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大学生は27歳。

「今日はお仕事、おやすみ？」

初めて入ったお店のカウンターに座っていたとき、大将からこう話しかけられた。ああ、またか。そう思いながら、いつもの通り、大学生であること、大学は夏休みであることを伝えた。

「じゃあまだハタチぐらいか。若いんだねえ」

10代の頃と変わらず茶髪にTシャツを着て短パンを履いているが、ご飯を食べに行ったり髪を切りに行ったりするとこういうやり取りをすることが増えた。大抵の場合、この後の会話の行き先を考えてうんざりし、曖昧に笑って会話を終わらせる。ぼく…

待ち合わせ

「渋谷といったらハチ公前」「新宿といったらアルタ前」のように、大抵、どこのまちにも定番の待ち合わせスポットがある。JRや私鉄などたくさんの鉄道が通っているほど、その駅の乗降者数は多くなり、駅構内は広く複雑になる。「改札前」というワードを手がかりにするだけでは、場所を特定しづらく、なかなか待ち合わせ相手を見つけることができない。こうして、まちの至るところに待ち合わせスポットが生まれるのだ。

ラーメン屋さん

ぶらり散歩 高座渋谷編

私は特に用事もないのに、途中下車をしてそのまちを歩いてみるということをときどきする。自分にとって親しみのないまちを歩き、観察するのは新鮮な刺激が多く楽しい。
今回は、高座渋谷駅で途中下車したときの話をしようと思う。

高座渋谷駅の周囲(だいたい駅から徒歩10分圏内)を歩き回った感想は、暮らしやすそうなのどかなまちだなという印象をもった。例えば、駅に隣接しているビルには、スーパーやスーパー銭湯があり、少し歩けばファッションセンターしまむ…

お盆のよるに

「また、来年のしちぐゎちにめんそーりよー」（また来年の７月にいらっしゃい）

こうして今年の沖縄夏の風物詩、「旧盆」が終わった。私は産まれてから21年間、この行事を欠かしたことは一度もない。一般的に「お盆」と言えば「お盆休み」を連想する人も多いのではないか。日頃の疲れを癒したり、バカンスに行ったり、実家に帰省したり、海やプールのレジャーを楽しんだりする人も多いと思う。しかし、沖縄の「お盆」の時期にそのようなことをする人はほとんどいない。沖縄での「お盆」は一年間の行事の中でも最も大切と言っていいほど重要で大事なご先祖様を供養する日となっている。

Tシャツは会話する

9月の初頭、生まれて初めての野外フェスに参加した。川崎の工場地帯を臨む海辺で行わる、BAYCAMP 2016というイベントだ。昼から翌日の朝まで、オールナイトライブが売りのこのフェスに、夏の終わりを感じようと多くの若者が参加していた。

えこだであおう

江古田コンパ編

会計を済ませ、お志ど里の引き戸を開けるとこれから飲みに行く人々で通りが賑やかだった。正面の飲み屋からは笑い声が聞こえた。夜はまだ続く。

・えこだとえごた

ところで江古田は、練馬区にある江古田と中野区にある江古田がある。前者は「えこだ」後者は「えごた」と呼ばれ区別されている。練馬区民のわたしは、えこだと呼ばないといけないわけだが、なかなか言えない。言いにくい。えごたとついつい言ってしまう。（この記事では平仮名でえこだと表記するように心がけている。）