Lars Rosengren

イノベーションの明確な原理を定義することは困難です。なぜなら、企業の環境や文化、そして直面している問題に根ざしているからです。背景として、UNDP(国連開発計画)のイノベーション原理 (p.71)、6つのベクターなどを提案するIDEOの包括的な研究を見てみることをお勧めします。 この記事において、皆さんにフレームワークを提供するために、上記に挙げた研究をいくつか基礎として使っています。しかし私がこの記事でフォーカスしたいのは、ustwoといろいろな業種の大企業とのコラボレーションから学ぶことです。 私がやろうとしていることは原理を決まったリストにすることではありません。ですから私の考えに挑戦的なご意見をお持ちの方、また更なるご意見をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、私はそのご意見を喜んで受け入れたいと考えています。 自由にアイデアを出そう。間違ってもいい。チームは確実に学んでいる。 あらゆる形態のイノベーションには一定レベルの実験が必要であり、新しい発見に達する前に、何度も実験に失敗することは避けられません。したがって、革新を促進するためには、チームがアイデアを出し、実験し、失敗することを良しとする文化と環境を作り出すことが不可欠です。

イノベーションの基盤について(第2部)
イノベーションの基盤について(第2部)

イノベーションというと、様々な人が色んな意見を持ち得るつかみどころのないトピックですが、事実上は非常に達成が難しいものです。 確かに、私たち ustwo の仕事はある程度のイノベーションに貢献しています。しかし、私たちの仕事自体を「イノベーション」とは呼んでいません。なぜなら、私たちはイノベーションそのものを作っているのではなく、クライアントのプロダクトやサービスの構築を支援しているからです。イノベーションとは、プロダクトを作るのにより適した文化が育成されることで、副次的に生まれるものです。 つまり企業文化の育成のために、どんなチャレンジをするにしても、私たちはポジティブな変化を起こせるようなマインドセットを持つのです。これこそがイノベーションの基本的な出発点です。マインドセットなくして、真のイノベーションのための肥沃な土壌を作り上げることは非常に困難です。 残念ながら、これには簡単なコツはありません。また変革的な組織にするために、決まったプロセスやツールセットもありません。このマインドセットを養うためには、絶えずポジティブな変化を起こそうとする企業文化の育成が必要であり、ustwoでも常に努力を続けています。そうでなければ、クライアントの期待通りに”walk the talk”、つまり有言実行することは不可能だからです。

イノベーションの基盤について
イノベーションの基盤について