ライフキャリアの欲求5段階説

修理固成
Cre8 University
Published in
Feb 16, 2018
「キャリア3.0」

既存の産業構造やビジネスフレームワークの
再定義の必要性をひしひしと感じる。

部分最適のPDCAでは、
軸がないから機能しない。

だから、目的軸を取り付けて、
有機的に創造的循環するように、

といった具合に、再定義するのである。

今回は、ポピュラーな理論として、
「マズローの欲求5段階説」と
「キャリア3.0」の統合を図る。

そもそもから言えば、
一般的に知られている5段階目の「自己実現」は、

【キャリア2.0】とは、

他者との競争を前提として、勝つための高度資格や
MBAを武器に自己実現を目指すハイエンド志向のキャリア。

野津卓也 著『20代からはじめるキャリア3.0〈亜紀書房〉』より抜粋

これでは「キャリア2.0」止まりである。

理論を受け売りする程度で安住せず、
私たちはその先へ行かねばならない。

【キャリア3.0】とは、

自分らしさを核として、
国や会社に頼らず、生涯に亘って社会に役に立つ仕事を
自発的に創る事が出来るライフキャリア。

野津卓也 著『20代からはじめるキャリア3.0〈亜紀書房〉』より抜粋

マズローの「Z理論」

マズローが死ぬ直前の遺言代わりに「Z理論」で示唆した、
自己超越の世界をニュー・キャリア論に組み込んでみる。

Mustというのは、
外から強いられると 義務感の域を出ないが、
内から湧き上がれば 使命感へと昇華される。

高校生向けに
この「キャリア教育3.0型」の
ワークショップを行った際に、

・受験勉強は、1・2段階目
・資格勉強は、2・3・4段階目
・海外留学は、4・5段階目

だとフィードバックをもらい、また

20代の若者は、

社会への貢献欲求はなかなか旺盛であるが、
ベースとなる1、2段階目(1.0)の欲求が薄い。

しかし、物心共に豊かな人生には、
バランスよく満たす必要が有る。

私たちはマズローの欲求階層を
はじめから比較的上段からスタートするが、
日々の糧や暮らしの安定に接続するのが課題であり

文明が転換する時代の端境期にあって
生き方そのものが問われているという
興味深い洞察が得られた。

この域まで思惟が高まってくると、

アインシュタインの

成功の方程式「A=XYZ」

とも一致点が生じてくるかもしれない。

今自分が行っている活動や、
これから自らチャレンジすることを、

「人生の経営者」として、

どういった次元の使命・欲求で行うか。

相反する考えをいかに自分の内に同居させるか。

ミッションとビジネスをいかに両輪で実現するか。

この運動を担う存在として、

教育と社会をつなぐ教育事業家(Edupreneur®)の輩出

を目指してオーガニックラーニングを行っている。

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