少々眠気を感じながら、いつもどおり起床する。一方こちらでの食生活が慣れてきたのか、食べ物をスムーズに摂取することができるようになってきた。午前中はずっとホテルにいた。そこでは、集中してスケッチに取り組んでいた。パリへと旅立つ前、日本でジャポニスムに携わったフランス人に取材させてもらう機会があった…
いよいよこの日がきた。１週間ほど準備に費やし、20日の出発までさまざまな気持ちが交差する。ほぼ１人旅にちかい海外は、今回がはじめてだ。宿泊先の手配や備品の購入など、やるべきことをクリアにしていく。けれども知識不足というか、周囲から指摘されることがかなりだった。海外旅行には慣れているほうであり、英…
はじめてホテルの朝食を食べにいった。２組のグループがテーブルについていた。また係の人から喋りかけられたこともあり、挨拶をしたり、ありがとうと伝えたりする。たったひとことのコミュニケーションが、そこにいる人たちとのつながりをうむ。それほどの緊張感と喜びを感じている、私の状態は続く。
今日は１日フィールドワークの日となった。手を動かし、頭を働かせ、足を運ぶ。まさに、フルコース。午前中は、イラストを描き続けた。いったんまとめてみたかったのと、今後のためだ。何枚か描いてみると、思わぬ発見があり、調査方法としてもこちらをメインとして行いたいかもしれない。
２月は足早に過ぎてゆく。私は大学のフランス語研究室のプログラムの一環で、個人研究としてパリでフィールドワークをすることになった。春休みの期間内であればじぶんで期間を設定し、フランス語圏内での調査を実施できる。もちろん、じぶんで計画書を書き、じぶんで現地で活動することになる。
パリに来てからはじめての土曜日を迎えた。つまり、gillet jauneのデモがおこなわれる日だ。だから昨晩より、この１日をどう過ごそうかと悩んでいた。インターネットでデモの地域や、大使館からの「旅レジ」メールで確認する。やはりシャンゼリゼ通りが中心で、いくつかのメトロも閉鎖される情報がはいってきた。だから中心部には行けず、ホテル周辺で大人しく過ごそうかも考えた。けれども、せっかくパリにいるのだからという衝動さもあり、郊外へ足の延ばそうと思いついた。ヴェルサイユ宮殿だ。
スタートは１時からの遅め。昨晩が遅めの就寝だったため、翌日に引きずってしまった。ゆっくり起きたが、洗濯をして、スケッチをして、ブログを書きバタバタと動き回った。泣いても笑っても残り１週間となると、常に動いてしまう。外へと繰り出すと、近くのカフェでブランチをとることに。ここではじめて、クレープを注…
この地区で過ごす、最後の日だった。朝ご飯、景色、お店。何をするにも「最後」という言葉がつく。いつもどおり朝起きると、パッキングをはじめる。本や日常用品ばかりを購入しているため、意外とスーツケースがすでに詰まってしまった。何かを持ってかえること、旅の記憶がものとして残っていく。
昨晩を終えてから、意外と体は起きた。朝食でも、食パン、バゲット、チョコ、カスタードとたくさんのパンを食べてから１日がスタートする。しばらく過ごしているから、容量はつかめた。あとはいよいよ、日本でいうパスモのようなNavigoを使える曜日となった。午前中は、昨晩からの部屋の整理をしていた。スケッチ…
今日は移動してからの１日目だ。また新しい環境に慣れることは楽しい一方で緊張もする。午前中は手を動かしながらスケッチをし、お昼前には近くのモール散策をした。スーパー、アジア料理、ブーランジェリー、最低限の食品確認をしておく。こうして、生活をまたはじめていくためのプロセスを踏まなければならない。パリ…
