【ばあちゃんが死んだときに書いた日記】
2006/01/04■ばあちゃん死んだ
ばあちゃんは長男の嫁と昔もめて、それを今でも憎んでいる。それで、ばあちゃんの娘の長女(私の母は三女)は「T子さんは今、ばあちゃんのアパートで料理したり、墓掃除をしているからここ(病院)には来れないの。ばあちゃんも、看病は娘のほうがいいでしょう」といって、ばあちゃんは「そりゃそうだ」と、またT子さんへの恨み辛みをしゃべれる状態じゃないのにぜいぜい言いながら言う。
「おっさん」のこと
「おっさん」とは、私の三番目の祖父。
父方でも母方でもない、祖母のいとこの旦那さん。うちの実家から20mのところに住んでいて、おっさんには子供がいなかったので、私たち三姉妹を本当の孫のように可愛がってくれた。
何故だかうちの家族はみんな「おっさん」と呼ぶ。末っ子の私は特に可愛がられ、生後何ヶ月の写真も、うちの家にいるよりもおっさんの家で撮られた写真のほうが多い。
<父方の祖父>享年69歳。酒飲みで仕事は趣味程度、でも仕事していると思われたいのでトラクターに乗るのとかは好き(下手だけど)。
猫が嫌いで、うちで飼ってる猫が視界に入ると水やお湯をぶっかけていた。
医師からどんなに酒を止められても「動かんと呑む」を貫いた。お気に入りはウイスキー角のいいちこ割り。