「茶道に懐疑心持つ平成男児と、全てを狂わせてきた家元グランパ」

「茶道セラピー」とよばれる集いに誘われ、友人と行ってきた。

癒しなんかより、ブログのネタを欲しがっていた私は（後者は嘘だ、癒されたい気持ちも1ミクロンくらいはあった）あくまで戦略的に「茶道セラピー」行きを決めた。
平たく云えば、ブログのネタにしてやろうという底意地の悪さ全開で「庵」を訪れた。絶対に面白いハプニングが起こるはずだ、そんな予感があった。

「神の使者になってきた」

測量士の補助、オーブントースターの天板を抜くだけの作業、世論調査の調査員、演習授業のアシスタント、模試の試験監督。

バイトは3年間同じところでお世話になっているのだが、当座のお金を稼ぐために経験した仕事の一部だ。そのどれもが大体1回ずつの単発バイトだった。こうした複数の単発バイトの経験はお金がなく時間ばかりあると云われる多くの大学生が踏んできた道なのだろう。そうした経験を踏んできた大学生が覚えたであろう感慨「仕事は本当に色々あって、そのそれぞれにローカルルールがある」に私もまた同意する。

「エモい写真の話」

エモい、ヤバい、エゲツない、どエライ、ぶっ飛んでる、イかれてる、ドープシット、グッドバイブス。

これらの用語が、わたしのブログに並ぶことはかつてなかった。こういう言葉を使って表現すると、それ以上に二の句が継げなくなってしまう。「二の句」をなんとかして継ぎ、余白を埋めることが文章の役目なのだとすれば、これらの言葉はその可能性を削いでしまうのだ。

いわば、これは「3+5」という計算式の表現不可能性と同じなのだ。

「これは俺の名前じゃない、でも仕方ない」

思うに、これはもうtwitterにでも書いておけばよい「日々のおかしみ」の1編でしかない類のことなのだろうが。…

「さらばグラタン」

飽食の民とは私のことだ。

独りで外食する機会が多い。
昼夜合わせると、月20回以上は外食だ。

その殆どが問題なく美味だ。
学食の「掛け蕎麦」（￥180）から、三宮「麺所水野」の「丹波鶏きのこ南蛮蕎麦」（￥1200）までそれぞれの旨さがあるし、勝男の「サントリーモルツ」（￥180）から、 西宮”Beer Cafe Barley”の「大山Gビールヴァイツェン」（￥1100）まで、そのどれもが愛おしい。

「『ブレードランナー2049』とわたし」

福島行夜行バスを待つ車内。大学の正門前に停車したバスの外からは聖歌が聴こえてくる。これから福島の原発を見学することになっている。

友人と『ブレードランナー2049』を観に行き、そのあとバス発車まで呑み食いしていた。

「海辺に出現した蜃気楼のごときクラブ」

うちの近くで期間限定の野営クラブ”UNDER THE BRIDGE”がオープンしたと聞きつけ、現場へ急行した。

「ウォーキングウィズオールモストデッドイヤフォーン」

”ヴィンテージ・イヤフォーン”を、ご存知だろうか？

恐らく多くの読者は初めて目にした言葉ではないだろうか。
それもそのはず、私がいま思い付きで作った言葉だ。
思い付きで作った言葉をgoogle検索に掛けたが、ざっと見たところ「ヴィンテージ・イヤフォーン」に関するめぼしいページは見当たらなかった。

「いわきでの短い滞在」

夜明け市場。
福島県いわき市にある小さな商店街。JRいわき駅から徒歩3分ほどの距離に位置している。…

「【前編】歪な車を運転するドライバー、後ろを振り返ると別な車に乗った”彼奴等”が居る」

これからお読み頂く文章は、特定のコミュニティの人たちへの「私信」ともとれる内容になっています。
17人、を除外すると、地球上で今回の文章に直接的に関係する方は、ゼロとなるはずです。
私が大学で所属しているゼミの人たちに向けて書いた文章です。
ゼミの人たちの多くは、恐らく今回の記事のタイトルを見てここにやって来たことと思います。