昨冬のことだ。私は念願だった北欧の国々へ旅に出たのだが、少しでも安く航空券を抑えるべくモスクワにあるシェレメチェボ空港を行き帰りともに経由することとした。
どうせならトランジットでモスクワに留まる時間を長めにとって、モスクワ観光もしてしまおうと考え、帰り便はフィンランドからモスクワに現地時間23時に到着して、翌日の21時にモスクワを発って日本へ向かうように調整した。単純に計算すると22時間もモスクワを満喫できるのだ。
コスプレとは、愛好するマンガやアニメのキャラクターの衣装や小道具を製作・着用し、写真撮影を楽しむ遊びである。またコスプレイヤー(コスプレをする人びと)全員に当てはまるわけではないが、自分自身でコスチュームや小道具を作成する。お店に自分が欲しいキャラクターのコスチュームや小道具が売っていなかったり、売っていたとしても高価であったり自身のイメージとは異なる施しがされていたりすることが多いためである(もちろん、裁縫や工作が元々好きという人もいる)。また、コスプレを行う頻度が高い人ほど、なるべく安価にコスチュームや小道具を仕上げたいと思う傾向にある。そのため、コス…
3ヶ月ほど前に、Google Play Musicというサービスに登録した。Apple…
最近はすっかり、いつもSNSを見ていないと落ち着かなくなってしまった。
そんなわたしが初めてネット上に書き込みをしたのは「ふみコミュニティ」という掲示板だった。そこで当時流行っていた「前略プロフィール」や「魔法の図書館」、「mixi」などを知り、わたしは次第にふみコミュからは離れていった。小学生のわたしにいろいろなことを教えてくれたあの場所は今はどうなってるんだろうとふと気になって、およそ10年ぶりにサイトを訪れてみた。
2016年5月5日、ゴールデンウィーク真っ只中。ゴールデンウィーク中のバイトも終了し、さぁこれからゴールデンウィークを満喫しようとしていた矢先のことだった。体調を崩した。38℃以上もの熱がでて、季節外れのインフルエンザを疑うほどの体のだるさだった(検査の結果はただの風邪だったのだが)。
わたしはとにかく、ちいさきものを愛している。友だちと交換していたシール、種々のコンビニを探し回って集めたチロルチョコの包み紙、祖母に譲ってもらったブローチ、そして最近は豆皿を愛している。加藤先生は、「おべんとうと日本人」にて日本人のちいさきものへのまなざしをおべんとうづくりに見ていた。わたしはその「ちいさきものを愛でる」の章が大好きだ。今回は、わたしとちいさきもの、特に豆皿にまつわる話を書いてゆきたいと思う。
豆皿とは、手のひらサイズのちいさきうつわのことだ。様々な色、形のものが存在する。わたしは特に、作家の練習作のようなものを好む。少し形がゆがんでいたり、絵柄が崩れていたり…
昭和13年、世界では今なお名作と語り継がれる「モダン・タイムス」が世に送り出され、日本では大相撲で双葉山が前人未到の5場所連続での全勝優勝を果たしたこの年に、福岡県北九州市は八幡のとあるちいさなまちに和田酒店が開業した。ちいさなまちとはいえ、当時は日本一の石炭産出量を誇った筑豊炭田の炭鉱労働者で溢れ、和田酒店も連日大盛況であった。まちの様々なお店への卸業と角打ち居酒屋を併せ持ったスタイルの和田酒店は、今年で創業78年。今なお当時の雰囲気をそのままに日々営業している。
「いらっしゃいませ、おめでとうございます」
今日も、誰かの結婚式が始まる。幸せの1ページが今日もまた描かれていく。
今まで何組のカップルの結婚式のお手伝いしたかわからないし、どんな人がいたかなんて明確に覚えていない。しかし今日もまた誰かの「想い」を届ける素敵な仕事が始まる。
私がこのアルバイトを始めたのは2年前の秋。友達の誘いでただただ時給に目がくらみ、始めた『ただのアルバイト』だった。だが1日目の出勤からその考えは打ち砕かれる。会場に溢れかえる笑顔、幸せの雰囲気、知…