Medium のスタッフによる Medium ガイド

Hiroshi Takeuchi
for Shirusu
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19 min readOct 3, 2016

「Mediumは共有したいストーリーを持つ思想家やクリエイターがアイデアを交換する場所となった。そこで彼らはオーディエンスを見つけ、人々を刺激し、そして私達を前進させる。」 — Ev Williams

by Lily Rudd

Mediumへようこそ。ここは個人的なストーリーや革新的なアイデア、そしてユニークな視点が集まる場所 — 著名な人々や影響力のある人々が投稿し、会話し、そして編集フィルターを介さずにオーディエンスと結びつく場所です。

読者はMediumを毎日開きます。シームレスで美しいパブリッシングと誰かのストーリーにリアクションするための動的メカニズムを可能とするツールを通してアイデアを交換するために、ユーザーはMediumにストーリーを書きます。Medium上であなたは、情熱的でエンゲージメントされた読者、ライター、産業及びインフルエンサーに直接ストーリーを届けることができます。

私たちはあなたがMediumへの参加を決めてくれたこをとても嬉しく思います。このステップバイステップガイドはあなたのMedium体験とあなたのストーリーを美しく最高のものにするためのヒントでいっぱいです。

Step 1: Sign up 登録しよう

あなたのTwitterやFacebookのログイン、Googleアカウント、またはメールアドレスを使用して、Mediumに登録してみましょう。

どのアカウントを使用したとしても、登録後はTwitterやFacebookのアカウントと接続することをおすすめします。Mediumはあなたのソーシャルグラフから情報を取得します。それにより例えばTwitter上のあなたのフォロワーのうち既にMediumにアカウントを持っている人がいれば、自動的にMedium上のあなたのアカウントのフォロワーとして追加されます。同じことはFacebookに接続しても可能です(しかしながらMediumがリンクされるのは個人用Facebookプロフィールだけで、ページにはリンクされません)。

プロフィールページを設定しましょう — 画面右上のアバターをクリックして”Your profile”を選択すれば設定画面を開くことができます。この際以下の2つのことを憶えておいて下さい:

  1. ”display name”にはあなたの本名を入れて下さい。読者があなたのストーリーを検索する際に効果的です。Twitterアカウントを使って登録した場合、あなたのユーザーネームは自動的にTwitterのハンドルネームとなります。これは後から設定画面で編集可能です。
  2. バイオグラフィーをしっかりと書きましょう。プロフィール画面のあなたの名前の下にあるスペースに短いバイオグラフィーを書くことができます。ここでも、Twitterを使って登録した場合、Mediumは自動的にTwitterのバイオクラフィーから情報を取得しこのスペースに書き込みます。バイオグラフィーを編集して、あなた自身のこと、あなたの書いてみたいことを載せてみましょう。ここに書かれた情報はサーチインデックスに集約されます。これによりMediumユーザーがストーリーを検索しているときに、あなたのことを見つける手助けとなります。

Step 2: ストーリーを書こう

新規にストーリーを作成するには、ホーム画面右上にある”Write a story”ボタンをクリックしましょう。またはホーム画面中央上部の”Write here…”をクリックすることでも作成することができます。

画面右上または中央上部をクリックしたら、後はタイプするだけ!

Mediumのウェブサイトに直接書くこともできますし、既に書いてあるテキストをコピペすることもできます。またはウェブ上のどこかにあるあなたのストーリーをインポートすることも可能です — 画面右上のアバターをクリックして”Import story”を選択してください。ドラフトはあなたが書いている最中にも自動保存されています。後で続きを書きたい場合は画面右上のアバターをクリックして”Drafts”を選択すればOKです。

ストーリーを書き始めると左の余白に+の記号が表示されていることに気がつきましたか?これをクリックするとツールバーを生成することができます:

テキスト以外のものをストーリーに含めたい場合はこのツールバーを使いましょう。

これらのオプションを使えば画像、YouTube/Vimeoのビデオ、ウェブ上の様々な埋め込み素材、Spotify/SoundCloudの音楽やTwitterのツイートやInstagramの投稿などMdiumがサポートしているソース、そしてセパレーター(このストーリーの所々に使われている、セクションを区切る3つのドット)を埋め込むことができます。

編集を初めて、ドラフトモード中に書いたテキストをハイライトするとツールバーが表示されます。これがテキストツールバーです:

メタ!

これを使えばテキストを太字に変えたり、イタリック調に変換したり、ハイパーリンクを埋め込むこともできます。ヘッダーサブヘッダーブロッククゥオート(引用文)やプルクゥオート(本文抜粋)にフォーマットすることもできますし、自分以外読むことのできないプライベートなメモをドラフト上に書き留めておくこともできます。ストーリーのタイトルをフォーマットするときにも同じ選択肢が表示されますが、サブタイトルのフォーマットは選択肢が異なります — 詳しくはこちらを読んで下さい。最初の段落をハイライトすると、ドロップキャップ(最初の一文字だけ大きくする)が選択肢に加わります(アルファベットの場合のみ可能)。

ストーリーを投稿する前に信頼できる友達や同僚からフィードバックを得たいですか?画面右上の”Share”をクリックするとそのドラフトへのリンクを表示されるので、リンクをコピーしてその人たちにメールで送ってみてください。あなたのストーリーの中で別のMediumユーザーについて言及したいですか?”@”記号のあとにそのMediumユーザー名をタイプすれば、そのユーザーの名前が緑色に変わりプロフィールへのリンクが生成されます。(例えば私の名前はこのようになります:Lily Rudd)

Step 2.5: 見た目を美しくしよう

Mediumには、内容は勿論ですが、ツールバーを最大限に活用しているストーリーが沢山あります。良く練られた、読者の注意を引くタイトル/サブタイトル。印象的で高精細な画像とそれに付け加えられたイメージグリッドテキストと画像のフォーマット引用やイメージグリッドやドロップキャップ。そしてリンクの貼り付けや素材の埋め込み — これらはすべてとてもシンプルな操作方法で、あなたのストーリーをさらに魅力的なものに変えます。Mediumはシンプルさを念頭に置いて作られています。ですのであなたのストーリーに磨きをかけるために数分費やすことを躊躇わないで下さい。このフォーマットに関するストーリーはあなたがフォーマットを始めるのにとても参考になると思います。またここに書かれているヒントやテクニックはあなたをエキスパートへと押し上げてくれるでしょう。

MediumやFacebook、Twitterにあなたのストーリーが表示されたときにイメージがちゃんと表示されるか確認したい?Mediumはストーリーの最初の画像をプレビュー画面に自動的に表示するようになっています。プレビュー画像を別の画像に変えるのも簡単です。プレビュー画面で表示させたい画像をクリックし(すると画像の外枠が緑色に変わります)、Command + Option + 8 を同時に押してください。すると画像の外枠が赤色に変わります。

フィーチャーされた画像は直感的に人々の目を引きます。

MediumはWhat You See Is What You Get (WYSIWYG、見た目が最重要)のプラットフォームです — ストーリーがあなたの考えている通りにレイアウトされているかしっかりと確認しましょう。そのレイアウトこそが、あなたが”Publish”ボタンを押した後にMediumユーザーが目にするものだからです。またあなたの名前とアバター画像がその投稿と一緒に表示されるので、わざわざ著者名をストーリーの中に書く必要はありません

Step 3: 投稿しよう

ちょっと待って下さい!ストーリーを投稿する前に、もう少しだけできることがあります。

画面右上の“…”ボタンをクリックするとドロップダウンメニューが表示されます。“Customize title / subtitle”をクリックすると、タイトルとサブタイトルを編集することができます。これを編集すると、本文中のタイトル/サブタイトルをそのままにしておき、Mediumやそのたシェアされた先ののプレビュー画面に表示されるタイトル/サブタイトルを変えることができます。もし本文のタイトルが気に入っているなら、このステップはスキップしてください。でももし、例えばソーシャルメディア用にもっとキャッチーなタイトルに変更したい場合などは、この機能を使ってみてください。

投稿する日時をスケジュールしたり、他人に見られないプライベートな投稿にしたり、著作権を保有したりすることもできます。これらを行うためには“Publish”のドロップダウン矢印をクリックして、“Scheduling / visibility / license.”をクリックすればよいです。ストーリーを“unlisted”として投稿すると、ストーリーはMedium上に存在しますが、あなたがURLをシェアした相手しか閲覧/検索できなくなります。このストーリーは誰かがあなたのプロフィールを除いても一覧には表示されず、またあなたのフォロワーのストーリーのストリームにも表示されませんし、あなたが新しいストーリーを投稿したことはフォロワーに通知されません。後でこのストーリーを全体に公開したくなったら設定を変えることで公開は可能です — しかしこの場合フォロワーは新しいストーリーの通知を受け取りません。

このドロップダウンではタグを付与することも可能です。タグとはストーリーを簡単に説明するトピックやキーワードのことです。タグを使うとストーリーを検索結果に表示され易くするだけでなく、他のストーリーとともにテーマ毎にオーガナイズするのを簡単にしてくれます。広い意味を持つ言葉(“tech”など)と特定の意味を持つ言葉(“internet security”)を組み合わせて付与するのがおすすめです。そうすることで沢山の読者の目に留まるようになります。タグは5つすべて付けるようにしましょう!またTwitterやFacebookと繋がっているのであれば、メニューからソーシャルメディアに直接投稿することもできます。

準備ができたら、“Publish story”をクリックしましょう。publicを選択すると、ストーリーはホーム画面とフォロワーのニュースレターに表示されます。可能な限り沢山の読者の目に留まるように、週末の投稿は避けたほうがよいでしょう(ほとんどの人は週末にコンピュータの画面は見ないでしょうから)。平日ならどんな時間帯でも問題ありません。

Step 4: 宣伝しよう

Mediumはソーシャルプラットフォームのネットワーク効果を使い、セルフパブリッシングを簡単にしています。Mediumはプロモーションを増幅します — つまりストーリーは他のプラットフォーム上で投稿された場合と比べると、もっとたくさんの人の目に、もっと長い間留まります。Mediumはプロモーションを簡単にするように作られているのです。ですがこれはあなたが何もしなくても良い、という意味ではありません。

あなたがウェブ上で何かを書いたときと同じように、あなたのMediumのストーリーはあなたの愛が必要なのです。あなたのストーリーが沢山の人に広まるように、他のソーシャルチャンネルを駆使してください。ツイートしましょう!Facebook上でシェアしましょう!iPadにあなたのストーリーを表示して、その画面を指差した自分の写真をInstagramに投稿しましょう!最高のストーリーを投稿したことをネットワークに知らせるときにあなたがすると思うことは何でもしましょう。

たとえあなたのストーリーが140文字以上だったとしても、Mediumはストーリーの一部をツイートする最高で簡単なやり方を備えています。テキストショットと呼ばれる機能です。これを使うと通常時のツイートよりも2–5倍のエンゲージメントを稼ぐことができます。是非試してみてください

Step 5: エンゲージしよう

Medium上には読者やコミュニティのメンバーとエンゲージする方法が沢山あります — その中でも著者からのエンゲージメントは読者からのエンゲージメントよりも高いリターンを生成するというケースが多く見られます。

Mediumには3つの主要なエンゲージメントの方法があります:

  • レスポンス:あるストーリーにリアクト、リプライ、または付け加えられたストーリーのことです。コメントとは異なり、レスポンスはURLを持ち、レコメンドした読者にしか読むことはできません。または読者があなたのストーリーの下部にある当該エリアをクリックすることで表示することも可能です。もし誰かがあなたのストーリーにレスポンスすると、レスポンスが投稿された旨があなたにメールで通知されます。レスポンスはレスポンスを書いた著者のプロフィール上と、彼らがレスポンスした元のストーリーの下部に表示されます。
  • レコメンド:ストーリーの下部にある小さな緑の❤ボタンで、Medium版リツイートとも呼べる機能です。誰かがあなたのストーリーをレコメンドすると、その人のフォロワー全員のホーム画面とニュースレターにあなたのストーリーが表示されるようになります。レコメンドはストーリーをインターネット上のあらゆるネットワークに波及させる、Mediumにおけるストーリーのロングテールと言えます。
  • ハイライト:ストーリ上の特定の言葉をカーソルで選択しペンのマークのアイコンをクリックすることで、その言葉を広めることができる機能です。。ハイライトはストーリーの至る所に見ることもできるが、読者は彼らがフォローしている人々のハイライトしか見ることができません。

あなたのストーリーに対してレコメンド、レスポンス、そしてハイライトしてみましょう。そして同じことを、あなたが通知を受け取りたいクリエーターや、参加したいパブリケーション(このストーリーの最後にもあります)によって書かれたストーリーにもしてみましょう。あなたをフォローしている読者をフォローしましょう。Medium上で成功するさらなる方法はこちらもどうぞ。

Step 6: 家にいるような感覚で

人々を見つけMediumをあなたのものにしましょう。あなたを魅了するユーザ、タグ、パブリケーション — またはあなたに興味を抱いてほしいユーザ — をフォローしてみてください。(このストーリーの最後にあるパブリケーションがお勧めです。)気に入ったストーリーをレコメンドしてみてください、もっとその著者のことを知ることができます。Mediumが提供するコンテンツストリームの通知を受け取るようにすれば、読者にもっとあなたのストーリーを読んでもらうためのヒントを得ることができるかもしれません。

画面右上のあなたのアバターをクリックして“Stats”を選択すれば、あなたのストーリーのパフォーマンスを確認することができます。

  • ページ上部のグラフで直近30日間のあなたのストーリーに関するviews(最初または途中まで読んだ人数), reads(最後まで読んだ人数), recommends(レコメンドした人数)を確認することができます。過去の情報を見ることも可能です。
  • 下にスクロールすると個々のストーリーに関する統計情報、views, reads, recommendsの数、またはread ratio(ストーリーを読んだ人とクリックしただけの人のパーセンテージ)を確認することができます。(例えば30%であれば、ストーリーをクリックした人々のうち30%の人々が最後まで読んだ、ということです。)また個々のストーリーのタイトルをクリックすると、そのストーリーに関する日割グラフを確認することができます。
  • 統計ページの個々のストーリーのタイトル下にある“Referrers”をクリックすると、そのストーリーのトラフィックの元ソースを見ることができます。リスト上のtwitter.comをクリックすると、あなたのストーリーにリンクしているすべてのツイートを見ることができます。あなたの読者をお気に入りに設定したり、そのツイートをリツイートすることも可能です。
ここ(英語)から統計ページの操作の詳細が確認できます。

おまけ:パブリケーション

もしあなたがある一つのトピックに関連した沢山のコンテンツを投稿しているなら、同じようなトピックのストーリーを投稿しているライターと一緒になって、まとまった形で投稿したいと思うかもしれません。あるいは会社やブランドを構築したいと考えている人もいるかもしれません。そんな時はパブリケーションを始めてみましょう。

スターリング Medium パブリケーションであるGoogle News Lab, Malala Fund, Bright

パブリケーションはブランディングされた、カスタマイズ可能なスペースです。パブリケーションに招待されたライターだけがそのパブリケーションに投稿することができ、複数のライターが一つの傘の下でストーリーを投稿することができます。パブリケーションの編集者として、何が、いつ投稿されるかをコントロールすることができ、また統計情報にアクセスすることも可能です。パブリケーションに関する詳しい情報はこちらをどうぞ。またはパブリケーションをもっと自分たち用に調整したい場合はこちらこちらを参照してください。

既存のパブリケーションに参加する手順は次の通りです。あるパブリケーションのライターがあなたの作品を読み、そのパブリケーションにあなたを参加させたいと思い、あなたにリクエストを送ります。あなたがそのリクエストに合意すると、あなたのストーリーはそのパブリケーション上とあなたのプロフィール上の両方に表示されるようになります。また著者名にはあなたの名前の次にパブリケーション名が付与されます:

Kateの 3 Min Read が彼女のプロフィールに表示されています。

パブリケーションのリクエストを承認するかどうかを決める際に憶えておいてほしいことがあります:

  • もしあなたの作品をパブリケーション上で公開することに合意すると、そのパブリケーションはその作品を編集する権利を持ちます。
  • 一つのストーリーは一度に一つのパブリケーションでしか公開できません — もしパブリケーションからのリクエストにあなたがyesと言って、その後に同じストーリーを別のパブリケーションで公開したくなった場合、最初のパブリケーションにからそのストーリーを削除してから新しいパブリケーションで公開する必要があります。
  • Medium上には沢山の種類のパブリケーションが存在するので、あなたにリクエストを送ってきたパブリケーションとあなたのブランドがマッチしているかしっかりと確認する必要があります。例えば、もしあなたがテクノロジーに関して書いているなら、(フォトグラフィーに関する美しいパブリケーションである)Vantageに参加することは違うと感じるかしれません。でももしあなたが小説を書いていて、Electric Literatureのようなパブリケーションからリクエストを受け取ったら、あなたの作品をそのパブリケーションに含めるかどうか検討するのは理にかなっているでしょう。

もし自分の作品をある特定のパブリケーションから投稿しても良いかどうかよくわからない場合は、Mediumの連絡先を使って連絡を取って見ましょう。

いつでも大歓迎!

気軽に質問やフィードバックを私に送って下さい。私たちはMedium上であなたが最高の体験をするためにいるのですから。

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Hiroshi Takeuchi
for Shirusu

Medium Japanでボランティア翻訳をしていました (現在は違います) 。ここに書いてある記事はすべて当時に翻訳された記事です。私個人の見解または創作物ではありません。引き続き公開はしますが、質問または訂正リクエスト等は受け付けません。ご了承ください。