Loom SDKプロジェクト: Axie Infinity
ブロックチェーン上のファンタジーなペットを収集、ブリード、そしてバトルさせよう!
本記事は、Loom SDK Projects: Axie Infinity — Collect, Breed and Battle Fantasy Pets on the Blockchain!(Dilanka McLovin) の翻訳です。万一誤訳などありましたらPrivate Note機能でお知らせ下さい。
このシリーズの記事:
Pixie Shopping Street, 洋服デザイン/着せ替えゲーム&マーケットプレイス
Neon District, ブロックチェーンベースのサイバーパンクRPG
Axie Infinity — ブロックチェーン上のファンタジーなペットを収集、ブリード、そしてバトルさせよう!
今日はとてもワクワクする発表がある。ブロックチェーン上でファンタジーなペット(アクシーと呼ばれる)のバトル(そしてブリーディング)ができるゲーム・Axie Infinity が、高度な機能をゲームに追加するためLoom SDKを使用することになったのだ🎉
自分のピットブルを近所のチワワと一緒に、八角形のケイジの中で行われるMMAデスマッチにぶち込む — そんな空想をこれまでにしたことがあるなら、Axie Infinityはあなたのためのものだ 😘
Axie Infinityでは、進化し続ける可愛らしいペットでこれを合法的に行うことができるようになる。
Axie Infinityは、すでにイーサリアムを使ってアクシーたちを保存している。そして今後はLoom SDKを使って高度な機能をゲームに追加していく。
Loom DAppチェーンはブロックチェーン上の大規模ゲームを可能にするために特化して構築されている。なのでAxie Infinityの参加は非常に理想的だ。
気になっているだろうからご説明すると…
Axie InfinityはCryptoKittiesに少し似ているが、これをさらに次のレベルに進めたものだ。
CryptoKitties とは違って、 Axie Infinityではペットのバトルとレベルアップが可能だ。
あなたがNetflixを見まくるので忙しかったかもしれないので、お話ししておこう…
Loom SDKは今月(2018年6月)パブリックリリース予定だが、これを早期に使用するプロジェクトをこれまでシリーズで紹介してきた。そしてこれは3つ目の記事となる。
ところで…
このシリーズの初めに、Pixie Shopping Street を取り上げた。これは洋服のデザインと着せ替えゲームで、現在そして今後のゲームをLoom SDKのDAppチェーンを使ってどうスケールしていくか探究している。
またPixie Shopping Streetに加え、Neon Districtも取り上げた。これは我々のSDKにジョインしたカードベースのRPGとMMOのハイブリッド(未来のテックノワール世界を舞台とする)である。
…そして今度は魅力的なゲームを手に入れた。過激なイマジネーションで、勤務時間外の動物園飼育係のようにブロックチェーン上のファンタジーな生き物をバトルさせよう!
これは酔っ払った水兵みたいに叫ばずにはいられない!! 🍻
ではでは……
Axie Infinityとは? 🤔
最初の方で述べたように、 Axie Infinityはアクシーという想像上の生き物を育て、そしてバトルさせることができる分散型ゲームだ。
収集と育成に加えて、そこではアクシーのチーム全体でバトルさせることさえできる。
これはまるでクラディエーターのようだが、だいぶ穏やかなものだ😅
おっと、アクシーはマーケットプレイス上で売買したり、他のプレイヤーとトレードしたりできることはお話ししただろうか?
そう!…非代替トークンを使っていて、あなたのこれまでに見たことのない(もしくは再度リピートされた)唯一のアクシーを追跡できるからだ 😉
…さらに全ての想像上の生き物と同じく、アクシーたちは独特の外見と特性を持っている。
ということで…
アクシー大解剖
もしこれまでにポケモンやたまごっちをプレイしたことがあれば、Axie Infinityがそれらに似ていることにきっと気づくだろう。
そして大事なことだが…
実はアクシーのパーツは、実在する生物、神話の獣、さらには無生物のものからもインスパイアされている。
さらに、全てのアクシーは6つのベーシックなクラスのうち1つに所属している。
…そして今のところ、次の6クラスが知られている: Beastビースト、プラント、インセクト、レプタイル、アクアティック。
さらにクールなことに、各クラスには独特ユニークな外観と能力がある。
ところで…もしクラスがよくわからなければ、異なったクラスのアクシーは異なる種のアクシーであると考えよう。
例えば、多くの異なる種の鳥(草食の鳥、潜水する鳥など)がいるけれども、結局のところそれらは鳥なのだ。
あなたのアクシーたちもこれと同じだ 😉
わかったか?素晴らしい。
では今度は、それぞれのアクシーはたくさんのパーツによって作られていると説明したのを覚えているだろうか?(LEGOみたいに)
パーツには非常にありふれたもの、そして滅多に見られないものがある。さらにそのうちいくつかは古代の伝説だけでしか見つからないものなのだ! 😲
ではどのパーツがありふれていて、どのパーツが超レアなのかといったことを知るには? 🤔
いい質問だ!
よりわかりやすく便利になるよう、アクシーのパーツ全ては4つの希少性に分類されている:
- コモン: コモンのパーツは至るとことで見られるが、これは役に立たないという意味ではない。コモンパーツの中には、実は隠された思いもよらないポテンシャルを持つものもある。
- レア: これらのパーツはコモンよりも見つけにくいが、ウルトラレアよりは見つけやすい。
- ウルトラレア: これらのパーツは非常に見つけにくい。だがもしウルトラレアのパーツを見つけたら、バトルでかなり有利となる。
- レジェンド: これについては、私の身の安全のため言うべきでない…
よし。様々なアクシーのパーツ全てがわかったので、今度は…
アクシー育成(としつけ)のテクニック 🤔
この件についてアクシーは全く簡単じゃない。なぜならいやでもあなたはアクシーの親だからだ。
心配しなくて良い、人間の赤ん坊を育てるよりはだいぶ複雑じゃないし、本物のウンチを掃除する必要もない😉
あなたのアクシーたちは専用のバーチャルなテラリウムに住んでいる。
…そしてこのテラリウムには次のエリアを持つことが可能だ: 草原、 海岸、山地、極寒。
各エリアタイプは、特定の種類のアクシーをパワーアップすることができる。
例えば、海岸エリアはアクアティック・アクシーをパワーアップできる。
おっと、スペシャルアイテムでテラリウムをデコレーションすることさえできるとお話しただろうか?
そう…Axie Infinityでは、あなたの内なるマーサ・スチュワート¹を呼び出して、テラリウムをあらゆるスペシャルなオーナメントで飾ることができるのだ!
…だが新しいインテリアデザインプロジェクトに夢中になりすぎないように。なぜなら次のこともしなくてはならない:
- アクシーに食事を与える
- アクシーを綺麗にする
- アクシーを寝かしつける (読み聞かせの時間は必要ない)
そして私のお気に入りはというと…
日々の活動や他のアクシーとのバトルを通して、あなたのアクシーは経験値を獲得し、実際に優れたレベルへと進化していくのだ。
すごくクールじゃないか?
あなたがアクシーにしてあげたお世話のレベルが、Axie Infinityを進化させるのに直接的な関係を持っている。この事実を目の当たりにするのは、超面白いしはまってしまう。
…では他のクールな点は?
遺伝子のバリエーションを作るためにアクシーをブリードすることもできる。
マジだ。
各アクシーは様々に異なった遺伝子を持って生まれてきているから、アクシーたちをブリードしてその遺伝子を新たな子孫に託すことが可能なのだ。
…そして別のアクシーとのバトルの際、アクシーは最高の状態で最高の遺伝子を持っていなくてはならないから、遺伝子のバリエーションを作るのはすごく役立つだろう。
こうして本物の野生動物のように、アクシーの総数は常に増え続ける。
まあこれは選択的繁殖により近いが、誰にも言わないように😉
さあドクター! 魔法の生き物を編集し作り出すための秘密の遺伝子テクニックを習得するのだ!
素晴らしい。
さて…テラリウムにいい感じのエリアを選び、いろんなクールなアイテムで飾り付けをした。
そしてそのあと、アクシーにたくさんの美味しいおやつをあげて、綺麗にしてあげ、よく眠ったことを確認した。
遺伝子工学もいくらか行い、バトルに最適な検体を作り出すために新たなアクシーの子供達も生み出した。
おめでとう! 🤗
今度はAxie Infinityで最もエキサイティングな部分をやっていこう…
アクシーをバトルに送り込んでぶち上がる時が来た!
アクシーのバトルとはつまり…
- アクシーは3対3のアニメーションバトルでお互い戦うことができる。
- アクシーは様々なバトルの動きに対応するボディパーツを持っている。
- トルによって得られる経験値は、ブリードにもボディーパーツのアップグレードにも使用できる。
そしてそれぞれのアクシーは、アクシー自体に固有の4つのスタッツと、個々のパーツに固有の3つのスタッツがある。
4つのベーススタッツは:
- ヒットポイント (HP)
- スピード
- スキル
- モラル
…そしてベーススタッツはアクシーのボディーパーツに依存する。
例として、下のジンジャー君のボディパーツを見てベーススタッツがどう構成されているか理解しよう:
…そしてついにバトルの場に登場すると…
アクシーはお互いに3対3のバトルで戦う。
つまり…
それぞれのアクシーの持つ力や弱点を考慮して、各バトルの前に3対3のバトル場でのアクシーのフォーメーションをアレンジすることが可能だ。
例えば、プレイヤーは高いヒットポイント(HP)のアクシーを前線に配置し、より弱いチームメイトの代わりにダメージを吸収させることを選択するだろう。
ダメージの大きさは、攻撃のタイプと攻撃が開始された距離に基づいている。
隣にいる味方に影響を与えることができる動きや、攻撃が開始された距離とは関係のない動きもある。
だから動きのタイプとその使い方の計画にこれはかなり依存している…
(対戦相手も含む)全アクシーのバトルでの攻撃、そして強みと弱みは異なっている。だから戦略的に最適なポジションにアクシーを配置し、勝利のラウンドを確信することが重要だ。
ゲームプレイがどんな感じか、要点を説明した。
さて、あなたが健全な懐疑論を持ったお利口さんであれば、こう思っているだろう…
なぜAxie InfinityはLoom SDK が必要なんだ?🤔
素晴らしい質問だ。
明らかな理由をいくつか以下に述べた:
- 非代替トークン(NFT)をネイティブにサポート: Axie Infinityでは、全アクシー及び全コレクションアイテムのコアとして、非代替トークン(NFT)を用いている。そしてLoom SDKはNFTをネイティブにサポートしているので、完璧に合理的なのだ。
- 安価で高速: Loom DAppチェーンは、NFTトークンのトランザクションを超高速にサポートし、トランザクションごとに課金することもない。特に高度なバトルにおいて、これはアクシーのゲームプレイがよりインタラクティブで没入型となることを可能にする。
- 比類なきセキュリティ: Loom Plasma Cashの実装は、Axie Infinityのゲーム資産をイーサリアム・メインネット上で守ってくれる。またPlasma Cashは、少ないトランザクション手数料にもかかわらず、まるでイーサリアム・メインネット上かのようにゲーム資産のトレードの安全も保護する。このことで、プレイヤー間のアクシーアイテムのトレーディング、 PvPのバトルアリーナ、PvEのストーリーモード、ミニゲームなどが可能になる。
- プレイの証明: DAppチェーンはフルにコア機能を持ったブロックチェーンで、Delegated Proof of Stake (DPoS)を使用している。そのため全ての勝敗やアクシーの特性は、Ether(すなわち現金の支払い)を必要とせずDAppチェーン上に保存される。
悪くないだろう?— どちらかというと、Axie InfinityはLoomにぴったりなのだ。
Axie Infinityはすでにイーサリアムを使ってアクシーを保存している。そして高度な機能をゲームに追加するためLoom SDKを使用していく。
もちろん、将来普通の(非技術的な)ユーザーがAxie Infinityのようなゲームをプレイすることになれば、彼らにとってこの技術的なことは全部、訳がわからないちんぷんかんぷんな話だろう。
それが良いのだ。
「舞台裏」をこうやって少しお知らせするのは、ブロックチェーンゲームの将来を引っ張っていく基盤となる技術の「内部」図をお見せするためだ。
…そしてその基盤となる技術とは正確に何だろうか?
そう、それはコア部分ではLoom SDKだ — 完全スケーラブルな分散型アプリをイーサリアム上に構築/デプロイするのが、どの開発者にとっても馬鹿げているくらい簡単になる。
最高のニュースがある。Loom SDKは今月(2018年6月)パブリックにリリースされる😉
さあ、何を待っているんだ?早く婆ちゃんに教えにいくんだ!
Loom Network は、イーサリアムのハイスケーラブルなDPoSサイドチェーン構築のためのプラットフォームで、大規模ゲームやソーシャルアプリにフォーカスしています。
さらなる情報は こちらから.
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