独身時代、年に二回のボーナスの時期はそれはそれは万能感に充ち満ちた至福のときだった。
ときどき無性に独りきりになりたくなることがある。
家庭からも職場からも切り離され、ボク個人の独りきりの世界に浸りたくなるのである。