Loom PlasmaChain & Loom Walletが Binance Chainと相互運用可能に!
BinanceにERC20–BEP2間の架け橋とスマートコントラクトの機能をもたらします 🖇️
本記事は、Loom PlasmaChain & Loom Wallet Are Now Interoperable with Binance Chain — Bringing an ERC20–BEP2 Bridge and Smart Contract Functionality to Binance 🖇️(👽 Dilanka | Loom Network)の翻訳です。万一誤訳などありましたらPrivate Note機能でお知らせ下さい。
最近、我々はLoom Walletをローンチした — これはPlasmaChainのアセットを簡単に管理できるクールなインターフェースである。
…そしてdapp開発者の暮らしをよりイージーなものにできるよう我々は取り組んでいるので — 今日はあなたにより良いニュースをお届けしよう😉
あなたがパーティーに出遅れてしまっているかもしれないのでご紹介すると…
PlasmaChainはユニバーサルなレイヤー2のハブである。これはLoomのDPoSサイドチェーンをEthereumメインネットやCosmos、EOS、TRONといったその他の主要ブロックチェーンへと橋渡しするものである。
言い換えると — あなたはマルチチェーンネットワークになりつつあるPlasmaChainの初期段階を目の当たりにしているのだ。
全てのブロックチェーンがピーナッツバターだとしたら、PlasmaChainはジャムである — つまり組み合わせると最高なのだ。
よく読んでほしい…
PlasmaChainは、安価で高速なトランザクションをかなり速い承認時間で 可能にするだけではない…
これは本物のブロックチェーン・インターオペラビリティを用いて、最初から可能な限り多くのユーザーがあなたのdappにアクセスできるようにしてくれる。
…そして今日はあなたにとってラッキーな日だ。
なぜなら — もっといいニュースがあるからだ😉
その話を始める前に、こちらから見ていこう…
Binance Chain略史
我々は既にEthereumおよびTRONと統合しているので — (… さらにCosmos HubとEOSの統合ももうすぐ登場!) — 今Binance Chainに我々のブロックチェーンを追加するのはパーフェクトなタイミングである。
Binanceの素晴らしい皆さんの取り組みについてあなたが最新情報をお見逃しであった時のために、まずこれからご紹介する情報を読んで追いついてほしい。
少し前(2019年4月) — BinanceはBinance Chainと呼ばれる 自己所有ブロックチェーンをローンチし、そのサービス全てを新たな台帳へと移行した — さらにEthereumメインネットからBinance Chainへのクロスブロックチェーン・トークンスワップも連動している。
“…Binance Chainがパブリックブロックチェーンとして主にフォーカスしているのは、ブロックチェーンアセットの移転とトレード、また将来的なブロックチェーンのアセットフローに対して新たな可能性を提供することである。
Binance Chainは、パフォーマンス、使いやすさ、そして流動性に注力していく。Binance Coin(BNB)は独自のブロックチェーンメインネット上に存在できるようアップグレードされ、ネイティブコインとなる…”
現在あなたはすでに Binance Coin (BNB)をよくご存知であろう— これはEthreumネットワーク上のERC20トークン ̶で̶あ̶る̶だったもので、Binanceユーザーによってトレーディング手数料やその他の支払いに使われていた。
Binance Chainのローンチ後、彼らの取引プラットフォームbinance.comを通して、ERC20のBNBはネイティブなBEP2のBNBトークンへとメインネットワーク上で変換されている。これは最初のトークンスワップを行うのに便利な方法なのだ。
ERC20のBNBトークンをbinance.com上でお持ちの場合は、トークンスワップが自動的に行われるのであなたは何もする必要はない。
しかし外部ウォレットにERC20のBNBトークンをお持ちであれば、それらをbinance.comのウォレットへとデポジットして、BEP2のBNBを出金する必要がある。
これは我々にBEP2¹ 基準をもたらしてくれる😉
BEP2基準とは、Binance Chainのエコシステムにおけるトークン管理のルールセットを説明したものである。
そこであなたはこういう疑問を持つだろう…
それで?LoomがBinance Chainと相互運用可能になることにどういう意味があるの?🤔
良い質問だ。
まずは以下で状況をご説明しよう…
我々はある1つのシンプルな理由のために、TRONやCosmos、EOSといった主要ブロックチェーンとの統合を行なっている — つまりdapp開発者はブロックチェーンを選択するのではなく、最初からLoom上でdappを構築するだけで、最大級のエコシステム上の全ユーザーへとアクセスすることができるようになるということだ。
なぜなら、すでにご存知のように — 我々の最大そして壮大な目標とは、規模に合わせたdappsを開発者が最小限の努力で簡単に構築およびデプロイできるようにするということである(であった)。²
そういうわけで — 我々の相互運用可能なブロックチェーンへとBinance Chainを加えることは当然なのだ。
加えて、dapp開発者がERC20とBEP2の基準の選択で悩む必要はなくなった — なぜなら現在トークンは両方の基準のものになれるからだ。
我々がLoom上に構築している機能で、開発者は両ネットワーク上に存在するクロスチェーントークンを簡単に作ることができるようになる。
これはつまり、ユーザーはBEP2トークンをPlasmaChainへと送って、Ethereumメインネットなどへと引き出しが可能なERC20トークンへと変換することができるようになるということだ。
そのためトークンをUniswap³上で使いたいというEthereumユーザーがdappにいたとしたら、彼らはBinance Chain上でBEP2トークンを持つメリットを享受しながらそれも行うことができるようになる。
ちゃちゃっと簡単に! 🙃
さて… パートナーよ、興奮を抑えてほしい — まだこの記事は終わっていないのだから。
この統合について、私の好きな部分をご紹介しよう…
それは…
Binance Chainにはスマートコントラクトを処理する能力がわざと持たされていない — しかしLoomはそれを持っている 😉
そのため — Binance Chainはスマートコントラクトの互換性がないにも関わらず、BEP2トークンを使っているdappはどんなものであっても、トークンをLoomに動かしてあらゆるスマートコントラクトのオタクなメソッドを行うことができるのだ。
ビットコインを発明したナカモト氏を覚えているだろうか?最高にクールでダンディだった…
…ブテリン氏がプログラム可能なスマートコントラクトでEthereumを発明するまでは。
Ethereumの登場まで、ビットコインはスマートコントラクト機能を持っていなかった。
言い換えると…
Binance Chainがビットコインなら、LoomはEthereumだ 😉
ふぅ — こんなに長く私の話にお付き合いいただいたことに感謝したい。
早速実践しよう!この統合によって、どんなユーザー向けdappsの構築が可能になるの?
これまでで技術的なことの全てがわかったが、LoomとBinanceの統合で何が可能になるか、あなたは疑問に思っているだろう。
これによって、実際どんな種類のdappsが構築可能になるのか?
それは文字どおり、あなたの想像力次第である。しかし始めるにあたりヒントが必要なら…
こちらにいくつかアイディアをご紹介する:
- 分散型フリーランサーウェブサイト BNBトークンを使用するが、依頼の全てはLoom上で行われる。
- マルチトークン担保のステーブルコイン BNBやETHなどの様々なアセットを利用する。
- ハイペースなゲーム ゲーム内通貨としてBNBを使用するが、そのゲームロジックは完全にLoom上で動いている。
- ソーシャルネットワーク BNBの通貨を用いて、ユーザーのアクションはLoom上で検証される。
- 分散型トークンスワップサービス ユーザーはERC20アセットをBinance ChainのBEP2に交換することができる。
多くの可能性がある…
ちょっとしたクリエイティブな考えだけで、ブロックチェーンの世界に次のキラーアプリをもたらすことができるのだ。
ではおさらいしていこう…
一目でわかる LoomがBinanceと統合するメリット:
- トークン作成者は、簡単にERC20とBEP2トークンの両方を作成し、Loom PlasmaChainを通してそれらを双方向にスワップすることができる。
- Binance Chainはいかなるスマートコントラクトの互換性も持っていないが、開発者はLoom上でスマートコントラクトの機能を使用することができるようになる。
- Dappユーザーは、PlasmaChainを介してBinance Chainに入出金をすることができるようになる。
- Loom上にローンチされたdappは、Binance Chainのユーザーがネイティブのウォレットを使ってアクセスすることができ、また全てのBEP2アセットとも互換性を持つようになる。
- dappとそのユーザーは、BNBをBinance DEXに双方向に移転することができるようになる。(*他のBEP2トークンについてはもうすぐ対応)
お話ししたように — この全ての核心とは、開発者に全ての主要ブロックチェーンプラットフォームへのアクセスを与え、彼らの暮らしをよりイージーなものにすることだ。そうすると彼らは1つのチェーンを選択したり、dappをある1つのチェーンに閉じ込めてしまったりということを予測に基づいて行う必要がなくなる。
Loom上でdappを構築することで、全主要チェーンの全ユーザーへのアクセス、およびERC20とBEP2両方へのアクセスが可能になる — つまりあなたの時間のほとんどをdappの構築そのものに費やすことができるのだ。
結局は — それがかなり重要だ。
Loom Networkは、イーサリアムのハイスケーラブルなDPoSサイドチェーン構築のためのプラットフォームで、大規模ゲームやソーシャルアプリにフォーカスしています。さらなる情報は こちらから.
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Thanks to James Martin Duffy.