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芸術祭の記録
北アルプス国際芸術祭について
アーティスト
芸術祭の旅
Sosei Sato
参加作家
八坂 × ニコライ・ポリスキー 「バンブーウェーブ」
八坂 × ニコライ・ポリスキー 「バンブーウェーブ」
ニコライ・ポリスキーは、個人的に、この北アルプス国際芸術祭を企画、準備、運営してきて、最も感謝している作家のひとりだ。彼の事を川俣さんに紹介してもらって、北アルプス国際芸術祭の参加依頼から、構想、準備、制作に至るまでのコーディネートを担当し、多くの事を学ばせてもらった。彼はロシア…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
中山高原 × 青島左門 「花咲く星に」
中山高原 × 青島左門 「花咲く星に」
今回、作品「花咲く星に」のチラシを作るとき、こんな作品説明を書いた。『中山高原の夜空に浮かんだ本物の花が、星のような光をはなつ幻想的な作品。満天の星空に、圧倒的なスケール感で作品世界が広がる。悠久の銀河を旅して、空から舞い降りた星の精霊が 地上の花に命を灯す。歓喜して踊る星々と
Sato Sosei
Sep 19, 2017
木崎湖 × アルフレド&イザベル・アキリザン 「ウォーターフィールド(存在と不在)」
木崎湖 × アルフレド&イザベル・アキリザン 「ウォーターフィールド(存在と不在)」
アキリザン夫妻の作品「ウォーターフィールド(存在と不在)」は、制作時にネット上から、ごみを湖に浮かべるなんてどういう事なのか、という議論が生まれた作品だ。僕はそのころ、アキリザンの制作サポートと同時に、2018年稼働予定の北アルプスエコパーク(ごみ焼却施設)の横で、川俣正の「源汲…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
北アルプス × 目 「信濃大町実景舎」
北アルプス × 目 「信濃大町実景舎」
「目」はクリエイティビティの分業制を行う事で、創る者と観る者のバランスを独特に成立させている稀有な作家だと思う。制作担当の増井は目を結成する前、南川と二人でwahというアートユニットとして活動し、作品の企画段階を含めて不特定多数の参加者と共有する作品制作の現場を取り仕切ってい…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
鷹狩山の原生林(針広交配林) × リー・クーチェ 「風のはじまり」
鷹狩山の原生林(針広交配林) × リー・クーチェ 「風のはじまり」
日本の木材は古くから建築用材や燃料として多くのエネルギー需要と共に活用されており、日本はいくつもの森林破壊と保全のフェーズを通過してきた。近年で言えば、戦後の植林ブームで多くの天然林が伐採され、代わりに杉やヒノキなどの針葉樹林が植林された。将来を見込んで植林された針葉樹林は、その…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
信濃講堂 × 杉原信幸 「アルプスの湖舟」
信濃講堂 × 杉原信幸 「アルプスの湖舟」
杉原信幸は、2009年より木崎湖畔で毎年開催している「原始感覚美術祭」の発起人兼アートディレクターとして、この地で創作活動を行っている地元作家だ。僕自身、2012年に北アルプス山麓に越してきて、猿を追いかけながら2013年の原始感覚美術祭ではコーディネーターとして美術祭に関わり、…
Sato Sosei
Sep 25, 2017
水源 × 新津保建秀+池上高志 「不可視な都市:ロング・グッドバイ」
水源 × 新津保建秀+池上高志 「不可視な都市:ロング・グッドバイ」
大町温泉郷の、忘れられた地下室に現れた、雪のように見える塩の部屋。そこに断片的な映像が投影されている。この作品「不可視な都市:ロング・グッドバイ」は、多くの地元の人に、「あれはなんだだ?」と言われて困った作品でもある。僕は作家と面識が無いので、個人的な想像だけれど、雪で閉じこもり…
Sato Sosei
Sep 25, 2017
木崎湖 × 五十嵐靖晃 「雲結い」
木崎湖 × 五十嵐靖晃 「雲結い」
作品「雲結い」は、木崎湖畔の桟橋のドンつきに、すっとまっすぐ天に向かって現れた組紐だ。地域の人たちと一緒に、白と水色と青の三色がグラデーションの様に青空と湖面に呼応している、美しい作品だった。
Sato Sosei
Sep 25, 2017
大町温泉郷 × 大岩オスカール 「夢の部屋」
大町温泉郷 × 大岩オスカール 「夢の部屋」
作品「夢の部屋」は、大町温泉郷に現れた、重力がある身体感覚を視覚からおかしくさせるような不思議な部屋だ。窓には、外界の鏡像がカメラオブスキューラを通して映し出され、室内のインテリアは上下反転していて、ちょっと前に誰かが居たような様子で時が止まっている。
Sato Sosei
Sep 25, 2017
ホタルの里 × 平田五郎 「水面の風景ー水の中の光~山間のモノリス」
ホタルの里 × 平田五郎 「水面の風景ー水の中の光~山間のモノリス」
作品「水面の風景ー水の中の光~山間のモノリス」…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
山 × 大平ゆかり 「山の唄」
山 × 大平ゆかり 「山の唄」
大平由香理が2016年にあさひAIRに滞在した時に感じた事。…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
森林劇場 × マーリア・ヴィルッカラ 「ACT」
森林劇場 × マーリア・ヴィルッカラ 「ACT」
森林劇場に現れた作品「ACT]は、幻想的な絵本の中に居るような体験へ鑑賞者を連れていく作品だった。大町温泉郷の中心に位置する森の中の野外劇場の舞台に上がると、譜面台に蝶の図鑑があるピアノの演奏が流れ出し、タライに落ちる水滴がリズムを打ち始める。窓の中には魚が泳ぎ、舞台の中心にある…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
北アルプスエコパーク × 川俣正 「源汲・林間テラス」
北アルプスエコパーク × 川俣正 「源汲・林間テラス」
鹿島川の再上流に、源を汲むと書いて「源汲ーげんゆ」という集落がある。脈々と地下水の流れるその集落に、広域廃棄物焼却施設「北アルプスエコパーク」が建設されることになった。豊富な地下水が流れる地の上にたつ、1600度を超える焼却プラント。川俣は今回、2018年に稼働に向けて=工事中=…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
国営アルプスあずみの公園 × 気流部 「Sky of the Children in Omachi 2017」
国営アルプスあずみの公園 × 気流部 「Sky of the Children in Omachi 2017」
作品「Sky of the Children in Omachi…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
空き家 × Caitlind R.C. BROWN&Wayne GARRETT 「ヴェールの向こうに」
空き家 × Caitlind R.C. BROWN&Wayne GARRETT 「ヴェールの向こうに」
作品「ヴェールの向こうに」は、木崎湖畔にある窓から見える室内に蔦がはい、建物の南側が50センチ以上地盤沈下した元お土産物屋を含めた4件の廃屋を舞台にしている。初めての日本を訪れたケイトリンとウェインが、木崎湖の美しい風景と廃屋に興味を持ち、その取り残された儚い美しさに共鳴して制作…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
霊松寺 × 高橋貞夫 「伽藍への廻廊」
霊松寺 × 高橋貞夫 「伽藍への廻廊」
霊松寺という歴史ある寺院に展開された本作「伽藍への廻廊」は、72歳になる高橋が、数十年に渡って毎年日展に出品し続けてきた木彫、彫彩作品が集結した、回顧展とも言える作品だ。磨かれすぎて黒光りする本堂の廊下を通り過ぎると、炎の揺れる薄暗がりに高橋の作品群が並んでいた。庫裏の突き当りま…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
鷹狩山 × 布施知子 「無限折りによる枯山水 鷹狩」
鷹狩山 × 布施知子 「無限折りによる枯山水 鷹狩」
鷹狩山山頂の元カレー屋だった建物に、布施知子の作品「無限折りによる枯山水…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
押しの田の集落 × フェリーチェ・ヴァリーニ 「集落のための楕円」
押しの田の集落 × フェリーチェ・ヴァリーニ 「集落のための楕円」
ヴィリーニの作品は、鑑賞者を異次元へと誘うゲートの様な効果がある。それはあるひとつの視点でのみ合致する世界を現出させることによって、その視点にたどり着いた「今ここ」の瞬間を意識して引き起こされる、身体感覚から来ているのだと思う。今回、八坂の押しの田という3世帯が住む集落に現れたこ…
Sato Sosei
Sep 19, 2017
宮の森自然園 × 遠藤利克 「Triebー雨為る森ー」
宮の森自然園 × 遠藤利克 「Triebー雨為る森ー」
作品の舞台となった宮の森自然園は、木漏れ日の中、小川の流れる木道を川のせせらぎを聞きながら歩くことができる気持ちの良い場所だ。しかし、作品「Triebー雨為る森ー」は、ある意味で「北アルプスの豊かな水」という観光的なイメージとは真逆の作品に思える。それは、遠藤が扱う水のイメージが…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
仏崎山観音寺 × ジェームズ・タップスコット 「Arc ZERO」
仏崎山観音寺 × ジェームズ・タップスコット 「Arc ZERO」
作品「Arc ZERO」…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
大町 × パトリック・トゥットフォッコ 「龍(たつ)」
大町 × パトリック・トゥットフォッコ 「龍(たつ)」
大町ダムの上に現れた作品「龍(たつ)」は、大町市内に住む辰年生まれの男の子の目をモデルにしている。夏の夕暮れ、暗くなっていく頃に光りだす作品「龍(たつ)」…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
日本海 × 栗田宏一 「土の道・いのちの道」
日本海 × 栗田宏一 「土の道・いのちの道」
栗田宏一は、1990年代後半より『世界の多様性』をテーマに、足もとの土のあり のままの美しさ、尊さをアートによって伝えていく活動を行うアーティストだ。複雑 で多様な世界を一瞬で感じることのできる体験、作品を見た人の心の…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
高瀬渓谷の入り口(心笑館) × 岡村桂三郎 「龍の棲家」
高瀬渓谷の入り口(心笑館) × 岡村桂三郎 「龍の棲家」
「龍の棲家」に入った時、本当に龍の棲家になっている洞窟に迷い込んでしまった様な気配にただ圧倒された。 そして、神話や伝説に残る龍の、得体のしれなさを改めて考えさせられた。
Sato Sosei
Sep 18, 2017
エネルギー博物館 × 淺井裕介 「土の泉」
エネルギー博物館 × 淺井裕介 「土の泉」
どこかで淺井裕介が、「僕は大きな一枚の絵の欠片を描いている」と言っていたという噂を聞いて、ずいぶん得心したのを覚えている。淺井の絵の支持体や素材を考えると、彼の絵に対する愛情の経緯が伝わってくる。僕の記憶が正しければ、淺井君がマスキングテープを使い始めたのは、家の外に出て、目につ…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
九日町 × コタケマン 「セルフ屋敷2」
九日町 × コタケマン 「セルフ屋敷2」
コタケマンについて、語る言葉をまだ持っていない。コタケマンに子供が産まれた、まる。そこから生まれた「セルフ屋敷2」 コタケマンが北アルプス国際芸術祭に参加してくれて良かった。v
Sato Sosei
Sep 18, 2017
蔵 × 湊茉莉 「みすずかるしなの」
蔵 × 湊茉莉 「みすずかるしなの」
湊茉莉の作品「みすずかるしなの」は、大町市街地の水路を残す蔵に描かれた、絵画インスタレーション作品だ。天からの水脈が建物の中を通り過ぎていく様子を現したかのような繊細な作品だった。水に見立てられた「筆跡」が、生活空間であった家の中を通り過ぎる様子は、水と大町で暮らす人々の親和性を…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
黒部ダム(市街地空き家) × 栗林隆 「第一黒部ダム」
黒部ダム(市街地空き家) × 栗林隆 「第一黒部ダム」
土で造られた黒部ダムが、大町商店街に現れた。大町市は1963年に竣工した黒部ダムの建設基地にあたる。黒部ダムは日本一大きなアーチ形コンクリートダムとして、延べ人数1000万人を超える人手によって7年の歳月をかけて完成した日本最大の土木建造物で、当時の金額で500億円を超える総工費…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
大町名店街 × ジミー・リャオ 「私は大町で一冊の本に出逢った」
大町名店街 × ジミー・リャオ 「私は大町で一冊の本に出逢った」
大町町中図書館とは、家で読まなくなった本を収集し、他の誰かへと繋いでいくブックシェアの活動で、商店街の至る所に無期限貸し出しの本棚が設置されている。大町に訪れたジミーはその活動に感銘を受けて、大町名店街の共同作業所がんばりやさんを小さな拠点として、その活動を活性化するプロジェクト…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
床下に水が流れる古民家 × 高橋治希 「北アルプス 高瀬川庭園」
床下に水が流れる古民家 × 高橋治希 「北アルプス 高瀬川庭園」
九谷焼で造られた草花が、水路の上に建つ古民家の中で繊細かつ自由に展開されたインスタレーション作品。この地域は古くから高い治水・利水技術を持っており、市街地には無数の水路(現在は地下に埋められている水系も多いが)が張り巡らされている。昔は岩魚が泳いでおり、飲料水としても活用され…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
帚木(伝説の木) × ニキータ・アレクセーレフ 「ちかく・とおく・ちかく」
帚木(伝説の木) × ニキータ・アレクセーレフ 「ちかく・とおく・ちかく」
ニキータは、1960年代から日本に傾倒したロシアの老紳士である。今回初めて日本に訪れた彼に出会った時、その穏やかな物腰と裏腹な鋭い眼光が特徴的だった。大町を案内しながら、「帚木(ははきぎ)」の話を聞く。信濃(長野県)と美濃(岐阜県)の境界に位置する神坂峠に存在した、…
Sato Sosei
Sep 18, 2017
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