環境情報学部4年 柴田
今学期は「指向性スピーカー」と「身体」の2つのテーマに向き合った。それぞれについては、以下のように考える。
指向性スピーカー
音像が線上に存在し、その線上に耳が重なることで初めて音の存在を感じられるスピーカー。”聴取者”と”スピーカー(音の発信源)”を、音で1対1の関係に結びつけるもの。…
日本の音楽市場規模はアメリカに次いで2位と言われている。しかし、日本の音楽産業の形は他国と比べて、異様とも呼べるガラパゴス化したものになっている。この状況を作った要因は様々であるが、要因の一つとして本来、別のものとして考えられる芸能界との結びつきが強いことが考えられる。また、その結びつきはアーティスト達をただの商品として扱う傾向があり、アーティストが一方的に搾取されるような収益システムが蔓延っている現状がある。そこでそれに抵抗していけるものを作っていかなければならないと強く感じ、コレクティブ/レーベルを設立した。小さい場所か…
今学期の研究意義としては、比較的にクリシェな導入だった。ヘッドホンをつけて既に環境をシャットアウトしようとする現代人として、「今、ここにいる」ことに自覚を持った暮らしができるのではないかと思っ…
今学期の研究会において、私は作曲家として活動している上で常に存在していた疑問:「もっとも大衆に喜ばれる曲は何か」や「多くの人にとってカッコイイ曲とは何か」を解き明かすべく研究を行った。音楽は人々の感情に深く訴える力を持つ一方で、その「良さ」は主観的であり、人によ…
今学期は、音と味覚の類似性に関する仮説を立てて、研究を進めた。