「母の赤ペン」

毎夜毎夜、書く題材に悩む。
書く題材に悩むくらいだったら、さっさとブログを休止・閉鎖しちまえばいい。他ならぬ私もそう考えていたもんだ。
きょうも午前3時の頭蓋は空っぽで、何も浮かんでこない。
書く力など最初からないのに追い立てられるようにして無理やり書いてきた。いや書かされてきた。
思い返せばずっとそうだった。

「別れや終わりと名付けるのが怖くて」

3月の卒業を控えた周囲の友人たちは海外旅行を楽しんでいる。「こんな長期間旅行できるのは今しかない」という焦りがそうさせるのかもしれない。

僕はといえば、旅行らしき旅行を一切しないまま4月を迎えそうだ。このままいくと卒業旅行なしで卒業することになる。1・2月はバイトに殆どの時間が消え、その金貨の多くは新生活に必要なモノへと消えていく。

「お酒は高い順から飲めと誰かに教わった」

名前すらもう覚えていない、もしかしたら僕の妄想上にしか存在しない可能性すらある「ある先輩」が、「酒っちゅうのはな、高いモンから順番に飲んでいくんや」と教えてくださった。

22歳。強い酒にくじかれ、弱き酒に助けられる22歳。飲み始めた頃は今より、もう少したくさん飲めたような気がするがそれも記憶の美化かもしれない。酒の味の記憶ほど不確かな記憶はなにせないのだから。

「平成の次の年号を（不真面目に）予想してみる」

2019年4月に平成の御代は終わりを迎える。
「平らに成る」その言葉通りに進んだ30余年だったとも云えるかもしれない。捉えようによっては。

「眠り浅き星々よ」

目が覚めると日付を越えたあたりだった。窓の外の共用廊下の電気が消えて、携帯の充電は満タンになっていた。

「今夜、僕は君を寝かせる」

残念なことに。
自分の才能に正しく気付ける人の数は少ない。
そしてその正しく知った才能を適切な方法で発揮させられる人の数はごく僅かだ。

ぼくも自分の才能がなんなのか、あったとしてそれをどういう風に活かせばいいのかよく分からずにいた。
2017年8月までは。

「忘却三噺」

映画『RAW 少女のめざめ』を巡って

「忘却」について書こう。

3つの「忘却」をそのために用意してきた。以下は「忘却」についてのお話である。

ぼーきゃく❶

昨夕（ま、そう云ってみたところで、「メールマガジン的」すなわち当日中にこの稿を読んでる人は割合からいっておおよそ6割程度だからいつなのかという点に関してはここでは、さして重要なわけではないのだが）公開した稿は本稿執筆現時点で地球上でわたし…

「はじめ方のわからない方へ」

「1行目を作るもの」何かなんて書いてる本人にすら予測できないもんだ。

「健康診断ゴーアラウンド」

健康診断を受けに来ている。検診代が思っていたよりも数千円安かったことに朝から安堵しているところだ。おかげで絶食後のちょいとリッチなランチをしに行くことができる。善哉。近くにデニーズがあるみたいだし饂飩屋が駅から歩いて来る途中だけで数軒発見して来たし楽しみだ。飲み喰らい、映画を観ること、この2つに楽しみが集約された日々。

（採血中）

そういえば今しがた「絶食」なぞという大仰しいことをつい書き走ってしまったが、実際のところ12時間絶食の掟をこっそり昨晩破ってしまっている。夕食が前日の18時ごろと早すぎたこ…

「執筆スランプの2月最終週」

2月が終わろうかという5日間、1文字もぼくは書けずにいた。
どれだけ忙しくても、どれだけ暇であったにせよ、5日間も書けなかったのは、ブログを始めて以来、初めてのことだった。

これを書いている今、もう3月に入っている。

何も書けなかったその間、一体何をしていたのだろうと思って、予定表を見返してみると、絶え間なく飲んでいたようだった。5日間で12軒をはしごしたことになる。