この時期の恵比寿ガーデンプレイスに心がときめく。大きなクリスマスツリーに続く1本1本が丁寧にライトアップされている並木道、そして最後にガラス張りのオブジェに囲まれて飾られている繊細ながら輝かしいシャンデリア。見ているだけで外の寒さも忘れ、温かい気持ちでいっぱいになる。恵比寿はクリスマスの煌めきをぎゅ…
学生のころ、友人のYが恵比寿に住んでいたので、よく遊びに行った。「常連」は四、五名だっただろうか。同居していたYのお兄さんは、騒々しいぼくたちには嫌な顔ひとつせずに、いつも大らかに迎えてくれた。ボードゲームに興じ…
2016年、留学生としてタイから来て、日本はもうすぐ4年目。来年は卒業予定だ。これからどうするか、どこに行くのかをしみじみと考え始めた。まだ8,9ヶ月あるが、長くも短くもない。気づいた時にはまた新しいチャプターが始まっていそうだ。
私の大親友へ
お元気ですか。だいぶ寒くなってきたけど、体調はどうかな。
最近、大学の調査で恵比寿にいくことが増えました。筆者は大学生の身分であり、なけなしの財布からそこそこの電車賃を叩いて恵比寿までいくので、コスパ稼ぎになんか食べていこうと、ついでに飲食店にいくことがあります。
母の誕生日ということで、とあるお寿司屋さんに父と母、そして私の3人で訪れた。予約したのは、約4年前。父と母は以前にも来たことのあるお店だったが、私は今回が初めてだった。ハタチになった記念に私も連れて来てもらった。
「はぁー、やっぱりヱビスはうまい!」
やつはそう言って、ジョッキを置く。さっき運ばれてきたばかりなのに、一気に3分の2も飲んでいた。白い泡が螺旋状にグラスに巻きついている。
私は間取り図を見るのが大好きだ。引っ越しの家で多いで育ち、数々の家(物件)を転々としてきたことが影響している。いつしかネットで物件情報を漁るようになり、それを眺めながら「この家に引っ越したらどんな生活ができるだろう」と妄想するのが趣味になった。それから1日10軒ほど物件情報を眺めるのが日課になっている。
ちなみに、個人的に個人的なおすすめ地域は台東区。新築タワマンから築50年の極小一軒家まで、多種多様な物件が並んでいる、いうならば「物件のサラダボウル」だ。毎日見応えのある間取り図がネット上に追加されているので、ぜひ探してみてほしい。
小学生のとき、演技の稽古のために週に2回原宿に通っていた。当時は横浜市の鶴見に住んでいたため、鶴見駅から京浜東北線で品川まで行き、山手線に乗り換えて原宿に着くという経路だった。頻繁に同じ区間を乗車していたから、駅名も順番も完璧に覚えていた。恵比寿はそのうちのひとつである。目黒の次で…