度根本さんと会うことになったから一緒に話に行こうよ。」と誘われ、根本さんとお会いすることになりました。
その場をきっかけに「アジャイル札幌に入ってみましょうか。」という流れになり、参加させて頂くこととなりました。

アジャイル札幌の運営に参加してみて

アジャイル札幌の運営メンバーは札幌を中心に働いている様々な会社の方々で構成されています。
スクラムマスターとしてバリバリアジャイル開発に携わっている方もいらっしゃいますし、私のようにアジャイル開発には興味があるが実際にはまだ導入できていない方もいたりと、色々なロールで働かれている方々がいるので今後はお互いにどのような課題を持っていて、どのように解決していこうとしているかなどの話ができたらなと思っています。

運営メンバーの活動としては月に1回定例会があり、その中で今後どのような活動やイベントを行うかなどを話し合っています。
ScrumFestSapporoのようなイベントを開催する場合は、いつまでに何の準備が必要か、誰が担当するかなどを決めたり、プロポーザル採択を行ったり、イベント開催日が近くなると定例会を開催ペースを週1回などに上げて皆で進めています。

私がアジャイル札幌に参加したときは、ちょうどScrumFestSapporo2022開催についての話を始めるところでした。
そのためScrumFestSapporo2022の開催までの流れを把握することができました。
やはり100人以上を超えるイベント(最終的には現地、オンラインチケット合わせて200枚以上発行)となるため、かなり長期に渡って準備をしていました。

ScrumFestSapporo2022開催

私はScrumFestSapporoにはこれまでオンラインで参加していましたが運営で参加するのは初めてです。
しかもScrumFestSapporo自体が初の現地開催となり、アジャイル札幌メンバーにとっても初めて尽くしの現地&オンラインのハイブリッド開催となりました。
ここで頼りになるのが国内最大級のスクラムイベントRegional Scrum Gathering Tokyoの運営などを行っている品川アジャイルの方々です。

品川アジャイルの方々はスクラムの知見を豊富に持っていることはもとより、これまで様々なイベントで配信を手掛けている玄人集団で、ScrumFestSapporo2022でも会場の下見をはじめ、配信に必要な機器の準備や設置など多大なる援助をして頂きました。感謝感謝。

開催当日にはアジャイル札幌、品川アジャイルの方々以外にも現地スタッフとして多くの方々にお手伝い頂きました。
伊藤さんをはじめ、菩薩こと棚橋さんにもトラック担当やスポンサー対応などを手伝ってもらいました。感謝感謝。

南さんと棚橋さんがスポンサーのマイクパフォーマンスをやっている様子

で、私は何をやったかと言いますと、イベントのオープニングでネタを披露し、盛大にScrumFestSapporo2022の敷居を下げさせて頂きました。
何をやらかしたかはここでは言わないでおきます。

イベント初日のオープニングの様子

一応スピーカーとしても登壇させて頂いたのと、品川アジャイルのScrumFestSapporo2022 Youtubeライブにも参加させてもらいました。
これらは伊藤さんが別のブログに書いてくれているので、興味のある方はそちらをご覧ください。

ScrumFestSapporo2022では発表を聞くこと以外にも様々な場を提供しています。

  • コーチズクリニック
    経験豊富なコーチから無料でサポート受けることができるサービスです。すぐにすべての枠が埋まってしまっていました。
  • ネットワーキングパーティー
    軽食と北海道のクラフトビールを提供して、イベント参加者同士で情報交換や交流する場として使ってもらいました。
  • スポンサーブース
    スポンサーとなって頂いた会社のブースが設定されている部屋となりますが、コーヒーやお菓子が置いてあり、各セッションを見るブースもあるため、常に人が集まっていてにぎやかな場となっていました。
  • ワークショップ
    チームが一致団結して開発する日々の様子を、メンバーの立場から体験できるボードゲームを行いました。
ウイングアーク1stのブースでは棚橋が書いてくれたイラストでお出迎えしていました

このように、発表をがっつり聞きに来ている方もいれば、ワークショップやコーチズクリニックに参加している方、スポンサーブースで情報交換をしている方など様々な方法でイベントに参加できるようになっています。

私としてはキーノートの発表も行っていただいたアジャイル札幌初代代表の鈴木さんと懇親会でがっつりお話しできたことが貴重な機会となりました。
どのようにアジャイル札幌が始まったのか。現在までどのような活動をしてきたのかを聞けて、とても有意義な時間を過ごせました。

懲りずに懇親会でもネタをやっている私とそれに付き合ってくれているRSGT代表理事の川口さん

ScrumFestSapporo2022の運営メンバーとして関わってみて

ScrumFestSapporo2022の開催まで約半年間準備をして、3日間開催しましたが終わってみると早かったなと感じます。
スポンサー対応やプロポーザルの採択など初めてやることだらけでしたが、やってみるとあっという間でした。

イベント運営に関わってみて、色々とやって良かったなと感じたことがありました。

  • イベントを開催するにあたってどのようなことを決める、準備する必要があるのかを知れたこと
  • 初めて一緒に作業する方々と一緒に協力してイベントを開催できたこと
  • 多くの方々とお会いして、色々な話ができたこと(久々にi井さんにも会えました)
  • そもそもアジャイル札幌メンバーとリアルに会うことができた(これまでは画面越しでしかやり取りできていませんでした)
  • 最後に「やって良かった~」と達成感を感じることができました

アジャイル札幌の運営に参加してから気づいたのですが、以前札幌で認定スクラムマスター研修に参加したのですが、その研修にアジャイル札幌の運営メンバーがたくさん参加していました。
実は結構前から知り合う機会はあったのですが、人見知りの私はそこで一歩踏み出すことができなかったんだな。と改めて思いました。
今回一歩踏み出せて良かった~。

今後

まだアジャイル札幌に参加してScrumFestSapporoの運営しか活動できていないので、今後もアジャイルやスクラムに関するイベントなどに参加して北海道を盛り上げていければなと思います。

まだアジャイル札幌のメンバーともお話しする機会が多くないので、今後はもっと北海道からこんなことにトライしているよ。こんなことに困っているんだよね。みたいな話ができたらなと思っています。
地元のエンジニアと一緒に課題や悩みを解決できる場にできたらなと思っています。

少しでも地域コミュニティに興味を持ってくれたら嬉しいです。

ScrumFestSapporo2022スタッフ

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