単純には、ソフィストは「知識を持っている人」であり、フィロソファーは「知識/知恵を愛する人」であり「哲学者」でもあります。
両者はまったく異なります。ソクラテスはフィロソファーでしたし、「なぜなぜ病」が出ている子供もまたフィロソファーでしょう。ところが、多くの人はいつのまにかソフィストに、あるいはよくてソフィストに落ち着いてしまうように思います。
当人についての話ではありません。啓発/啓蒙の側に回っている人への、一種の苦言です。
まず、「やることと場所の結びつけ」とか、「なにをすればいいか見えるようにする」というような啓発/啓蒙は、当人にとっても周囲にとっても有益だと思います。
対して、私の狭い経験の中でですが、上記の啓発/啓蒙をする場合にもくっついてくる解説があります。というのは、「過去のいわゆる偉人も自閉症スペクトラムに当てはまる」という解説です。精神医学のある分野 (分科会)…
日本ではさほど大きな勢力にはなっていないと思うが、米国では科学を信用しないという人は大きな勢力のようだ。クリエイショニスト、創造科学、インテリジェント・デザイン。重なる部分もあるだろうが、おおまかにはそういう勢力だ。
数年前、2010年ごろだろうか、米国での小学校や中学校に相当する学校では、進化論だけでなく創造論も教えるべきだとの訴訟が起こされた。たしか棄却されたのだと思うが、それくらいの行動をする勢力がある。
トランプ大統領の当初の言動に対して、いわゆる一般の人、つまりは専業的に科学に携わっていない人からも反対する言明が挙げられているようだ。
さて、科学に興味を持っているかどうかも正規分布に従うとしよう。そうするとμ±σ+(-σ)以下を計算すると、68.2 + (100–68.2)/2 = 68.2 + 31.8/2 = 68.2 + 15.9 = 84.1 %となる。つまり84.1%程度 は、そもそも的に科学に興味など持っていないだろう。
