プログラマを数で見るか、質で見るか

倉貫さんにしてはなかなか刺激的なタイトルだが、読んでみると常日頃倉貫さんの主張であり、ものすごくまとめて言うと、

プログラマは職人であり、スケールなどしない

ということだ。もちろん僕も同意する。

このシステム開発の業界は、下を見れば見るほど底が無い。たぶんだが、普通にプログラムが書けるだけでトップ80%くらいには入れる。はてなブックマークとかで技術ネタをよくブクマするような層には信じられないだろうが、何も教育もされずいきなり現場に放り込ま…

7つの習慣に感じた息苦しさ

一昨年末から昨年初にかけて7つの習慣を読み、これらを実践しようとしたことがある。ある目標があり、それを達成するためであったが、今やそれらの「習慣」はあまり意識されることはない。

まず、原則中心に生きるというフレーズに疑問が今になっても払拭できない。原則とは何か？その原則は教えてくれないのか？どこかでその原則は聖書に書いているそれだと読んだ。なんだ、その原則という価値観はキリスト教徒しか知り得ないのか。

プログラマの教育は誰が行うべきか

人を教えるというのは難しい。根気がいる。すぐには育たない。だから長期的視野が必要だ。

しかし、プログラマが活躍する業界では、特に難しい。

そもそもプログラムを書く、システムを開発するのに必要な力を教育するには時間と金がかかる。僕の場合は未経験から教えてくれたが、C言語、アセンブラ、Linux、ネットワークなどについて4ヶ月はみっちりと研修があった。それについてはもちろん感謝している。

技能が個人に属する時代

この記事を発端として、 隆之介（codenetJP）さんとレスポンスのやり取りがいくつかあって、少し考えてみた。

まず、そもそも会社が技能、技術を新人に教えていくスタイルはこれからの時代にどうなのか？ということだ。

僕はプログラマなのでそれが基準とした話になってしまうが、僕がこれまでに仕事はいわゆるオープン系やWeb系といった仕事やモバイルアプリの開発のお仕事がほとんどだった。そこで得た技術は使い回しが効く。プログラミングそのものの技…

Twitterで意見を表明するべきではない

インターネット上で、SNSやら掲示板やらブログやらで自分の考えを書いたりするとそれに対して批判的な事を言う人がいる。

僕の意見にどこか間違いがありそれを親切心で指摘する人もいれば、僕の意見の間違いを論理的に説明するような人もいれば、叩けるネタを見つけて嬉しそうにDisっていくイナゴもいれば、勝手にレッテルを貼って「◯◯乙」とだけ書き残して去っていく通りすがりもいる。

何のためにプログラミングを学ばせるのか

中学の時、技術の授業でラジオを作ったことがある。電子回路を一から設計したとかではなく、一般に売られているような「ラジオ製作キット」のようなものを渡されて、説明書通りに作っただけだ。

プログラミング必修化となっても、やることは似たようなものではないかと思う。「10日間でできる◯◯プログラミング」みたいに、1日目は環境構築して、Hello Worldしましょう、2日目はボタンを押したら何かメッセージを出しましょうとか、順番にやれば形のあるものはとりあえずできますよという教材が与えられるのだろう。

頑張りを評価する愚

頑張るという言葉は曖昧だ。

困難を我慢してやり抜くというのが定義ではあるが、どれくらい我慢をすればいいのか、どれくらいやり抜けばいいか、定量的ではない。

頑張る行為自体は否定しない。楽にゆるく生きればいいじゃないかと思う自分ではあるが、頑張る経験がないと技術を極めたり、事を成し得ることは出来ないだろう。

自分のビジョンを考えてみる

ザ・ビジョンという本を読んだ。内容については、 kuranukiさんの記事を読むのがいいので丸投げする。

少し前に「7つの習慣に感じた息苦しさ」という記事から…

オープンソースはギブアンドテイクの世界

オープンソースがあるからこそ、インターネットがある。よく使われるWebサーバであるApacheはオープンソースだし、Webアプリケーションを開発するために多くのフレームワークが無償で公開されそれを使うことができる。データベースだってMySQLやPostgreSQLはオープンソースだ。

別にインターネットに限らない。システム開発する際、すべてのコードを一から製造するのはレアだ。多数の公開されているフレームワークやライブラリを「選定」することはよくある（汎用機系はたぶん違うと思う）。