「そわそわ」と「ソワソワ」。
昨年、大学院のある授業で、中国からの留学生が「川がさらさら〜が理解できない」と言っていた。水が流れる音は「さらさら」とは聞こえない。水は「じゃーじゃー」とか「じゃぶじゃぶ」だと言うのである。
今回のお題が「そわそわ」と聞き、最初に思い出したのがそのことだった。彼女の研究テーマは(たしか)「オノマトペ」。おそらく、風が「そよそよ」吹くというさまも理解しにくかったのかもしれない。他にも、「雪がしんしんと降る」や「子どもがすくすくと育つ」、「(休みの日は)ゴロゴロする」、「コツコツと貯金する」など、日本語は自然や景色、ふるまいなどを観察したようすを観察者…