製品開発アップデート:XPhone デザイン設計の歩み

Japan - Nanna
Function X
Published in
5 min readJul 25, 2019

XPhone(コードネーム)は、昨年10月にBali XBlockchain Summitでの登場し、それは非常に大きな一歩でした。世界初のブロックチェーン通話日本語)をかけるために使われ、歴史に新たなページを刻んだと言えます。XPhoneを持つ二人が、管理されたサービスプロバイダを介さずに、互いに会話をしたのです。

当然として、XPhoneは、ブロックチェーン機能を備えたただのスマートフォンを超えるものといえます。Function Xエコシステムの不可欠な部分ともいえますが、f(x)Chainのノードとして動作するのみならず、Blockchain Internetの多様な機能への出入り口として機能します。それの中核として、XPhoneがユーザーのデータプロセスにおいて、ユーザーが制御できるようにしていることであり、これにより今日のスマートフォンに代わる、より安全で親しみやすい選択肢となりえます。

私たちが最初にテストしてから、XPhoneのデザイン設計の上で、どのような機能をもたらしそしてどのように呼ばれるものになるかに至るまで、色々と四苦八苦し、改めてきました。ここでは、過去12か月間におけるXPhoneのデザイン設計のなりたちと、改善してきた点をお話したいと思います。

想像力からなるもの::XPhoneの最初のプロトタイプ

最適な場所で、XPhoneを世界に紹介しました。インドネシアでのXBlockchain Summitに続き、昨年11月にニューヨークで開催されたConsensus Invest、そして1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)にも、最初のXPhoneプロトタイプが展示されました。

XPhoneは、それらのどこでもブロックチェーン愛好家と懐疑的な人たちの想像力を捉えており、それはブロックチェーン技術の数少ない具体的な使用例の1つであることが関係しているのかもしれません。最高責任者(CEO)であるZac CheahがConsensus Investでのスピーチの際に、XPhone上で分散型アプリケーションを介してタクシーを予約したときも、同様の反響がありました。ユーザーとサービスポリシーは直接対話といえます — いままでの遠くない過去であったようにです。

オリジナルのプロトタイプのデザイン設計について、その直線的なエッジに関して、多くの同じフィードバックを得ました。それにより総じて扱いし辛くなるという話でした。そこで今後の設計において、XPhoneをもっと丸くして、ポケットに入れても簡単に滑らして出し入れできるようにし、この問題を解決することにしました。

X-On, X-Off:シームレスな移行

XPhoneのプロトタイプに対する次のメジャーアップデートは、先の2月にバルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)でした。ここで紹介された注目の新機能はXボタンというもので、これはユーザーが従来のAndroidであるトラディショナルモードとFunction Xのブロックチェーンモードをシームレスに切り替えれるようにしたものです。

Pundi XのVP兼コミュニケーション責任者であるPeko Wanは、次のように述べています。「ブロックチェーンモードとトラディショナルモードの切り替えがスムーズであることに多くの人が驚いていた。」

さらに、私たちはMWC 2019でXPhoneの最低スペックに関するより詳しい情報を発表しました。現行のXPhoneプロトタイプは5.65インチのディスプレイ、12メガピクセルのフロントカメラと48メガピクセルのリアカメラ、Qualcomm Snapdragon 660 CPU、6 GBのRAMと128 GBのROM、3,500 mAhのバッテリー、および指紋センサーとなっています。

XPhoneクラフトマンシップ:この先について

プレオーダー予約が間もなく始まりますが、現在これらのイベントやオンラインで得た有益なフィードバックに基づいて、XPhoneの内部および外部デザインにいくつかの変更を加えています。Zac Cheahは最近、XPhoneが発売時に新しい製品名になることを考え、その1つの変更点を話しています。

それに加えて、新しいXPhoneのデザインは、近いうちに発表される予定です。 現時点ではまだ明らかにすることはできませんが、より洗練されたユーザーフレンドリーを目指しています。

ボトムラインの今はクラフトマンシップといえます。それは世界で最初のブロックチェーン電話というわけですから、それが最初からユーザーにとって、可能な限り最高のものであるべきだと思っています。それは、いつでもどこでもですが。

Originally published at https://medium.com.

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