2018–01–03

• すこし前までのAAAオープンワールド大作たちは挙ってFarcryの後を追っていたが、ここ一年のトレンドセッターはCD Projekt REDの『The Witcher 3』に移ったようだ。

2018–01–05

• エドワード・ケアリー『肺都』。ごみや屑の山にそびえ立つ怪しげな屋敷と奇っ怪なしきたりに狂った住人たち。完璧な小説だった一作目『堆塵館』から二作目『穢れの町』を経ての完結編。終盤にはお約束のあの人物もきちんと登場し、これ以上ない満足感のなか読了。

2018–01–16

• 久々にBloodborne最初からはじめた。これはやはり傑作だ。それも圧倒的な。

2018–01–20

「どの鼓でもポンポンポンって『ン』の字を言うから嫌なんです。ポンポンの『ン』の字を言わない……ポ……ポ……ポ……という響のない……静かな音を出す鼓が欲しいんです」（夢野久作『あやかしの鼓』）

• 年明けから三一書房版の全集を一編ずつ読みはじめる。夢野久作にシンセサイザーのエンベロープジェネレーターの存在を教えてあげたい。

2018–01–29

• パディントン2、移民が居場所を見つけるまでを描いた前作と比較しても、労働問題から投獄まで、外国人の都市生活のハードな面がより強調される。悪人というよりもただただ可哀相な人物として扱われる移民排斥論者を演じるピーター・カパルディが白眉。傑作。