ドイツで長期滞在（3ヶ月以上の滞在）をするためには、住民登録（Anmeldung）、滞在許可証（Aufenthaltserlaubnis）の手続きが必須です。
住民登録（Anmeldung）は滞在許可証（Aufenthaltserlaubnis）の手続きの際に必須であり、ドイツ国内の銀行口座の開設や、携帯電話回線（プリペイド以外）の開通などにも必要とされるようです。
当然のことながら、観光や出張など、3ヶ月以内に帰国する人の申請は不要です。
さらに、住民登録は入国後7〜14日以内に手続きを完了しなければなりません。住み始めてから2週間なんて一瞬で過ぎ去りますから、事前に「何が必要か」を把握しておく方が良いと思います。
申請に必要な書類
住民局によって提出しなければいけない書類は千差万別のようです。ウルムの場合は以下の２つでした。
- Wohnungsgeberbestätigung zur Vorlage bei der Meldebehörde
（住民局に提出する入居確認書類） - パスポート
注意 ①：
Wohnungsgeberbestätigung は、アパートやホテルの管理者（大家さん）にサインしてもらう必要があるため、入居が完了したら書類を作ってもらいましょう。
ちなみにこの書類、人や管理者によってフォーマットはまちまちっぽいです（学生寮に泊まっている人はぜんぜん違う書式でした）。
注意 ②：
パスポートは、パーソナルデータの書かれたページ、そして入国スタンプが確認されるようです。たくさんスタンプを押されている場合はどのページにあるか確認しておくと良いでしょう。
手続きは滞在先管轄の住民局で
住民登録の手続きは、滞在する地域を管轄している住民局（Einwohnermeldeasmt, Bürgerbüro）にて行います。
１．住民局の場所
Ulmの場合、住民局は大聖堂の東側にあります。
Einwohnermeldeasmt Ulm : Stadt Ulm, Ausländerwesen
住所： Klaus-Rüdiger Paetsch, Kornhausplatz 4, 89075 Ulm
電話： +49 731 161–3334
受付時間：
［月］8 am ~ 12.30 pm / 2 ~ 4 pm
［火］8 am ~ 12.30 pm
［水］休み
［木］8 am ~ 12.30 pm / 2 ~ 6 pm
［金］8 am ~ 12.30 pm
２．さぁ、住民登録の手続きだ
住民局の建物に入ってすぐ左、1Fが住民登録窓口になっています。
早い者順なので、窓口がうまっていたら、並んで待ちます。
結構並びますので、開店ダッシュを決めた方が良いと思います。
9:30 に行ったら 30分ぐらいは待ちました。
順番が来たら、呼ばれるので指示に従います。
手順としては以下のような感じだと思います。
- Wohnungsgeberbestätigung（入居確認書類）の確認
- パスポートの確認
- パスポートに関する情報の質問
・ 生まれた場所
・パスポートを作った場所
・ 誕生日
・ 信仰している宗教（なければナシでOK） - 滞在の予定（滞在期間）の確認
- パスポート・Wohnungsgeberbestätigung をコピー
- 申請内容を印刷してくれるので確認
- 問題がなければ署名
これらのやり取りは英語で全て行うことができます。
ちなみに、English, German, French, Italian, Russian, Turkish, Yugoslavian に対応している模様。わりと多言語ですね。
全ての作業が終了したら、以下のような証明書を発行してもらえます。
あくまでも、Ulm での一例ですので、別の都市ではまたルールも異なってくると思います。住民局の場所や提出が必要な書類はよく確認しましょう！
長期滞在者向け手続きシリーズ［目次］
第１回： アパートの手続き
第２回： Ulmで住民登録（Anmeldung）手続き
第３回： Ulmで滞在許可証(Aufenthaltserlaubnis)手続き
