【メルカリBOLDインターン】テキサス州ヒューストン滞在記 Day2
本記事は、株式会社メルカリのインターンシップ「BOLD」でアメリカ合衆国テキサス州へ派遣された1週間を振り返るものです。
1週間現地に滞在しながら現地の暮らしを知り、アプリユーザーへのインタビューや現地のITマーケットの調査を通して、メルカリ社が世界で勝つためのアイデアを考えてきました。
実際に考えまとめたアイデアをこちらに書くのは控えます。滞在先での生活・文化がどのようなものかを伝えるとともに、今後も続くであろうBOLDインターンの後輩のみなさんに何か有意義な情報となればと思い、キーボードを叩きます。
活動スタート
Tinderの面白さを知った昨晩。
「もうTinderだけでユーザーヒアリングできるんじゃね?」と半ば本気で思いつつも、さすがにそれではお金をいただいてアメリカにまで来ている身としていただけないため、Tinderは夜の楽しみとして置いておくこととしました。
昨日の晩御飯で持ち帰ったトルティーヤを食べ、街へ。
今日はヒューストンの中心街へ行きます。そこで人々の休日の暮らしぶりを垣間見ながら、ライス大学を訪問し学生に突撃インタビューの予定です。
しかし、私たちは街に出て出鼻をくじかれることとなりました。
ヒューストン。あまりにも静寂な街
人がいない。
道端やガレージに駐車されている車はあれど、どこを歩いても人間の姿が見当たらないのです。
いたのはホームレスのおじさんと、ランニングをしているお兄さんくらい。
静かすぎる街並みは、街の中心部に行っても変わらずでした。
そこで出会えたのは、工事をしているおっちゃんとやはりホームレスの方だけ。
中心部に行くと、車は走っていました。が、街を歩いている人が本当にいない!
とりあえずスタバに入ってみました。
30席近くある店内に、お客さんは僕らを含めて6名。日曜日の昼前です。
「休日でこれ?」と驚き、同時になんだか怖くなったのを覚えています。
「人が消えた街、ヒューストン」というタイトルでブログを書こうかと考えました。
というのも、事前に調べていた情報ではヒューストンがテキサス州の中で人口が一番多い街らしく、
「こんなに人がいないはずがない」と思ったのです。
今日は休日なので、この調子だとライス大学にも人はいないだろうと考え、
人がいそうなところ :ショッピングモール に足を向けることにしました。
どこもかしこも閑散な
Google mapをたよりにショッピングモールへ向かいながら、ヒューストンの人口規模を再検索していました。
東京の人口密度と比較すると、
- テキサス州の人口密度 → 東京の200分の1
なるほど、納得です。
これだけ出会う人が少ないのも、東京で人とすれ違う200分の1だと思えばうなずけます。
しかし、 - ヒューストンの人口密度 → 東京の4分の1
???
信じられませんでした。というか帰国した今でも信じられません。
これだけ人がいないのは休日だからでしょうか。
休日だからみんな家に引きこもっているのでしょうか。
そんなことをあれこれ考えつつ、到着したショッピングモールでもやはり人はいませんでした。店員さんだけ。
休日のお昼どきに客足ゼロで、経営が成り立つのか疑問でなりませんでした。
調べると、ヒューストンは生活しやすい街とのこと。所得税がなかったり、土地がやすかったり、ホームレスへのセーフティネットもしっかり敷かれていたり。
ヒューストンは資源が豊かな地とのことでお金もあるのか、住民への社会保障が手厚いそうです。
その延長で、経営もしやすいシステムがあるのでしょうか。だからこんな客薄でも潰れないのでしょうか。
未だ謎は解けていませんが、とにかく客がいない。人がいない。
それがヒューストン中心部の日曜日でした。
頼りはTinder
結局街中では誰にもインタビューできず(というかショックすぎてそういうモチベーションが消え失せ)、
夕方には家に帰りTinderを起動し、この人がいない街の謎を解明することに勤しみました。
プロフィールには「日本からきました。アメリカのIT市場と、ヒューストンのことを勉強しにきました」と記し、はじめからヒアリング態勢。
Tinderのブースト機能を使うと昨日以上にマッチが続き80人超の方から話を聞く機会を得ました。
特別話が盛り上がった方数名から詳しく聞いた話をまとめると、
- ヒューストンでは遊ぶところがない
- 休日は家でNetflix見るか、ゲームするか、プチ旅行に行くか
- Garelliaというところが一番大きいモールだからそこにも行く
- だけど基本は家にいる。ゆっくりしたり、たまに友達とパーティ
とのこと。
思った以上にスローライフだなぁというのが正直な感想です。
アメリカ人はもっとパリピかと思ってた(きっと土地柄もあるのでしょう)
明日はヒューストン大学に行きます。
平日だしきっと人はいるはずだと信じ、調査1日目終了です。